首里(しゅり、沖縄方言:スイ)は沖縄県那覇市の一地域。那覇市の北東部を占める。かつて首里市(市制施行前は首里区)だった地区である。また、さらに以前は琉球王国の王都として栄えた。本項では首里市、同市の市制前の名称である首里区(しゅりく)についても述べる。隆起石灰岩を基礎とする高台となっており、最高地点は弁ヶ嶽(165.6m)である。あちこちに名水があり、泡盛の産地となっている(後述)。海抜100メートル程度の高台となる立地を活かし、NTTドコモの首里収容局・エフエム沖縄新川放送所・移動無線中継局などの無線送信・中継の拠点がある。なお、かつては崎山町に沖縄テレビ・ラジオ沖縄の放送所もあった。2006年6月12日、首里鳥堀町で大雨による大規模な地盤沈下が発生し、上部にあったマンション敷地に陥没が生じ、居住不能となった。現在、原因調査のため現場はそのままとなっている。首里市(しゅりし)は、かつて存在した日本の市。1954年9月1日、那覇市への編入合併により消滅した。浦添村・西原村・真和志村(1953年市制施行)・南風原村以下に挙げる学校が地域内にある。このほか、予備校や学習塾も多く立地している。かつては王都として栄えたため、那覇市の一部となった21世紀現在も住民は自らを首里人(シュリンチュ、スリンチュ)とし、那覇人(ナーファンチュ)と混同される事を嫌う場合がある。また、現代の那覇市内では必ずしも生活に便利な立地とは言えないものの、首里に居を構えることはひとつのステータスであるともいう。首里で最も面積の広い石嶺地区では、近年まで住宅地の中に点々と畑がみられ、近郊農業が行われていたが、次第に宅地化の波に呑まれ最近では少なくなりつつある。近年は住宅地が主となっており、那覇市中心部のベッドタウンとなっている。首里城をはじめとする歴史的遺産が多く立地しており、沖縄県の観光産業に大きく貢献している。近代的な製造業などについて特筆すべき点はないが、王府が置かれた歴史的な背景から、紅型や首里花織といった伝統工芸の作業場が散在する。また、三箇は王国時代より戦前まで泡盛の一大生産地となっていた。これらの多くは第二次世界大戦後、県内各地に分散したが、現在でも瑞穂酒造・瑞泉酒造・崎元酒造所・識名酒造が立地している。地域内には2003年に営業を開始した沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の儀保駅と首里駅が設けられている。首里駅は現在、このモノレールの北東の終点であり、所要時間は県庁前駅まで14 - 15分、南西の終点である那覇空港駅まで27分程度となっている。首里城近辺は名所旧跡が特に多い。
出典:wikipedia
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