やまびことは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が東北新幹線の東京駅 - 仙台駅・盛岡駅間および那須塩原駅・郡山駅 - 仙台駅間で運行している特別急行列車である。本項では、東北新幹線で運行されていた「あおば」および、東北新幹線開業前まで運転されていた在来線特急「やまびこ」についても記述する。新幹線の「やまびこ」は、1982年6月に東北新幹線の開業の際に、東北新幹線における速達型列車(東海道・山陽新幹線における「ひかり」に相当)として運転を開始した。1994年7月にはE1系「Max」の営業運転が開始されたことにより、この車両を使用する列車は「Maxやまびこ」の列車名で運転されていた。一方、東北新幹線の各駅停車型列車(東海道・山陽新幹線における「こだま」相当)については「あおば」の名称が与えられた。開業当初、「あおば」は昼間時間帯は大宮駅 - 仙台駅以南での運転となり、仙台駅 - 盛岡駅間については「やまびこ」が各駅に停車することで代替とされたため、下りの始発列車と上りの最終列車のみに「あおば」の名称が使われた。1994年のE1系営業運転開始時には「あおば」にも投入され、「Maxあおば」の列車名で運転されていた。1995年に「あおば」の運行体系が見直され、首都圏の近距離新幹線列車(東京駅 - 那須塩原駅間を各駅停車で運行される系統)が「なすの」「Maxなすの」として分離され、「あおば」の本数が減少。さらに1997年10月の北陸新幹線(高崎 - 長野間)先行開業に伴うダイヤ改正を期に列車名の体系が見直され、「あおば」「Maxあおば」を「やまびこ」「Maxやまびこ」に統合し、「やまびこ」は、「東京駅 - 仙台駅・盛岡駅間を走行する新幹線列車」に列車の性格が改められた。その後、2002年12月1日の東北新幹線八戸延伸時に新たな速達列車として「はやて」が、2011年3月5日のE5系投入時にさらなる速達列車として「はやぶさ」が登場している。在来線でも「やまびこ」が運転されていた時期があり、1959年に福島駅 - 盛岡駅間の準急列車として運転が行われ、1961年には青森駅まで運転されていた。1963年に一度廃止されたが、1965年に東北本線盛岡駅まで電化の伸長に伴い、「つばさ」の盛岡駅発着編成を分離して「やまびこ」の名称を与えた。その後、1982年の東北新幹線開業に伴い、「やまびこ」の列車名は新幹線の列車で使用されることになった。一方、「あおば」も1971年から1975年の間、仙台駅 - 秋田駅間を東北本線・北上線・奥羽本線経由で運行する特急列車の名称として用いられてきたことがある。東京駅 - 福島駅間で「つばさ」と併結運転する列車と、全区間で単独運転を行う列車がある。2002年12月1日に速達列車を最速達列車「はやて」として分離。これにより速達列車に設定されていた「こまち」との併結はなくなった。2005年12月10日以降、日中時間帯の下り列車において、仙台駅で同一ホーム(11・12番線)にて盛岡行「やまびこ」と新青森・秋田行「はやて」「こまち」との乗継ができるようになった。東京駅 - 盛岡駅間の列車は、全列車基本的に仙台駅(一部列車は郡山駅) - 盛岡駅間が各駅停車となる。「つばさ」を併結する「やまびこ」は基本的にすべて仙台駅始発・終着となるが、各駅停車にはならない。新幹線総合車両センターに所属しているE2系およびE5系、JR北海道函館新幹線総合車両所に所属しているH5系、秋田車両センターに所属しているE3系およびE6系の5車種が使用されている。E5系・H5系は10両編成で、6両編成のE3系を併結した16両編成、E6系を併結した17両編成で運転されている。単独で運転される列車もあるが、最高速度はいずれも275km/hとなる。E5系・H5系で運転される列車(290号を除く)はグランクラスの営業も行われる。ただし、早朝深夜の一部の列車では座席のみの営業となり、グランクラス料金が値下げされる。下り1本のみH5系が使用され、E6系を併結する。E3系は6両編成(旧秋田新幹線「こまち」編成)で、E5系と併結して16両編成で運転される。E2系は10両編成で、山形新幹線「つばさ」を併結する場合は東京駅 - 福島駅間で17両編成の運転になる。かつては200系、E1系、E4系も使われていた。
出典:wikipedia
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