東関東自動車道(ひがしかんとうじどうしゃどう、HIGASHI-KANTO EXPRESSWAY)は、東京都を起点として茨城県水戸市および千葉県館山市を終点とする国土開発幹線自動車道であり、高速道路(高速自動車国道)である。略称は東関東道(ひがしかんとうどう、HIGASHI-KANTO EXPWY)または、東関道(とうかんどう)。関東地方を東進し、千葉県と茨城県を結ぶ高速道路である。東京都から千葉県北部を横断して茨城県水戸市に至る路線が東関東自動車道水戸線、千葉県内房に沿って館山市に至る路線が東関東自動車道館山線である。東日本高速道路による営業路線名としての東関東自動車道は、一般に水戸線の市川ジャンクション(JCT) - 茨城町JCT間(首都高速湾岸線から北関東自動車道まで)を指し、館山線は館山自動車道などの別路線名で区別される。水戸線の未開通部分である潮来インターチェンジ(IC) - 茨城空港北IC間が整備計画区間として現在整備事業が進められている。当初は新空港自動車道として開通したが、新東京国際空港(現・成田国際空港)開業の翌年(1979年(昭和54年))に「東関東自動車道」に名称変更された(なお新空港道は、成田JCTと成田空港付近の新空港IC間の道路名として現存する)。開通当初の名称である新空港自動車道からも分かる通り、主な建設目的は、東京都区部から新東京国際空港にアクセスするための高速道路である。また、全線開通時には、常磐自動車道のバイパス路線となることも期待されている。宮野木JCTから京葉道路・館山自動車道(東関東自動車道館山線)、千葉東JCTから千葉東金道路がそれぞれ分岐しており、東金・館山方面の利用もある。湾岸市川IC - 成田IC間は、大都市近郊区間に指定されている。2010年(平成22年)4月9日に、国土交通省から潮来IC - 鉾田IC間が、国が運営する直轄施行方式の無料道路として整備されることが発表された。また、潮来ICから鹿島港周辺までの延伸も計画されている。においては以下の2路線とされている。高速自動車国道の路線を指定する政令においては以下の2路線とされている。東日本高速道路株式会社による事業名・道路名は以下のようになっている。以下では、東日本高速道路の営業中、事業中の路線としての東関東自動車道について記述する。元々、東関東道は法令上、「東関東自動車道鹿島線」として茨城県鹿島郡鹿島町(現・鹿嶋市)を終点とする計画であった。水戸市まで延伸する計画が決まり「東関東自動車道水戸線」に改められた現在でも、国土開発幹線自動車道建設法の別表では、「茨城県鹿島郡鹿島町」が「主たる経過地」とされている。東関東道は、全線開通しても鹿嶋市内を通過しないが、2013年に東関東道を潮来ICから鹿島港周辺(神栖市・鹿嶋市)まで延伸する計画が公表された。東関東道にはサービスエリアはない。ただし、酒々井PAにガソリンスタンド(上下線とも24時間営業)があるほか、ファーストフードチェーン店(上り線 : モスバーガー、下り線 : 松屋)が設置されており、実質的なサービスエリアとして機能している。佐原PAはトイレと自動販売機のみで、他のパーキングエリアは何かしらの売店設備を持っている。24時間営業の店舗は、酒々井PA下り線の松屋、大栄PA上下線のセブン-イレブンのみとなっている。東関東自動車道水戸線の潮来 - 水戸間は、1987年(昭和62年)に計画段階の予定路線に位置づけられ、1991年(平成3年)12月に開かれた国土開発幹線自動車道建設審議会(国幹審)で、水戸 - 鉾田間の18kmが計画路線に指定された。さらに1996年(平成8年)12月に開かれた国幹審で、鉾田 - 茨城(北関東自動車道)間の17kmが整備計画路線に、潮来 - 鉾田間がの28kmが基本計画路線にそれぞれ昇格した。全ての箇所でコールサインは、「ハイウェイラジオ東関東道○○」と放送される(例 : 習志野であれば「ハイウェイラジオ東関東道習志野よりお伝えしました。」)。湾岸市川IC - 千葉北IC間は急カーブが連続しているため、最高速度が80 km/hに制限されている。また、湾岸千葉IC以西は海岸沿いを通過するため、横風の影響を受けやすい。道路照明灯は6車線区間である湾岸市川IC - 成田IC間に設置されている。未開通区間の潮来IC以北は、暫定2車線で整備される計画である。24時間交通量(台) 道路交通センサス2002年度日平均交通量(区間平均)料金収入東関東道は、元々は成田国際空港へのアクセスを目的に建設されたため、成田ICを境に交通量が大きく異なる特徴がある。なお、千葉北IC以西では各区間10万台前後と全国的に見ても交通量が特に多いが、首都圏の他の放射方向への高速道路とは異なり、事故や通行止めがない限り土休日も含めて20kmを超える渋滞は滅多に発生しない。
出典:wikipedia
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