新岩国駅(しんいわくにえき)は、山口県岩国市御庄にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線の駅である。長大なトンネル間の開けた岩国市西部の御庄盆地に位置し、錦川鉄道清流新岩国駅に近接する。清流新岩国駅は旧国鉄・JR岩日線御庄駅であるが、新幹線駅のそばに既存の国鉄・JR在来線駅がありながら両者が別駅扱いとされた事例はこれらの駅同士が2016年3月までは唯一であり、建設当初からダイヤの接続も基本的には考慮されていない。16両編成対応(ホーム長410m)の単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ高架駅である。2番のりばと3番のりばの間に上下通過線を挟み、1・2番のりばが上り島式ホーム、3番のりばが下り単式ホームであるが、下り副本線を増設すれば2面4線化も可能な構造。広島方面の利便性を図るため、このホームを利用した当駅始発の列車が朝に1本設定されている。新幹線保線区が設置されており、当駅の上り寄りに保線区への分岐が設置されているのも特徴である。山陽新幹線内では最も早く自動改札機が導入されたが、列車案内は反転フラップ式案内表示機が当駅開業時から2007年(平成19年)まで使用されていた。改札口は1か所のみで、出入口も西側のみ。徳山地域鉄道部管理の直営駅である。広島方面の列車は原則として2番のりばから発車する。1番のりばは当駅始発の列車のみ使用するが、事故等によるダイヤ混乱時に臨時ホームとして使用される場合がある。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。岩国地区は、広島 - 徳山間のほぼ中央に位置しており、沿岸部では工業地帯を有していることから、駅設置の必要性が考えられていた。山陽新幹線の建設に関するルート選定の際には、岩国駅に新幹線駅を併設する案と現在の新岩国駅を設置する案の2つが主に議論されたが、岩徳線西岩国駅に併設する案も存在した。西岩国駅に併設する案はルート選定での問題から除外され、岩国駅に併設する案は、線路延長が3.5km長くなることや工事費用が増加する点、市街地を通過するために用地買収が困難になることが予想される点、曲線半径2,500mのカーブを挿入する必要性からの速度向上への妨げとなる点などが考えられた。当駅新設の場合、乗降客が少なくなるという点が問題となったが、田畑が広がる広大な土地であることから用地買収が容易に行え、運行上必要な保線基地の設置が可能である点を考慮し、当駅設置が決定された。西側にのみ駅前広場が設けられており、駅の周囲には新興住宅地が存在する。商店等は少なく閑散としている。これは、東海道新幹線の岐阜羽島駅と山陽新幹線の東広島駅の新幹線単独駅も同じである。駅東側は県道岩国大竹線・御庄川を挟んで山が迫っており、平地がほとんどない。交通アクセスについては、県道新岩国停車場線・県道岩国大竹線を通じて山陽自動車道岩国ICや国道2号が近くにあるため、比較的よい。日本三名橋の「錦帯橋」に近い。バスで12分、徒歩なら川沿いを下って約1時間。岩国駅からは西に約8km離れている。
出典:wikipedia
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