エアバスA319(Airbus A319)はエアバス社が開発・販売している小型ジェット旅客機である。エアバス社のナローボディ機であるエアバスA320ファミリーの1つであり、A320の短胴型。日本の航空会社では運航されていないが、日本以外の航空会社(中国南方航空など)にはA319で日本の空港に乗り入れてきている便もある。当初からファミリー化が計画されていたA320の胴体短縮版で、。“A320マイナス7”として1992年5月に計画発表された。“マイナス7”とは胴体を主翼前後で7フレーム(3.73m)短縮する事から取られている。1993年6月の正式ローンチと共に名称もA319となった。胴体短縮とともに、推力減少型エンジンの搭載や非常口の削減を含む各種変更が行われている。初号機はCFM56-5を装備の上で1995年8月に初飛行。シリーズ546機目となるこの機材はエンジンをIAE V2500に換装し、同エンジン装備初号機としても1996年5月に初飛行した。初めての引き渡しは1996年4月にスイス航空に対して行われた。他に燃料タンクを追加して航続距離を延ばしたタイプがある(後述)。A319neoが開発されたことにより、現行型のA319はA319ceo(current engine option)と呼ばれるようになった。ボーイング・ビジネス・ジェット(BBJ)への対抗策として、A319をビジネスジェット仕様に改装したのがA319CJ(ACJ319という表記もあり、エアバス社公式サイトではこちらが使われている)である。CJはCorporate Jetの略で、「企業向けジェット機」を意味する。BBJがベースとした737NGに大きく手を加えたものになっているのに対し、A319CJは機体そのものには手を加えず、内装のみを変えており、貨物室にコンテナ型の燃料タンクを搭載して最大航続距離を11,667kmに伸ばしている。そのため、不要になれば旅客仕様に戻して売却できるメリットがある。BBJ同様、近年小型化が進んでいる政府専用機としても多数採用されている。なお、ACJはA319以外のA320ファミリーなど他のエアバス製旅客機からも作られる。A319CJを改良し、さらにETOPS-180の認証を受けることで長距離の飛行を可能にしたタイプ。4基の燃料タンクを装備する標準モデルで約10,400kmの飛行が可能であるが、燃料タンクは最大6基まで増設が可能となっている。燃料タンクを6基装備した場合では、12,000kmを超える連続飛行の実績がある。ルフトハンザドイツ航空やエールフランス等のキャリアが欧州とアメリカ合衆国間をビジネスクラスオンリーの機材として飛ばしている他、カタール航空は標準的な2クラス110席の装備で運航している。競合機種に、全日本空輸が「ANAビジネスジェット」としてビジネスクラス座席のみを装備して運航しているボーイング737-700ERがある。P-8ポセイドンの対抗機としてエアバス・ミリタリー社が計画中の対潜哨戒機型。MPAはMaritime Patrol Aircraftの略。後部の貨物室の部分に爆弾槽を設置、主翼にはハードポイントが追加される。インドに対して提案していたがP-8に敗れた。従来のウイングチップ・フェンスに代わって燃料消費を改善すべく開発されたウイングレットの一種。装着1号機は2013年6月23日、アメリカン航空に引き渡された。シャークレットを装着したA320シリーズの100機目にあたり、またアメリカン航空が発注した(経営統合したUSエアウェイズ保有分は除く)同シリーズの1号機でもある。A320と同様、エンジンの換装を行った改良モデルの開発が発表され、カタール航空が最初の顧客となった。シャークレットは標準装備される。ACJneoは、富裕層に向け、快適性や移動と空間の自由を提供する新型長時間小型専用機で、新興国の政府専用機や大企業社用機としての需要を狙って企画された特別改装機種。原型はA319neoからエンジン改良などでさらなる省電力化及び快適性の向上を特徴としており、現行の一般航空機より長い連続飛行時間15時間を達成する機種とされている。ドイツ連邦共和国のK5アビエーションなどから確定発注を受けて実現した。
出典:wikipedia
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