松任谷 由実(まつとうや ゆみ、本名:同じ、1954年(昭和29年)1月19日 - )は、日本のシンガーソングライター。旧姓名は荒井 由実(あらい ゆみ)。1972年にシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビュー。以降、ユーミンの愛称で呼ばれる。公式ファンクラブは「Yuming Fan Club」。他アーティストへの作品提供の際には、本名の他、呉田 軽穂(くれだ かるほ)というペンネームを使用する場合もある。夫はアレンジャー・松任谷正隆で、彼女の音楽プロデューサーを務める。オリコンでは、女性最多となるアルバムミリオン「通算10作」、アルバム首位「通算22作目」の記録を持つ。1970・1980・1990・2000・2010年代と5つの10年代連続でアルバム売上首位を獲得(歴代1位)。徳永英明、桑田佳祐、山下達郎(3人とも1980・1990・2000・2010年代)が保持していた記録を塗り替えた。毎年、新潟・苗場プリンスホテルで開催される冬のコンサート『SURF&SNOW in Naeba』では、自身が持つ同一会場でコンサートを行う女性アーティスト1位の記録を毎年更新。立教女学院高等学校、多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。雲母社取締役、苗場プリンスホテル名誉総支配人(期間限定)。1976年の結婚と同時にアーティスト名も松任谷 由実へ改姓。2012年、歌手デビュー40周年として発売された『日本の恋と、ユーミンと。』がオリコン1位を記録し、CDアルバム売り上げ枚数は、ソロアーティスト並びに女性アーティスト史上初の3000万枚を突破。後にミリオンセールスとなる。黒柳徹子のものまねが得意で、黒柳が司会を務めたNHK総合テレビ『あなたとともに50年 今日はテレビの誕生日』(2003年2月1日放送)に出演した際、本人の前でそれを披露した。ちなみに、テレビ朝日『徹子の部屋』には出演歴はないが、最終回への出演を希望している。現在のレギュラーは、TOKYO FM / JFN「松任谷由実のYuming Chord」毎週金曜11:00〜11:30、インターネットラジオ「松任谷由実 はじめました」(通称:うそラジオ)毎週金曜11:00更新、翌木曜11:00までオンデマンドで24時間聴取可能、ニッポン放送「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」月一金曜22:00~0:00、集英社 月刊「éclat[エクラ]」連載〜松任谷由実 おしゃれ☆Road Show。1954年1月、東京都八王子市で1912年から続く、老舗の呉服店・荒井呉服店で、三男二女の第四子(二女)として生まれ、6歳からピアノ、11歳から三味線、14歳からベースを始めた。中学時代には、当時国内外の文化人が集まるサロン的存在だった港区麻布台3丁目(1969年まで麻布飯倉片町8番地の住所表記だった場所)のイタリアンレストラン「キャンティ」に出入りしており、またフィンガーズの追っかけもしていた。後に同レストランに集まったアーティストから、アルファレコードが生まれ、デビューのきっかけを作った。14歳の時、プロとしての初めての仕事でスタジオでのピアノ演奏をした。以後、スタジオで演奏をしながらオリジナルの曲を書き、15歳で作詞家としてデビューし、1971年に17歳で作曲家としてデビューした、その作品は彼女を本格的なデビューへと誘った加橋かつみ(元ザ・タイガース)へ提供した「愛は突然に…」である。染色の専攻を志し、1972年4月に多摩美術大学に入学。初めは作曲家志望だったが、アルファレコードを設立した村井邦彦の勧めで、同年7月5日にかまやつひろしがプロデュースしたシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビュー。しかし同シングルは300枚しか売れなかった。1973年11月にファーストアルバム『ひこうき雲』を発売、TBSラジオの深夜放送番組『パックインミュージック』金曜日第2部を担当していたパーソナリティの林美雄の絶大な支持を受けて知名度が上がり、翌1974年より本格的にステージ活動を開始する。2012年 - 2013年の特番と『SONGS』で、「立教女学院のパイプオルガン、プロコル・ハルムに強い衝撃を受けた」と語り、確かに「ひこうき雲」はプロコルを髣髴とさせるメロディーラインを持っている。また「キーボードでのロック (音楽)ができるかもしれない」と思ったとも語っている。1975年10月発売のシングル「あの日にかえりたい」(TBSドラマ『家庭の秘密』主題歌)が、初のオリコンチャート1位を獲得(それ以前にもバンバンへの提供曲の「『いちご白書』をもう一度」が1位を獲得している)、1976年のシングル年間ランキング第10位のヒットとなり、第一次ブームを迎える。1975年12月にアレンジャー・松任谷正隆と婚約、1976年11月29日に横浜山手教会にて結婚。本人は引退する考えだったが、専業主婦にはなりきれず結婚後の姓に変更して、松任谷由実の名で音楽活動を続行。1978年から1983年はオリジナルアルバムを毎年2枚リリースするなど、ブレッド&バター、松田聖子、小林麻美などに楽曲提供をしながらもハイペースで曲を製作。「埠頭を渡る風」、「DESTINY」、「恋人がサンタクロース」、「カンナ8号線」、「真珠のピアス」、「ダンデライオン」などはこの頃作られた。また、リゾート地でのコンサートのスタイルをこの時期に確立。1981年6月のシングル「守ってあげたい」が1981年のシングル年間ランキング第10位のヒットとなり、第二次ブームが到来。その年のアルバム『昨晩お会いしましょう』以降のオリジナルアルバムは17枚連続でオリコン1位を獲得、1987年のアルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』以降は9作連続のミリオンセラーを獲得。彼女が始めた“見せる”ステージは1979年から始まり、本物の象が出た『OLIVE』・マジックを取り入れた『MAGICAL PUMPKIN』・エレベータを設置した『BROWN'S HOTEL』・噴水ショー『SURF & SNOW』・30mの竜に乗った『水の中のASIAへ』など年々エスカレート。億単位の金をかけ、内外の最新技術を積極的に取り入れた、コンサートの枠を超えた新たな一大エンターテイメントになっていった。当時のインタビューでも、「レコードで儲けた分、コンサートで夢と一緒にファンの方にお返しするのが役目」と語っていた。当時人気の高かったスキーを題材にした映画『私をスキーに連れてって』(1987年)の主題歌と挿入曲を一手に担当し、「若者のカリスマ」、「恋愛の教祖」などと呼ばれた。「失恋」についてを歌い、彼女自身がライバルと評する中島みゆきの作風とは一線を画し、「中産階級の手に届く夢」を歌って、バブル景気に沸く時代の波に乗ったユーミンだったが、1990年代に入ると精神世界や民族的な音楽に着目。「満月のフォーチュン」「DAWN PURPLE」「真夏の夜の夢」「春よ、来い」「輪舞曲」などを生み出す。1996年、旧姓・荒井由実の名で活動を行う。セルフカバーシングル「まちぶせ」を発売。また、当時の仲間のミュージシャンを集めて、『Yumi Arai The Concert with old Friends』を開催した。このライブ・アルバム発売に伴い、年末リリースのアルバムが数か月遅れた。これ以降、日本の恒例行事とまで呼ばれたサイクル(冬のアルバム発売〜夏までツアー)が若干緩やかになったが、「カリスマはもういい。これからは好きな音楽をやる」と宣言した彼女は、以後も精力的に作品を制作。ステージはますます大掛かりになり、1999年にはロシアのサーカスチームとコラボレートしたコンサート『シャングリラ』を開催。同コンサートは2003年に『シャングリラII』、2007年にはシリーズ最後を飾る『シャングリラIII』として開催された。『シャングリラ』3回の総制作費は120億円以上、観客動員数は100万人。2010年代以降の楽曲提供としては、綾瀬はるか「マーガレット」(作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂)、オルケスタ・デ・ラ・ルス「太陽と黒いバラ」(作詞作曲:松任谷由実)、坂本真綾「おかえりなさい」(作詞:坂本真綾、作曲:松任谷由実)、芦田愛菜「雨に願いを」(作詞作曲:松任谷由実)、Char「Night Flight」(作詞作曲:松任谷由実)、松田聖子「永遠のもっと果てまで」「惑星になりたい」(作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂)、鈴木雅之「Melancholia」(作詞作曲:松任谷由実)がある。2011年春、NHK『SONGS』と組み、「春よ、来いプロジェクト」を展開。新たにレコーディングされた「(みんなの)春よ、来い」第1弾を5月に配信、11月には第2弾「(みんなの)春よ、来い 2011年秋編」、2012年3月には「(みんなの)春よ、来い 2012」を配信。収益の全てが被災地へ寄付された。2013年春の叙勲で紫綬褒章受章。2015年、石川県観光ブランドプロデューサーに就任。2016年8月「ユーミン×ロフト」雑貨プロジェクト始動。10月中旬ごろからはロフト店頭でも販売される。11月には映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」日本語吹替版主題歌「気づかず過ぎた初恋(Extra Winter Version)」、映画「真田十勇士」主題歌「残火(のこりび)」、フジテレビ系ドラマ「Chef〜三ツ星の給食〜」主題歌「Smile for me」、三菱UFJニコス「MUFGカード スマート」CMソング「月までひとっ飛び」、ハウス食品「北海道シチュー」CMソング「あなたに会う旅」、小林麻美セルフカバー「GREY」などを含む38枚目のオリジナルアルバム『宇宙図書館』を11月2日に発売予定。11月18日から2017年9月22日まで、全80公演にも及ぶコンサートツアー「宇宙図書館」が開催予定。恒例の苗場公演は2017年2月7日~20日、全8公演を予定。タイアップのあった曲のみジャパンエフエムネットワーク(JFN)では、1982年の担当開始から枠がなくなった事がない。
出典:wikipedia
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