湿布(しっぷ)はある程度の水分を含んだ布を意味し、主に物に効果を与えるために貼って用いる。液体の薬品を布に塗布されている医薬品を指すことが多いが、大別すると、温湿布と冷湿布の2種類に分けられる。主に筋肉の緊張を和らげる目的で用いられる他、打ち身・ねんざや皮膚病などの治療のために使用されるものもある。水分が多いため肌への密着度が高く、薬効成分が効率的に浸透する。布の部分はその薬部分を保護して貼ったままでの活動を容易にし、長時間の保持にも役立つ。古くには、馬肉のスライスが打ち身などに効く湿布として用いられたり、練った生薬を布に塗布して肌に貼ったりしている。現代でもそれは行われているが、市販品としては腰痛や肩こり・筋肉痛の緩和のための湿布薬が普及している。素材面からみると「パップ剤」と「テープ剤(さらに薄いものをプラスター剤と呼ぶ)」に分けられる。詳細は外用薬#貼付(ちょうふ)剤を参照のこと。第二世代の湿布とはイブプロフェン(ブルフェン®、エスタックイブ)、ジクロフェナク(ボルタレン®)、インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェンなど、強力な消炎鎮痛剤 (NSAIDs) を配合したもの。炎症の四徴の内、発赤や熱感は、ヒスタミンやセロトニンによって引き起こされるので、NSAIDsは、著効しない。適切な時に使用すれば、強い鎮痛作用がある。痛みの原因が筋肉疲労でない場合は、原因疾患の治療が必要である。製品にもよるが大人用の湿布は子供に使用してはいけない。効果が強すぎて肌がかぶれ、剥がせなくなってしまうためである。特にインドメタシンの成分の湿布には注意する必要がある。アメリカでは久光製薬がサリチル酸メチルとL-メントールの含まれた「サロンパス」においを商標登録している。
出典:wikipedia
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