蛍池駅(ほたるがいけえき)は、大阪府豊中市にある、阪急電鉄(阪急)・大阪高速鉄道(大阪モノレール)の駅。駅番号は阪急がHK-47、大阪モノレールが12。阪急に3つある大阪モノレールとの乗換駅の一つで、阪急宝塚本線と大阪モノレール線(本線)が接続する。阪急側の駅は大阪モノレール蛍池駅の開業後、2003年から急行が停車するなど、他社線との接続駅として線内での重要性を次第に増してきた。また、大阪空港(伊丹空港)の利用者は、当駅で乗り換えて空港に向かう場合も多くなっていることから、空港へのアクセスルートを構成する駅としても重要性を増している。梅田駅 - 大阪空港駅間の移動において、阪急線・大阪モノレールを利用するルートは、定時性や頻度、運賃において空港連絡バスより優位に立っており、空港に向かう交通手段として当駅経由のモノレール・阪急線の利用を呼びかける広告も両社に見られる。なお、モノレールによる空港アクセスが一般的になったあとも、大阪空港(伊丹空港)へ徒歩等でアクセスするにあたって蛍池駅は「空港最寄り駅」としての価値を保持し続けているとの見解もある。阪急蛍池駅の開業は宝塚本線開業の約一か月後のことである。駅名は駅の外れにある池の名称にちなんでいるが、池としての「蛍池」は駅から北東に約400メートル離れている。当駅付近は古くは麻田藩(→麻田県)青木氏の領地であり、本来なら駅名として「麻田」とするのが適当であるが、「駅名が『麻田』では面白くない」という、阪急の創業者小林一三の意向でより適切な駅名を検討した結果、当時の蛍狩りの名勝、蛍池を駅名に冠することとなったのだという。その後1947年(昭和22年)には駅周辺の地名も駅に倣って「蛍池」となった。大阪国際空港へは当駅から阪急バスが乗り入れていたものの、長らく急行の通過駅であったため、空港連絡は形ばかりのもので、大阪モノレール開業6年後の2003年8月30日より急行・快速急行(快速急行は2006年に休止、急行に置き換え)が停車を開始したことで、空港連絡駅としての体裁をようやく整えた。大阪モノレールは大部分で中央環状線に沿うように走っているが、中央環状線から外れる柴原駅 - 大阪空港間では用地買収が難航したため、大阪モノレールの蛍池乗り入れは大幅に遅れ、1994年9月から約2年半の間は、柴原駅が終着駅であった。大阪モノレール蛍池駅を含む区間が開業したのは当初開業予定の1991年から遅れること6年の1997年4月である。2015年3月21日のダイヤ改正では、平日の朝に運転されていた当駅を通過する10両編成の通勤急行が廃止され、梅田方面からの優等列車で当駅を通過する列車の設定がなくなった。これにより豊中で後続の各駅停車への乗り換えを余儀なくされていた大阪空港利用者の手間が解消された。宝塚方面から運転される新設された通勤特急は10両編成で運転されるため、当駅は通過となる。相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。橋上駅舎を持ち、駅舎内には改札口が1か所とコンビニエンスストアのアズナスエクスプレスがある。ホーム有効長は8両編成分であり、10両編成の列車は停車しない。朝ラッシュ時の一部時間帯に当駅に停車する下り優等列車が設定されていないのは、その時間帯の下り優等列車は10両編成で運行されているためである。以前は阪急電鉄の停車駅案内や駅名標に「大阪国際空港前」という副駅名が見られた。その後、関西国際空港開港後に一部で「大阪空港前」という案内に変更され、2004年以降は「大阪空港前」というアナウンスもなくなった。2011年時点では大阪空港へはモノレールに乗り換える旨の案内がなされるのみとなっているが、駅名標には副駅名の表示をテープで隠した跡が残っている。1995年の橋上駅舎供用開始以前は、改札内に構内踏切が存在していた。この構内踏切は隣接する一般の踏切との距離が近く、改札内外への不正通行を防ぐため両踏切の間の軌道上には突起状の障害物や注意を促す看板が設置されていた。島式ホーム1面2線を有する高架駅。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1か所。阪急の橋上駅舎および複合商業施設「ルシオーレ」とは改札と同じレベルで連絡する。大阪モノレールにおける他社線との乗換駅では、モノレールの駅は接続路線のものに対して垂直あるいは斜めに配置されることが多いが、当駅は阪急蛍池駅に横付けするようなレイアウトになっており、大阪モノレール線内では唯一の例である。コンコースには椅子や机が清涼飲料水の自動販売機と共に置かれている。大阪モノレールではこの設置スペースを「モノドリンク」と称している。各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおり。駅南方約400メートルの地点には、個人宅のための踏切が存在する。大手私鉄では極めて珍しい。阪急バス大阪空港交通・関西空港交通
出典:wikipedia
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