江南市(こうなんし)は、愛知県北部にある市である。古来、中国では大きな川を「江」と呼んでいたという故事より、大きな川「木曽川」の南に位置する事から命名された。愛知県尾張地方の北端の市町村の一つで、岐阜県との県境となる木曽川の南に面している。名鉄犬山線が南部から市中央部に向かい、江南駅付近でカーブして北東方面へ続く。国道155号線(バイパス)が南部を横切る。江南市は1954年6月1日に、丹羽郡古知野町・布袋町、葉栗郡宮田町・草井村の3町1村が合併して発足した。いわゆる「昭和の大合併」で結成された市である。当時の愛知県知事の命名により「江南市」となった。江南市では、電気は中部電力株式会社(中電)、都市ガスは東邦瓦斯株式会社(東邦ガス)がそれぞれ供給している。電気の供給が開始されたのは江南市発足前の大正時代である。前身の4町村のうち、布袋町・古知野町への供給が1913年(大正2年)5月より開始された。事業者は中島郡一宮町(現・一宮市)に本社を置く一宮電気で、1915年(大正4年)時点では2町のほか宮田村も供給範囲に加えている。このほかにも丹羽郡犬山町(現・犬山市)に本社を置く尾北電気も進出しており、1918年(大正7年)時点では草井村および古知野町の一部を供給範囲に入れていた。現在の市域に電気を供給していたこれら2社は後に名古屋電灯へ吸収され、大正後期には東邦電力(東邦ガスの元・関連会社)の供給範囲に組み入れられた。戦時下の配電統制で中部配電の供給区域となるが、戦後1951年(昭和26年)に中部電力へ継承されて現在に至っている。都市ガスの供給は江南市発足後で、1957年(昭和32年)4月に開始された。当時は東邦ガスではなく、津島市に本社を置く津島ガスが江南市の誘致に応じて供給していた。東邦ガスも1985年(昭和60年)5月に市内一部地域で供給を開始。2005年(平成17年)7月、東邦ガスが津島ガスの江南地区における事業を譲り受け、現在に至っている。なお、市内にガス工場が設置されており東邦ガスは「江南製造所」として引き継いだものの、都市ガスの天然ガス転換に伴い2005年12月に操業を停止した。上水道は1975年(昭和50年)3月31日に旧厚生省から認可を受けて開始された江南市水道事業のほか、市内に3つの簡易水道(草井簡易水道・草井南部簡易水道・南野簡易水道)と、江南団地専用水道が整備・運用されている。市水道事業は市内15ヶ所(1ヶ所は休止中、5ヶ所は予備)の深井戸による自己水源と愛知県営水道からの受水が行なわれているが、簡易水道は5ヶ所の自己水源、江南団地専用水道は4ヶ所の自己水源によってまかなわれている。下水道は名古屋港海域等流域別下水道整備総合計画に基づき、五条川右岸流域下水道による処理が行なわれている。1993年度(平成5年度)に事業着手、2002年(平成14年)8月から一部区域での供用を開始した。下水は五条川右岸浄化センター(岩倉市)で処理されたのち、五条川に放流される。可燃ごみについては江南丹羽環境管理組合の環境美化センター(大口町)で焼却処理されているが、不燃ごみや資源回収はほとんどが民間業者に委託されている。NTTの市外局番は0587(岩倉市、扶桑町、大口町などと同じ)。市内局番は主として50 - 59などが使用される。なお0587の江南市、岩倉市、扶桑町、大口町から、市外局番0586である一宮市とは市内通話料金で電話がかけられる。主として工業で栄える市である。名古屋などへの通勤、通学者も多い。江戸中期に始まった養蚕の伝統を持つ。近年では、経済面で貢献の大きかった敷島紡績(現・シキボウ)の江南工場が2003年に株式会社シキボウ江南として分離され、工場敷地の一角にヴィアモール江南(アピタ江南西店)と天風の湯(スーパー銭湯)が建設された。タキヒヨーグループを創業し、滝学園創立に尽力した瀧家の出身地としても知られる。電子製品、ゲームソフトで有名なサン電子株式会社は江南駅の近くにある。食品では森永乳業中京工場、ハウス食品子会社のサンハウス食品などが点在する。近年では交通の便・立地条件の良さから、中京コカコーラボトリング・エスエス製薬・スズケン・トラスコ中山など市北東部に物流拠点を築く企業も多数ある。カーテン生地の生産量は日本一。2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く。)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた。。小学校中学校高校短大市の中心となる駅:江南駅NEXCO中日本の運営する高速道路のICは、東名高速・中央自動車道方面からは小牧IC、名神高速・東海北陸自動車道方面からは一宮木曽川ICが最寄。中央自動車道の小牧東ICを、名神高速の一宮ICを利用することも可能。名古屋高速道路では、小牧ICに隣接する名古屋高速小牧線の小牧北出入り口、もしくは名古屋高速一宮線の一宮中入口(名古屋方面行きの入口のみ)・一宮東出口(名古屋方面からの出口のみ)が最寄となる。江南市のマスコットキャラクターは「藤花ちゃん」(ふじかちゃん)である。2004年(平成16年)の市制50周年キャラクターとしてデザインされた。デザインは市内在住の漫画家くらはしかん。愛称は一般公募で決められた(応募数54件)。広報こうなんの表紙等に使用されている。歴史上の人物芸術芸能スポーツその他の分野
出典:wikipedia
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