米坂線(よねさかせん)は、山形県米沢市の米沢駅から新潟県村上市の坂町駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)。米沢駅 - 今泉駅間が仙台支社、萩生駅 - 坂町駅間が新潟支社の管轄であり、今泉駅と萩生駅の間(米沢駅起点26.0km地点)に支社境がある。全線を直通運転する列車のほか、米沢駅 - 今泉駅・羽前椿駅間に区間列車が設定されている。また、朝・夜には小国駅発着の列車がある。全線直通は1日5往復のみである。需要の少ない昼から夕方にかけては3 - 4時間程度運行されない。午後の米沢駅 - 今泉駅間の1往復は土曜日・日曜日・祝日のみの運行である。広域輸送を担う列車として、羽越本線・白新線経由で米沢駅 - 新潟駅間に快速「べにばな」が1往復設定されている。快速「べにばな」は米坂線内の各駅に停車し、坂町駅 - 新潟駅間で快速運転を行っている。他にも、新津駅 - 米沢駅間を走行する普通列車も新津駅 → 米沢駅の片道運転で設定されている。米沢駅で接続する奥羽本線の軌間が標準軌のため狭軌の米坂線と直通できないことから、列車についてはすべて新津運輸区所属の気動車で運行されている。かつてはキハ40・47・48形、キハ52形、キハ58系が使用されていたが、2008年11月1日よりキハE120形やキハ110系も使用されるようになり、2009年3月14日のダイヤ改正で全列車がキハE120形・キハ110系に統一され、米沢 - 今泉間の朝の1本を除く全列車でワンマン運転が開始された。すべて気動車気動車蒸気機関車旧鉄道敷設法に規定する「北越線及奥羽線ノ連絡線」で、「新潟県下新発田ヨリ山形県下米沢ニ至ル鉄道」である。1926年に山形県側の米沢 - 今泉間が米坂線として開業。1931年には新潟県側の米坂西線(よねさかさいせん)坂町 - 越後下関間が開業し、同時に東側も手ノ子まで延伸、米坂東線(よねさかとうせん)に改称された。以降、両側から延伸を繰り返し、1936年の県境区間を最後に全通し、両線を統合。再び米坂線となった。JRの路線名で、複数の地名から一文字ずつを取って付けられた名称の中では、大糸線と並んで両方の文字を訓読みする例外の一つである(通常は音読み)。かつては南東北地方の日本海側 - 内陸( - 太平洋側)間連絡線(主に新潟 - 山形・仙台間)として旅客・貨物ともに重要な路線であったが、現在ではモータリゼーション等により連絡線的役割は影を潜め、貨物営業も廃止されたため、地方の一ローカル線に成り果ててしまった。また、陸羽西線とともに羽越線不通時の優等列車迂回路としての役割も持っていたが、羽越線電化(=優等列車の電車化)によりその役割は大きく減り、さらに奥羽本線の改軌により完全にその役割を終えた。直営駅としては仙台支社管内の米沢駅と今泉駅および新潟支社管内の小国駅と坂町駅がある。簡易委託駅としては仙台支社管内の羽前小松駅および新潟支社管内の羽前椿駅と越後下関駅がある。その他の駅はすべて無人駅である。
出典:wikipedia
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