安房郡(あわぐん)は、千葉県(安房国)の郡。以下の1町を含む。阿波国造の領域を中心に編成された。養老2年(718年)に安房国が分離するまでは上総国に属し、安房国分立後は同国に属した。大化から天武天皇期にかけて順次設置されたとされる八神郡のひとつであり、安房坐神社(安房神社)の所在地として重んじられ、文武天皇2年(700年)2月5日には郡司に近親者の連任が許されている。一般に郡を治める郡司に近親者を続けて任命することは禁止されていたが、安房郡では神社を代々まつってきた安房国造一族が重視されたものである。なお、藤原京出土木簡に「己亥年十月上挟国阿波評松里」(己亥年は西暦699年とあり、また平城宮木簡に「上総国阿波郡片岡里服織部……」とも見え、上挟(上総)、阿波(安房)、評(郡)の表記であったものと考えられている。元は安房国の南西部のみを領域とし、同国北西部の浦賀水道沿岸および平久里川流域は平群郡(のち平郡)、北東部の加茂川流域は長狭郡、南東部は朝夷郡に属していた。郡制施行時の1897年(明治30年)に平郡以下の3郡を編入して安房国全域が安房郡1郡のみとなった。2006年(平成18年)に郡内の7町村が合併して南房総市となった結果、現在は旧平郡の鋸南町のみが属する。1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。
出典:wikipedia
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