かもしかとは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が奥羽本線の秋田駅 - 青森駅間で運転していた特急列車である。本項では、秋田県と青森県を結んでいた速達列車の沿革についても記述する。「かもしか」は、国鉄・JRでは3代目にあたり、1997年3月に特急列車として秋田駅 - 青森駅間で運転を開始した。盛岡駅 - 秋田駅・青森駅間で運転していた特急「たざわ」が、秋田新幹線の建設により、秋田駅 - 青森駅間に運転区間が短縮されて列車名を変更したもので、秋田新幹線開業後は秋田駅で新幹線と接続し、秋田県北部、青森県津軽地方を結ぶ役割を担っていた。なお、2010年12月4日の東北新幹線新青森駅延伸開業によるダイヤ改正で、秋田駅 - 青森駅間の特急列車は「つがる」に統一され、「かもしか」は廃止された。列車名は、沿線近隣にある白神山地に生息するカモシカが由来となっている。2010年12月3日廃止時で、3往復が運行されていた。2009年3月から車内販売はなく、車内の洗面所に飲料水のサーバーがあった。冬季には豪雪による奥羽本線内の除雪やポイント凍結により、運休・遅れが生じることがあった。一方、2002年12月1日から2010年12月3日まで、浪岡停車の「つがる号」がダイヤの乱れで、青森~弘前間が区間運休した場合、当列車が臨時に浪岡駅へ停車することがあった。 秋田駅 - 八郎潟駅 - 森岳駅 - 東能代駅 - 二ツ井駅 - 鷹ノ巣駅 - 大館駅 - 碇ケ関駅 - 大鰐温泉駅 - 弘前駅 - 青森駅定期列車は基本的にすべて秋田車両センター所属の485系電車を使用し、485系電車としては最短の3両編成で運行された。なお、繁忙期の1・4号は3両編成を2編成連結した6両編成で運転されることがあった。繁忙期には583系電車が使用される場合があった。2003年・2004年には秋田車両センター所属の9両編成で運転されたが、老朽化が激しく2005年以降は繁忙期も運用に就いていなかった。2007年から2010年は4年連続で1月1日に2・3号が583系で運転された。これは上野駅 - 青森駅間運転の臨時特急「ふるさとゴロンと」で使用した編成が青森車両センターに駐泊する期間の間合いを利用したものである。2007年は仙台車両センター所属車両が使用されたが、これは秋田車両センター所属編成が全般検査に入っていて使用できなかったためである。
出典:wikipedia
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