倉吉駅(くらよしえき)は、鳥取県倉吉市上井にある西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。同市唯一の鉄道駅。京都方面への特急「スーパーはくと」の始発駅となっており、全ての特急・快速列車が停車する。倉吉市の中心部からは離れており、1912年から1972年の間は中心市街地にあった倉吉線打吹駅が倉吉駅を名乗っていた。そのため地元では現在も単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ橋上駅。単式ホーム(3番のりば)と、島式ホーム(1・2番のりば)には橋上駅舎からそれぞれのホームに上り下り階段およびエレベーターが設置されている。なお、橋上駅舎開業と同時に以前は駅南側から1~3となっていたのりばが駅北側から1~3に変更された。倉吉駅の駅北側には使用されず放置された引込線が存在していたが橋上化への駅舎改築を前に全て撤去され、現在その敷地は駅北口駅舎及び駅前広場となっている。このため当駅での夜間滞泊はホームを使って行われている。上記は2016年3月時点の運用である。倉吉駅を始発・終着とする列車が多く、発着番線は適宜変動する。当駅を跨いで運転される列車は行き違いや待避待ちのない限り、上下線とも3番のりばに停車する。行き違いがある場合は、上り(鳥取方面行き)が2番のりばに入る形を取っている。当駅で折返しとなる普通列車は主に1・2番(2番のりばは鳥取方面のみ)から発車する。2009年(平成21年)から橋上駅舎化の工事が行われ、2011年(平成23年)1月15日に新駅舎での営業が開始された。新駅舎は鉄骨造2階建て約1,400 平方メートルで、黒のタイルと茶色の格子を取り付けて倉吉の町並みを表現したデザインとなっている。また、南北から駅舎へ階段・エスカレーターおよびエレベーターでの出入りが可能になり駅舎自体が南北の自由通路も兼ねる構造になっている。各ホームには階段及びエレベーターで行き来も可能となっている。2009年11月6日に旧駅舎の使用が終了し、翌日7日から橋上駅舎供用開始前日の2011年1月14日まで仮駅舎が使用されていた。また、これに伴い2011年4月1日に観光案内所が「倉吉ほっとプラザ(伯耆回廊みちしるべ案内所)」から「エキパル倉吉(新駅舎)」へ移転した。地上駅時代の倉吉駅では1908年(明治41年)に帝国鉄道庁神戸工場で製造された跨線橋が長年使用されていた。跨線橋の大きさは高さ6.3メートル、長さ16.4メートル、幅3メートルだった。横揺れへの耐性が強いとされる「ラーメン構造」で、渡り廊下や階段には木板が使われ、階段支柱には古いレールも使用されていた。また門柱には「鉄道神戸明治41年」という刻印が残されていた。1908年製の一部木造の跨線橋は全国的にも稀少だったが、橋上駅舎化に伴い2010年に撤去された。10本あった跨線橋の柱のうち1本は3番のりばの松崎方に保存展示されている。ラーメン構造の支えや窓部分は大阪府大阪市港区にあった交通科学博物館に展示されていたが、同博物館閉館後の扱い(後継施設である京都鉄道博物館での展示再開等)は不明である。主な駅弁は下記の通り。1番のりば2番のりば3番のりば4番のりば5番のりば6番のりば※倉吉市に発着する高速バスのうち、大山号(福岡方面)は当駅には発着しない(倉吉市内の停留所は倉吉バスセンター1箇所のみ)。※特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」「スーパーはくと」(「スーパーはくと」は当駅発着)ならびに快速「とっとりライナー」の停車駅は各列車記事を参照のこと。
出典:wikipedia
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