ココストア ("Cocostore") は、日本のコンビニエンスストアチェーン。運営などを行っていた株式会社ココストアが、2015年12月に株式会社ファミリーマートに吸収合併された後、2016年8月までに大半の店舗が「ファミリーマート」ブランドに業態転換したが、残存店舗の運営を引き継いだミツウロコプロビジョンズが、一部店舗で「ココストア」の名称を復活する意向を表明している(詳細は後節)。シンボルマークはピンク色の下地に「Coco!」と印された、夜間は一際目を引くデザインである。また、正式なサインでは「Convenience&Comfort ココストア」と併記されている。セブン-イレブンより先に1号店をオープンさせた、最古のコンビニエンスストアチェーンとして知られる(ただし、どの社のコンビニが日本1号店であるかについてはいくつかの見解に分かれる)。株式会社山泉商会より分社化され、ソニーの創業者盛田昭夫の実家「盛田」の関連企業グループであるMICS(旧LICK)グループの一社であった。第一号店として1971年7月11日に開店したのは、愛知県春日井市岩成台9丁目のココストア藤山台店(2016年9月1日よりタックメイト藤山台店)で、ここが「日本のコンビニエンスストア発祥の地」として碑が入り口右側に設置されている。以前はコマーシャル撮影などでいろいろな有名人が店を訪れたこともある。地盤の東海地方でもサークルKサンクスをはじめとする大手コンビニチェーンとの競争に敗れ、完全撤退もしくは実質撤退状態になった地域が多い。茨城県、愛知県、岐阜県、大分県、熊本県、沖縄県以外の地域では、各府県内に1〜数店舗程度しか所在していなかった(2015年3月時点で、北海道地方、北東北地方、甲信越地方、北陸地方、四国地方のそれぞれ全道県と滋賀県、京都府、奈良県、兵庫県、鳥取県、山口県には店舗が存在しない)。なお、同じ愛知県発祥のCoCo壱番屋とは全くの無関係である。電子マネーへの対応は他のコンビニエンスストアに比べ遅れていたが2015年3月より順次POSを更新し中部・関西・中国・九州エリアの全店舗で、iD、WAON、楽天Edy、交通系電子マネー、QUICPayと全ての国際ブランドのクレジットカードが利用可能となった(ただし、ハウスカードなどは利用不可)。東北地方#東北・関東地方#関東・沖縄の店舗でも順次導入を進めており対応している店舗もある。なおクオカードは利用出来ず、またPiTaPaについては電子マネー機能の相互利用を行っていないため利用出来ない。新POS設置店ではWAON、楽天Edy、交通系電子マネーは現金チャージにも対応している。その他にココストアイーストの店舗(東北、関東、沖縄)ではカスミ商品券の利用も可能である。ファミリーマートに改装次第、全店舗で上記の電子マネー及びTマネーでの支払い、現金チャージ、クオカード利用、Tポイントの加算、利用に対応することになる(大阪府及び和歌山県の店舗はPiTaPaにも対応する)。かつて名古屋の直系店舗ではポイントカードサービスを行っていたが、2014年12月31日で加算も利用も終了したため2015年1月1日以降は全てのポイントがカード記載の有効期限(最長2015年12月31日)に関係なく無効となった。その他、再編後の全エリアを対象に、弁当・おにぎり・ホットスナックを店内で調理して販売する「ココ・デ・クック」を一部店舗で実施していた(後述の「RICストア」及び「タックメイト」に転換した店舗に受け継がれた)。2015年10月1日、ファミリーマートが130億円程度で、ココストアの株主であった盛田エンタプライズから全株式を取得して完全子会社とした。また同年12月1日付でファミリーマートはココストアを吸収合併し、法人としてのココストアは解散した。当初ファミリーマートは、ココストアの不採算店の閉鎖を進めつつ、2016年9月までに全店をファミリーマートに転換する計画と報じられたが、同年4月15日には子会社のココストアリテールをミツウロコプロビジョンズ(ミツウロコグループホールディングス)へ売却、さらに同年8月26日には残るココストア・エブリワンの69店舗を10月1日付でココストアリテールに譲渡すると発表した(譲渡時期については延期となる可能性あり)。これら残存店舗については同年8月末以降一部を除き、本州地区及び沖縄県は「タックメイト」、九州地区は「RICストア」ブランドに順次変更(多くの店舗が9月に転換)され、これによって「ココストア」ブランドの店舗が消滅する見込みとなっていたが、同年9月にはミツウロコグループホールディングスが旧ココストアの一部店舗を"従来のココストア"に戻した上で、新規出店も検討していることが明らかになった。後述の通り、中小コンビニチェーンのホットスパーやエブリワン、RICマートを運営している企業を買収し、ホットスパーについては2006年から2008年3月にかけて全店舗をココストアへ転換した。この経緯から、再編前の運営会社ごとに別々の「ココストア」のウェブサイトが存在していた。その後、ココストア(本社)とココストアイーストのウェブサイトは統合され全国版サイトとなったが、ココストアウエストに関しては全国版サイトとオリジナルサイトが並存している状況が続いていた。2016年8月、ファミリーマートはココストア・エブリワンの業態転換の目処がたったことからココストア全国版サイト及びオリジナルサイト、エブリワンのサイトを8月31日で閉鎖することを発表、同日を以て予定通り閉鎖されている。旧ホットスパーコンビニエンスネットワークスは、東日本地域と一部沖縄県でホットスパーを運営していたが、2001年にココストアの子会社となり、2006年にはココストアと合併した。この時、会社分割によって、同じ名称の新ホットスパーコンビニエンスネットワークスが設立した。その後2008年3月までに、同社は展開している全てのホットスパーをココストアへ転換し、2008年6月には「ココストアイースト」へ社名変更を行った。一部店舗では「ココ・デ・クック」などココストア独特のサービスを既に実施しているが、旧ホットスパーコンビニエンスネットワークスの流れを汲む為、カスミの商品券を受け入れたり、本社所在地の茨城県を話題としたイバラキングの協賛等を行っている(前述のココストア解散に伴い、2015年11月で終了)。また、システム改修により、ココストアでは非取扱であるが、旧ホットスパー時代には取扱の収納代行も扱うようになった。ホットスパーの流れで、沖縄県石垣市にも店舗があり、同市内の石垣八島店・石垣真喜良店はそれぞれ日本最南端・最西端のコンビニである。2015年9月1日には株式会社ココストアに吸収合併され同社関東支店となった。九州コンビニエンスシステムズは、1999年8月23日に株式会社コトブキヤ・コンビニエンスシステムズ(後の株式会社エブリワン、現・ココストアウエスト)、株式会社リョーユーチェーンサポートシステム(RICマート運営会社で後の株式会社リックサポートシステムズ、現・株式会社ココストアリテール)、九州地域スパー本部株式会社(後にエブリワンと合併)の3社の業務を統合する目的で設立された会社で、九州・沖縄でエブリワン、ココストア、ホットスパーを展開していた。2000年6月にココストアと資本業務提携し、2001年6月には子会社化されていた。2006年6月1日、ココストアは子会社であった九州コンビニエンスシステムズを吸収合併した。このため、九州コンビニエンスシステムズの子会社であった株式会社エブリワンと株式会社リックサポートシステムズはココストアの直接の子会社となった。九州地方でエブリワン及びココストアを展開していた旧・株式会社エブリワンは、2009年9月に株式会社ココストアウエストに社名を変更した。2015年9月1日には株式会社ココストアに吸収合併され同社九州支店となった。九州地方でRICマートを展開していた旧・株式会社リックサポートシステムズは2009年11月に株式会社ココストアリテールに社名を変更した。同社は2016年4月15日付で、ミツウロコグループホールディングスの連結子会社であるであるミツウロコプロビジョンズに売却された。店名にちなんだタレントやキャラクターを起用していた。
出典:wikipedia
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