米子空港駅(よなごくうこうえき)は、鳥取県境港市佐斐神町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)境線の駅である。妖怪の名前から取られた愛称はべとべとさん駅である。2008年(平成20年)6月15日に美保飛行場(米子空港)の拡張工事に伴い、大篠津駅(おおしのづえき)を800m境港側の新線上に移転し改称した。それにより所在地も米子市から境港市となった。境線の開通に伴って、弓ヶ浜のほぼ中央の大篠津に駅が設置されたのは、まさに画期的な出来事であった。後年の弓ヶ浜駅、余子駅、和田浜駅が設置されるまで、大篠津の村民はもとより、和田村・崎津村・中浜村・富益村さらに夜見村・彦名村・渡村の一部地域の人々の最寄り駅であった。大篠津が“基地の町”になって行くのは、1943年(昭和18年)海軍航空隊美保基地と予科練ができてからである。当時、県内外を問わず、多くの人は“美保”とは呼ばず、“大篠津の飛行場”と呼んで、全国的に有名になり、終戦まで続いた。これは大篠津駅が人的、物的に飛行場直近の玄関口であったからである。境港方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。米子駅管理の無人駅(日本国内の空港駅としては唯一)。駅の移転当初は空港ターミナルビルと仮設通路で結ばれていたが、その後の整備工事により、屋根付き歩道で結ばれた。40人程度が利用できる駅待合施設が整備されている。2011年(平成23年)1月、自動券売機が設置された。移転前の旧: 大篠津駅()は地上駅で2面2線の相対式ホームを持っていたが、2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正に伴い、列車は駅舎側の単式ホーム1面1線のみに発着するようになっていた。当駅での列車交換停止に伴い、交換設備は隣の中浜駅に整備された。旧: 大篠津駅は現在の米子空港駅同様に無人駅だったが、古い駅舎が最後まで残されていた。また、境線ではこの先交換可能駅がなく、特殊自動閉塞方式とスタフ閉塞方式の境界でもあった。臨時快速みなとライナーの停車駅である。移転に伴い、米子空港の旅客ターミナルから徒歩5分の至近距離となった。途中で交通量の多い道路を横断する必要があるため、エレベータ付きの歩道橋を整備している。空港ターミナルまでの通路は屋根付き歩道により結ばれている。移転直前の大篠津駅跡周辺に人家は存在しなかった。そのため、2005年度(平成17年度)の1日あたり利用者数は4人だったという。ただ美保基地で催される航空祭の時は、来場者の利用で賑わいを見せることもあった。大篠津駅周辺や駅前通り沿いにはかつては商店や民家、キャバレーまであり、終戦直後はそれなりに賑わっていたと言う。しかし、昭和50年代に美保飛行場の滑走路付け替え工事などで駅以外の建物は集団移転し、荒地となった。旧: 大篠津駅周辺はそれ故、防衛施設庁の管理地となっていた。なお当駅の移転開業前は、隣の中浜駅が米子空港の最寄り駅(徒歩15分)であり、旧: 大篠津駅から空港ターミナルまでは空港敷地を迂回するため、それよりも若干の時間を要した。
出典:wikipedia
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