ベンチャーとは、ベンチャー企業、ベンチャービジネスの略であり、新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくくなる。「ベンチャービジネス」という言葉は、元法政大学総長で日本ベンチャー学会特別顧問の清成忠男らによって概念が創りだされた和製英語である。新聞などではVBと表記される事が多い。英語ではstartup companyまたはstartupと呼ばれ、近年では日本でもスタートアップという言葉が主にIT業界で使用されるようになっている。ベンチャーとスタートアップを区別する場合もあるが、日本ではその差は明確にされないことが多い。1990年代後半、アメリカのシリコンバレーでベンチャー企業が急成長した。背景には、起業家と投資家の役割分担があったとされる。シリコンバレーでの起業家の多くは、大学で最先端の技術を学んだ若者で、意欲と時間は充分にあるが、資金を有していなかった。彼らは新しい技術やアイディアを元にビジネスプランを作成しエンジェル(angel =天使)と呼ばれる投資家を探す。投資家は、かつての起業家でもあり成長を見込める企業で利益を望んで投資する。出資の形態は、起業家が作る新会社の株式を購入するという形を取るため成功すれば株式売却益が得られる(失敗すれば元手は消滅する)。また、起業家と投資家は株式を媒体とした有限責任の関係なので、債務を背負うことも無く次の起業に挑戦出来た。日本などでは、従来から資金調達が主に銀行などの間接金融に限られるため、経験の少ない個人や、失敗歴のある顧客との取引がされにくい。貸与された資金は、失敗すれば多額の借金を背負うことになり、現在までそのスタイルはほとんど変わらない。近年は、大学の研究の成果を中心としたベンチャー起業も活発である。特に、国立大学の国立大学法人化もあり、優れた研究をかたちにするベンチャーが増えている。経済産業省によって「大学発ベンチャー1000社計画」も実施された。理系研究・モノづくりを得意とする旧帝国大学、筑波研究学園都市にある筑波大学、早慶、工業大学から多くのベンチャー企業が輩出されている。なお、1991年(平成3年)に龍谷大学が日本初の大規模なレンタルラボ施設(通称REC)を設立した。
出典:wikipedia
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