『カタンの開拓者たち』(カタンのかいたくしゃたち、"Die Siedler von Catan")、または『カタン』は、無人島を複数の入植者たちが開拓していき、もっとも繁栄したプレイヤーが勝利するという、ドイツのボードゲームである。1990年代後半からはじまったドイツ・ゲーム・ルネサンスといわれる現代のドイツのボードゲームの隆盛の先駆的作品であり、かつ現在でもドイツのボードゲームを代表する優品である。ドイツボードゲームとして最大級のヒットとなり、シリーズ化されたり、英語、イタリア語など世界20カ国語以上に翻訳されて発売されるなど、現在も人気が高い。ゲーム・コンベンションではトーナメントもしばしば開催される。プレイ人数は3人または4人だが、2人用の特別ルールも設定されている。のちに「5〜6人用拡張セット」(別売)が発売された。日本では、東京のゲーム輸入販売店メビウスゲームズ社がルールの日本語訳を付して発売したのが最初で、このときのタイトルは「カタンの開拓」であった。のちトライソフト社による日本語版が発売された他、2002年カプコン社から、そして2010年ジーピー社から『携帯キャリー版』が、2011年4月25日に基本となる『スタンダード版』が発売される。また、このゲームを基にしたテレビゲームで「ジパング島」というものがあり、プレイステーション専用ソフトとして発売されていた。最初に六角形のタイルを並べて作るカタン島が舞台となる。各タイル(土地)には2〜12(7を除く)の数字が割り振られる。プレイヤーが手番で振るサイコロ2つの合計と同じ数字の土地から、土地に対応した資源(木材、粘土、麦、鉄、羊毛)が産出する。各プレイヤーは産出した資源を使い、道(道路)、家(開拓地)、街(都市)を建設していく(それぞれの建造物は版によって呼称は異なるが機能は同じ)。開拓の度合いが点数化され、自分の手番時に最初に10点に到達した人が勝利となる。ゲームのシステムとしては、最初のボードの構成が毎回異なる点、自分の手番で無くても(他人の振ったサイコロでも)自分の土地から資源が産出する点、交渉によるプレイヤー間での資源の交換が随時可能(ただし基本的に交渉を持ちかけるのは手番のプレイヤーに限る)な点、勝利条件10点に到達するための方法が複数ある点などが特徴的である。ただし、いずれの方法においても資源の入手による運営が不可欠なのは変わらない。各数字の配分は均等だが、期待値で考えた場合、最も有利(目の出る確率が高く、資源が入手しやすい)なのは8と6の目が配置された土地である(サイコロの目として最も出やすいのは7だが、カタンでは盗賊の目(後述)であり、7の数字が割り振られた土地はない)。家と街は土地の角に配置し、他の家や街と(その建物の所有者が同じであっても)2辺以上離れている必要がある。また、建造物は初期配置された同じ色の建物と道で繋がっていなければならない(いきなり離れた場所に家や街、道を置くことは出来ない)。また、島の沿岸に配置された交易所に家か街が置かれた場合、そこに書かれたレートに合わせた枚数の資源を別の資源に交換することが出来る(他プレイヤーとの交渉ではない)。基本セットでは以下に示す条件で点数を得る。いずれもルールは同一。基本セットに追加して使用する基本セット不要
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。