LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

JR東日本キハ100系気動車

キハ100系・キハ110系気動車(キハ100けい・キハ110けいきどうしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の一般形気動車。老朽化したキハ20系・キハ45系などの取り替えとローカル線における輸送サービスの改善を目的に製造され、1990年(平成2年)3月10日に北上線でキハ100形、釜石線と山田線でキハ110形量産先行車がそれぞれ営業運転を開始した。製造メーカーは富士重工業および新潟鐵工所である。気動車であるが、車体と台車の軽量化を図り、高出力直噴式エンジンと効率の高い液体変速機との組み合わせにより電車並みの性能を有している。ブレーキシステムも電車で実績のある応答性の高い電気指令式を使用しており、小型密着自動連結器を装備する在来車とは連結器の形状が異なっている(密着連結器)ため、併結はできない。急勾配の多い山岳路線ではこの車両の導入に伴い速度向上による時間短縮が実現した。さらに冷房装置を搭載したことにより、夏期における旅客サービスの向上が図られている。車内温度保持のために、客用ドアは半自動式であり、ドアの横に開閉スイッチが設置されている。また、ドアチャイムも搭載されている。床面高さは1,175mmである。なお、キハ111形とキハ112形は1組で編成されている。ただし、幌アダプタなどを使用することで、1両単位で運用が可能。地方交通線の普通列車用として設計され、セミクロスシート、トイレ付き、ワンマン運転対応。乗務員室は進行方向に対して左側にしかない半室タイプを採用しており、助士席に相当するスペースには乗客用のドアが設置されている。そのため、ドアの位置が左右対称ではなくなっている。ただ、車掌によるドア操作が可能なように小窓や車掌用ドアスイッチユニット(通常は鍵が掛けられており、乗務員以外は操作できない)が設けられている。キハ100系グループの初陣として46両が製造された初期車である。大船渡線、北上線、釜石線、山田線宮古駅 - 釜石駅間、東北本線花巻駅 - 盛岡駅間および一ノ関駅 - 北上駅間で運用されている。かつては間合い運用でIGRいわて銀河鉄道線盛岡駅 - 好摩駅間、三陸鉄道南リアス線、三陸鉄道北リアス線、奥羽本線横手駅 - 湯沢駅間にも入線していた時期があった。大船渡線を中心に運転される「POKÉMON with YOUトレイン」専用車として、郡山総合車両センターで改造された。車両は、一ノ関運輸区所属のキハ100-1・3を改造している。内外装に手が加えられているが、車号の変更はされず、駆動機関や台車などの変更は行われていない。201 - 205の5両が製造された改良型で、客用ドアは0番台のプラグ式から引き戸式に変更された。1992年に発生した成田線大菅踏切事故を受けての設計変更が行われ、運転台部分の強化のため車端部が各250mm延長された。左沢線用に13両が製造された。オールロングシートで、トイレなし、ワンマン運転対応。車内の床材はピンクの色の物とブルーの色の物がある。ロングシートに座ると床材の足元部に黒い線が敷いてあるが、これは足を線の内側に置くようにするためである。優先席近くにはオレンジ色のつり革が設置されている。車体塗色は同線独自のものを使用するとともに、側面に「FRUITS LINER(フルーツライナー)」のアルファベット文字が施されている。運賃表示器は設置車と未設置車があったが、現在は全車両に液晶ディスプレイ(LCD)の運賃表示器が設置されている。かつての運賃表示器未設置車については運賃表示器の代わりに運賃表のステッカーを貼付してある。なお、LCDの運賃表示器が設置された現在もステッカーは貼付されたままである。運転台はキハ100形同様に半室運転台を採用しており、助士側で車掌がドア扱いを実施している時に乗客が立ち入らないように柵が設置されている。当初は新庄運転区配置であったが、山形新幹線の新庄延伸に伴い山形電車区(現・山形車両センター)に転配された。所属区所は変更されたが導入以来左沢線営業所を拠点として運用されている。キハ101-12とキハ101-13には左沢寄りにメガホンが設置されている。キハ110形5両、キハ111・112形2両編成3本の計11両が製造された。優等列車用で回転リクライニングシートを装備する。登場当初は釜石線と山田線で運行される急行「陸中」で使用を開始した。2011年現在は快速「はまゆり」をはじめ、釜石線や山田線および東北本線日詰駅 - 盛岡駅間の普通列車に使用されている。快速「はまゆり」では、主に指定席車両として使用される。また、東日本大震災以前の2007年7月から2011年3月までは気仙沼線快速「南三陸」の指定席車両でも使用されていた。試作車は登場当時先頭車の正面の左右の塗装が黒色だったが、後に量産車に合わせて、わずかに緑がかった白色(ベリーペールグリーン)に変更された。2011年現在、JRグループにおいて急行列車で使用されることを前提として新製された最後の車両である。なお、2014年現在、キハ111-2およびキハ112-2は、TOHOKU EMOTIONとなっている。普通列車用として設計され、キハ110形39両、キハ111・112形2両編成21本の計81両が製造された。セミクロスシートであるが、クロスシートはキハ100形と異なり、ワンマン運転時の旅客の動線や混雑時を考慮して横2+1列配置となっている。磐越東線、小海線、奥羽本線、花輪線、山田線、気仙沼線、石巻線で使用され、磐越東線、小海線、気仙沼線前谷地駅 - 柳津駅間、石巻線ではワンマン運転も行われている。かつては水郡線、岩泉線でも運用されていた。100番台のマイナーチェンジ版として、キハ111・112形2両編成2本が製造された。キハ110形は存在しない。キハ100形200番台同様の運転台強化に伴う車体延長が行なわれ、200番台の仕様ながら100番台の床面高さであり、ドアもプラグ式から引き戸式に変更されている。当初は水郡線で使用されていたが、2007年に花輪線・山田線・岩泉線(現在は廃止)へ転用された。キハ110形50両、キハ111・112形2両編成21本の計92両が製造された。そのうち、キハ110形14両とキハ111・112形2両編成3本の計20両は、後述の300番台改造車である。ドアが引き戸式となりステップ高さも下げられた。羽越本線、磐越西線、八高線、飯山線、陸羽東線、陸羽西線、米坂線に投入された。2011年からは震災後に運行再開した仙石線陸前小野駅 - 石巻駅間でも、津波による電化設備損傷のため同線の205系に代わって運用されたが、2015年5月30日の同線全線運行再開および仙石東北ライン開業に伴うダイヤ改正により、仙石線での運用は終了し、代わりに石巻線での運用を開始した。陸羽西線と陸羽東線に投入された車両(キハ110-237 - 245、キハ111・112-213 - 221)は専用塗装とし、先頭車前面左下に「奥の細道」の文字が表記されている。また、窓側に45°回転あるいは通路側に180°回転可能な1人掛けクロスシートを備え、車窓から景色を眺めるように座ることができる車両も存在する。さらにその2線のキハ111・112形は、他の路線のそれとは仕様が異なり、側面の行先表示器はキハ112形にのみ車端部に設置されている。また、キハ111形の便所も同様に車端部に移設されている。300番台改造車はテーブルを兼ねていた窓枠がそのまま残ったほか、蛍光灯にはカバーがかけてあり特急列車で使われていた面影を残している。飯山線を中心にで運転される「おいこっと」専用車として、長野総合車両センターで改造された。車両は長野総合車両センター所属のキハ110-235, 236で、後述する300番台「秋田リレー号」用として運用後、「眺望車"ふるさと"」として座席の一部(東側)またはすべてがレール方向(東向き)に向くように改造され、飯山線沿線の景色が楽しめるようになっていた車両である(おいこっと改造前に他車と同一仕様に改造されている)。ロングシート部がソファタイプになっているなど内装に手が加えられているが、車号の変更はされず、駆動機関や台車などの変更は行われていない。秋田新幹線工事に伴い、田沢湖線が改軌などのため1996年(平成8年)3月30日から翌1997年(平成9年)3月21日までの約1年間全線運休になったため、同線を走る特急「たざわ」の代替手段として北上線経由で運転された特急「秋田リレー号」に使用された。キハ110形14両、キハ111・112形2両編成3本の計20両が製造された。JR東日本の定期運転の列車で初めての気動車特急でもあった。仕様的には0番台にデッキ仕切りを付加した形態となっていた。また、車体塗色はE3系に準じた薄紫色をベースに灰色とすみれ色の帯を採用し、先頭車の前面に竿灯をデザインしたイラストと「AKITA」の文字が施されていた。秋田新幹線開業後は「信州循環列車」(長野→小諸→小淵沢→松本→長野間に運転された臨時列車)などで運用された後、塗色と内装を他の番台と同様のものに変更し、番台区分を200番台に改めて飯山線などで使用されている。また、リクライニングシートは当時増備が進んでいたE217系電車のグリーン車に流用されている。八戸線で運転されるジョイフルトレイン「TOHOKU EMOTION」専用車として、2013年9月26日に郡山総合車両センターで改造された。番号の新旧対照は次のとおり。キハ100形はDMF11HZ(コマツ製SA6D125-H)またはDMF13HZ(新潟鐵工所製)(ともに連続定格出力330PS/2000rpm、排気量11.04または12.7l)、キハ110形はDMF13HZA(新潟鐵工所製)またはDMF14HZ(カミンズ製NTA-855-R4)である(ともに連続定格出力420PS/2000rpm、排気量は13.3または14.0l)。いずれも小型軽量の直列6気筒、直接噴射式エンジンで、排気タービン過給器・吸気冷却器付きであり、これを1台搭載している。変速機は試作車・量産車を通じ、全ての形式がトルクコンバータを1組内装する液体式である。キハ100形はDW14Bを1台搭載。湿式多板クラッチ式の変速1段、直結2段の多段式で、コンバータブレーキ機能も搭載している。キハ110形は充排油式の変速1段、直結(流体継手)1段式のフォイト製T211rzで、リターダブレーキ機能付きである。いずれもプログラマブルコントローラにより機関と共に制御され、力行指令は5ノッチ、変直の切り換えも自動である。応荷重装置付電気指令式空気ブレーキ装置で、制御装置形式はC-76、常用(8ノッチ)、非常、直通予備(保安ブレーキとして使用)、耐雪、抑速(2段指令で押しボタン式)の各ブレーキを装備している。このうち、抑速ブレーキはキハ100形では機関ブレーキ+コンバータブレーキ、キハ110形はリターダブレーキで対応し、空気ブレーキは使用しない。キハ100形・110形とも25‰で、補機負荷100%・乗車100%でも60km/h以上を出すことができる。ボルスタレス式の空気バネ台車で、動台車は2軸駆動のDT59(キハ100形)・DT58(キハ110形)、従台車はTR243(キハ100形)・TR242(キハ110形)で、キハ100形とキハ110形では軸距の違い(2,000mmと2,100mm)がある。基礎ブレーキはユニット式。冷房はコンプレッサを機関で駆動する機械式のAU26J-B×1台(キハ100形)・AU26J-A×2台(キハ110形)で、除湿機能付き、暖房は機関の廃熱を利用する温水・温風方式であるが、始動性のよい直噴エンジンの採用により機関予熱器を装備しないため、下り勾配での暖房能力低下対策としてコンバータブレーキでの変速機油の廃熱を暖房に利用している。ちなみに、酷寒地用の北海道旅客鉄道(JR北海道)キハ150形では、直噴エンジン搭載車であるにも関わらず、極寒時対策として機関予熱器を装備している。車体は角を落とした独特の形状、普通鋼製ながら板厚の見直しと強度に無関係な箇所への穿孔、プラグドア化および固定窓化による側構体の厚みの低減(50mm、通常の電車は100mm)により軽量化を図っている。塗装はベースをわずかに緑がかった白色(「ベリーペールグリーン」)とし、「ダークライムグリーン」をアクセントとした。窓は複層ガラスの固定窓で吹き寄せおよびトイレ部分にもダミーガラスを使用して連続窓風としている。DMF14HZA(カミンズ製NTA-855-R4、連続定格出力420PS/2000rpm、連続定格時燃料消費率154g/PS/h、最大トルク168kgm/1250rpm)を1台搭載。排気量は14.032l、直列6気筒の直接噴射式で排気タービン過給器・吸気冷却器付きである。小型軽量のエンジンで、乾燥重量はキハ40系のDMF15HSAの2,720kgに対して1,365kgとなっている。DW14A-Bを1台搭載。変速1段、直結2段の多段式で、トルクコンバータは3段6要素であり、出足はよい。コンバータブレーキ機能も搭載している。例えば50 km/h での動輪周引張力で比較すると、キハ110系は約1,300 kg で、キハ20系の約600 kg や、キハ40系の約800 kg と比較して大幅に向上しており、25 ‰ の上り勾配で、補機負荷100 %・乗車率100 % でも60 km/h 以上の均衡速度となっている。ボルスタレス式の空気バネ台車で、動台車は2軸駆動のDT58、従台車はTR242、基礎ブレーキはユニット式である。冷房はコンプレッサを走行用機関で駆動する機関直結式のAU26J-A、暖房は機関の排熱を利用する温水・温風方式である。水郡線では、キハ110系が2扉であることが混雑の激しい水戸口での列車遅延の要因となっていた。そのため、2006年(平成18年)から2007年(平成19年)度にかけて3扉の新型車両キハE130系を投入し、同線に在籍するキハ110系全車を他線へ転出させることとした。水郡線でのキハ110系の営業運転は2007年9月12日をもって終了した。水郡線のキハ110には、2007年8月18日から9月12日の同線撤退までの間、先頭車の前面に「ありがとうキハ110系」の特製ヘッドマークが装着された。東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う津波で、キハ100-9・12(山田線津軽石駅・1647D・津波により脱線)、キハ100-30・38(大船渡線下船渡駅 - 大船渡駅間・338D・床下浸水で機器損傷)、キハ100-31・41(大船渡線盛駅・333D・床下浸水)が被災した。キハ100-31・41は郡山総合車両センターにて復旧されたが、床上まで浸水した9・12と、被災箇所からの搬出が困難だった30・38は現地で解体・廃車となっている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。