陸前落合駅(りくぜんおちあいえき)は、宮城県仙台市青葉区落合二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅である。他所の落合駅と区別するために陸前国の国名を冠して駅名にした。相対式ホーム2面2線を有する地上駅。仙山線内では唯一の橋上駅舎を持つ。改札口は線路をまたぐ自由通路に開き、駅舎の出口は南北にある。愛子駅管理の業務委託駅(東北総合サービス委託)である。みどりの窓口(営業時間 7:00 - 21:00 途中休憩時間あり)、自動券売機、自動改札機(自動精算機は無し)、キオスクが設置されている。各ホームにエレベーターが、改札口と各ホームに電光掲示板が設置されている。JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。1・2番線とも仙台方・羽前千歳方に場内・出発信号機が備えられている。1960年度に554人あったのが、1960年代後半に激減し、1970年度から1982年度まで200人前後で推移したが、1983年度以降、急速に利用者が増加した。広瀬川南岸の段丘面に位置し、周辺は仙台市都心部への通勤圏で住宅地になっている。南の駅前広場は仙山線と並んで走る作並街道に面する。これは現在国道457号にあてられている。駅正面から南に宮城県道135号落合停車場線(通称:蕃山通り)が国道48号愛子バイパスまで延びる。広瀬川は駅の北200メートルを西から東に流れる。駅の北東に国道457号を通す大沢橋が架かり、対岸は芋沢地区である。駅前には2005年の橋上駅化と同時に、タクシー乗り場やバス乗り場を含む駅前広場が完成。いずれも仙台市営バス住民と地元政治家の働きかけで作られた請願駅で、駅名を付けたのはその運動の中心人物だった仙台市会議員富田春之進だという。開業当初は駅前に集落がなかったが、しだいに国道48号沿いが発展した。1960年代の乗車人員急落の後、利用はふるわなかったが、周辺の丘陵地に住宅地が造成されたり、1983年駅周辺に宮城広瀬高校が開校、1984年2月1日のダイヤ改正で、仙台 - 愛子間の列車が増発されると利用者が増加に転じた。一方、1983年に仙台西道路が開通すると西道路経由のバス路線も開設され、都心部へ通勤通学では仙山線の競争相手となった。宮城県道37号仙台北環状線が開通し西道路への流入が増加すると、ラッシュアワーの西道路の渋滞が慢性化する。結果、都心部への速達路は、北仙台駅で仙山線から仙台市営地下鉄南北線(1987年開通)に乗り換える経路となり、陸前落合駅の地位が向上した。宮城町が仙台市と合併して政令指定都市化した後は、特定都区市内駅に加えられた。国道48号沿い住宅地と丘陵地の住宅地の間に残っていた農地が、減反政策の中で農地指定が解除されて急速に住宅地や商業地に転換が進み、当駅の利用圏内の人口は今も増加中である。開業以来の小さな駅舎は2005年に建て替えられ、仙台におけるオムニバスタウン政策(アクセス30分構想)により、南口に駅前広場が整備された。
出典:wikipedia
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