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宇宙からのメッセージ

『宇宙からのメッセージ』(うちゅうからのメッセージ、"Message from Space")は、1978年の日本映画。1980年度・サターン賞の最優秀外国映画賞ノミネート作品。カラー・ワイド・ビスタ・サイズ。南総里見八犬伝(里見八犬伝)をモチーフにした和製スペースオペラ映画。当時の東映では1976年頃に、渡邊亮徳・平山亨・石森章太郎・矢島信男・佐藤肇・高久進などのスタッフを招集して『デビル・マンタ』という怪獣映画を東映東京撮影所で企画中だったが、1977年夏にアメリカで『スター・ウォーズ』が大ヒットしており、翌年夏の日本公開を控えてSFブームに沸いていた。日本の映画会社も、『スター・ウォーズ』が公開される前にこれにあやかろうと、東宝は1978年の正月映画として『惑星大戦争』を製作。東映でも、それまで企画中だった『デビル・マンタ』を却下することで、1978年のゴールデンウィーク映画として本作の制作が決定。平山と親交が深かった伊上勝が『惑星大要塞』の題名で脚本を執筆するが、『デビル・マンタ』の佐藤肇に代わって参加した深作欣二が、その内容に不満を示したので伊上の脚本は没になる。その深作からの推薦もあって『ジャイアントロボ』や『柳生一族の陰謀』の脚本を執筆した松田寛夫が伊上と交代する形で参加し、撮影は東映東京撮影所から東映京都撮影所へ変更された。総製作費15億円のうち4億円を特撮にかけたと宣伝され、1978年の年明けに全国紙の全面広告にて、英語タイトルが「Message from Space」と決まっている本作の日本語タイトルの一般公募を行った。賞金総額は500万円とされた。撮影現場におけるシュノーケル・カメラや、制作当時最新のキネコ技術であった東通ecgシステムの多用も、後の『宇宙刑事ギャバン』などの東映作品などに多大な影響を与えていた。また、本家『スター・ウォーズ』のスタッフも、撮影現場に見学で訪れており、本作は『スター・ウォーズ』の模倣企画であるはずが、敵の要塞内部のトンネルを通過するシーンは、後の『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)に似たようなシーンが登場した。『スター・ウォーズ』は黒澤明監督の時代劇『隠し砦の三悪人』がモチーフであるが、それに対して本作は深作の発案により『里見八犬伝』をモチーフにしている。この時期、『スター・ウォーズ』のヒットが引き金になり世界的にスペースオペラ映画がブームであり、ロジャー・コーマンも、黒澤明の『七人の侍』と、そのリメイクの『荒野の七人』をモチーフにしたスペースオペラ映画『宇宙の7人』を製作している。本作にはフリーの特撮美術スタッフが数多く参加しており、そのため同時期に制作が始まった円谷プロダクションの『スターウルフ』では人材不足に陥っていた。アメリカでのパニック映画のヒットにあやかる形で企画された『新幹線大爆破』同様、この作品も東映社長・岡田茂(当時)の発案によるアメリカ映画のヒットをうけた「便乗企画」ではある。一部文献によると、「洋画のあれ、面白かったから焼き直せ」それが当時の岡田の口癖だったという。1977年に『スター・ウォーズ』がアメリカで歴史的ヒットを遂げて、翌1978年夏に日本で公開されるまでには一年のブランクがあることを知った岡田は「『スター・ウォーズ』が日本で公開される前に行きがけの駄賃で稼ぐぞ」と深作に企画を押し付けた。殺陣師・菅原俊夫と深作の間で「おい菅ちん、今度は宇宙やるぞ」「どないしまんねん」「宇宙でチャンバラする」「そんなん撮る時間あらへんわ」「大丈夫。そこらにある槍にグリーン塗ってチャンバラすればええ」などというやりとりがなされた。この時期の岡田の企画は万事この調子で失敗を重ねた。『エクソシスト』や『オーメン』といったオカルト映画がブームになれば「ええ企画思いついた。『地獄』やれ」。『ジョーズ』の大ヒットで動物パニック映画が流行れば「『恐竜・怪鳥の伝説』なんて題名。おもろいやろ。やれ」であった。現場も社長企画は断ることはできなかった。しかし、岡田は著書で『宇宙からのメッセージ』の製作にゴーサインを出したのは「渡邊クン(渡邊亮徳)が東北新社の植村伴次郎さんを巻き込んで、東映が手がけたことのないジャンルに挑戦したい」「(渡邊の)テリトリーとするテレビやマーチャンからの収入、それと海外で必ず売れます。売ります」というから、その情熱を買って、新境地開拓の意味もあって製作を決断したと書いている。20世紀フォックス映画日本支社宣伝部の古澤利夫は「笠原和夫と深作欣二が日本共産党の映画を作ろうと企画を進めていて、この中に亀戸事件が含まれていてヤバいと、これを撮らさないように岡田社長が深作に本作を撮らせた」と話している。とはいえ、本作も「圧政に立ち向かう市民」という反体制的な要素をもったレジスタンスのストーリーであった。岡田は宣伝費に2億5千万円をかけたが配収は6億円、子供相手の域を抜け出せなかったという結果に終わったが、特撮があることで海外で高く売り込むのに効果があり、海外収入などもろもろをかき集めてトントンになった、などと岡田は話している。平山亨は「前の晩から映画館に人が並んで、東映本社の8階の窓から行列が見えて、岡田社長が大喜びして『食いたいだけ食え』と高級寿司を御馳走になったが、初日から2~3日はよかったが後が続かず、赤字になったと思う」「結局、岡田社長に御馳走になったのはこれ1回きり」と話している。また、アメリカ合衆国では1978年11月に日本映画として初めてメジャーの配給ルートにのって全米各地で封切られた。配給はユナイテッド・アーティスツで、『スタークラッシュ』とのカップリング上映も行われた。メディアミックス展開もされた。原案に名を連ねた漫画家の石森章太郎はコミカライズを担当。単行本は小学館より発売。同じく原案スタッフだった野田昌宏は、SF作家としてノベライゼーションしており、角川書店から出版されている。この映画がテレビ放映された際に小松左京から「日本SF作家クラブから除名するぞ」と脅されたと、野田本人が自著のあとがきなどに(楽しげに)書き記している。「ガバナス皇帝が異次元から来た」設定は、続編となるテレビドラマ『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』に先駆ける。ニッポン放送は、1978年4月24日から5月2日にかけて『キリンラジオ劇場』内でラジオドラマを放送した。アンドロメダ星雲の惑星ジルーシアは皇帝ロクセイア12世の率いるガバナス帝国の侵略によって「惑星大要塞」へと改造されてしまっていた。ジルーシア人の大酋長キドは奇跡の救い手の勇者を求め、「聖なるリアベの実」8個を宇宙へと放ち、キドの孫娘エメラリーダと戦士のウロッコ2名に、実を追って勇者を迎えに行くように指示した。だがロクセイアはぬかりなく追撃の宇宙戦艦を発進させる。リアベの実は、銀河系の地球連邦の植民惑星ミラゼリアで、軍に失望して辞職した元将軍のガルダ、宇宙暴走族の若者シローとアロン、チンピラのジャック、富豪令嬢のメイア5名の元に届く。若者達は「宇宙ボタル」の採集中に難破したエメラリーダの宇宙船を見つけ、エメラリーダとウロッコを救い出すが、2人から使命を聞かされて戸惑う。ガルダは若者達の様子を見て、実を返却して参加を固辞してしまう。シロー等はメイアには内緒で、他の勇者を紹介すると嘘をつき、息子の嫁探しをしていた老婆にエメラリーダを売ってしまう。老婆とエメラリーダはその後ガバナスの追跡部隊に捕縛されてしまう。メイアはシロー等の行動を知り大いに怒る。改心した若者達は協力してジルーシア救出の準備を開始する。メイアの宇宙艇をシロー・アロンの小型艇を搭載できるように改修し、ジルーシアへと向かう。その途中でリアベの実を持つガバナス人のハンスが加わる。ハンスはロクセイアに地位を簒奪された、ガバナスの本来の皇位継承者だった。ロクセイアはエメラリーダと共に捕らえた老婆の記憶映像から地球の美しさに魅了され、手中に収めるべく惑星大要塞を地球付近へと移動させ、無条件降伏を迫る。地球連邦は最新鋭戦艦3隻を出撃させるがあっけなく殲滅される。地球連邦の評議会議長に就任したノグチは、降伏返答期限を少しでも引き延ばす交渉の全権大使に旧友のガルダを抜擢、協力を要請する。ガルダは迷うが、返したはずのリアベの実が彼の手元に忽然と出現したことを見て、承諾する。ガルダはロクセイアと謁見し、地球人の誇りと勇気を示したが、ロクセイアはガルダの目的を看破し、月をミサイルで破壊、あくまで3日で答えろと恫喝して追い返してしまう。ガルダは帰ると見せかけてジルーシアへ降下し、先に到着していたシロー達・キド達ジルーシア人と合流を果たす。キドは大要塞の弱点である地下の動力炉について説明する。炉の破壊は惑星ジルーシアの破壊を導くが、キド等ジルーシア人は覚悟の上だと言う。シロー達は小型艇で侵入して破壊する作戦を立案。ガルダの相棒ロボットのベバ2号にリアベの実が届き、勇者は計7名となった。だがシロー・キド等はガバナスに全員捕らえられてしまう。母星消失を憂いてキドの判断に怒ったウロッコの裏切りだった。ロクセイアはウロッコにキド等を処刑するよう指示するが、ウロッコはギリギリで思い留まり再度ロクセイアへ銃を向け、乱戦となる。反撃で負傷したウロッコの冠より8個目のリアベの実が見つかり、キドは奇跡の達成を確信する。シロー達キド達エメラリーダは脱出し、シロー達は動力炉破壊へ、エメラリーダとジルーシア人は脱出艇の発進準備にとりかかる。ハンスはロクセイアとの一騎討ちでロクセイアを倒す。シローとアロンの地下動力炉破壊も成功し、惑星大要塞は大爆発した。ノグチは勇者達に感謝し、ジルーシア人も歓待しようとするが、勇者達とジルーシア人は新天地探索に出航し、そのまま地球を離れた。

出典:wikipedia

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