我孫子駅(あびこえき)は、大阪府大阪市住吉区苅田七丁目にある大阪市営地下鉄御堂筋線の駅。駅番号はM27。駅名標等の案内ではあびこ駅と平仮名表記が用いられるが、乗車券などの表記は漢字表記である。利用客は、住吉区民のほか、隣の東住吉区民や、日本城タクシーから営業を引き継いだ北港観光バスのバスが乗り入れている関係で隣の市の松原市民もいる。また、1987年の中百舌鳥駅延伸開業までは、金岡車庫(現在の地下鉄新金岡駅前)より南海バスが乗り入れていた。周囲に鉄道がなかった関係で、堺市北花田・新金岡地区からバスを乗り継いで当駅を利用する乗客が多くあった。朝ラッシュ時の始発列車は、大阪市内利用客に対する着席サービスで3列車が設定されている。また、長居陸上競技場(最寄駅:長居・西田辺)で大規模なスポーツ競技大会が開催された場合、天王寺駅発着の列車を当駅まで延長運転する場合がある。毎年2月1日から7日にかけて、大聖観音寺(あびこ観音)で「節分厄除大法会」が行われることもあり、期間中は多くの参拝客で混雑する。かつて駅付近に大阪市交通局・我孫子検車場があった(御堂筋線・四つ橋線車両の工場を併設)。その関係で四つ橋線の車両も重要検査を受けるため、大国町駅~当駅まで回送電車も走っていた。東三国駅から続いた御堂筋線における大阪市内の駅は当駅が最後となる(南隣の北花田駅からは堺市に入るため)。駅西側にある大聖観音寺の別名「あびこ観音」による。ちなみに、案内上の表記が平仮名なのは、千葉県我孫子市の東日本旅客鉄道(JR東日本)我孫子駅との区別ではなく、難読であるからである(中百舌鳥駅、難波駅も同様)。相対式2面2線ホームの地下駅。改札口は両ホームそれぞれになかもず側端とホームほぼ中央、合計4か所にあり、互いのホームは南北2本の連絡通路で結ばれている。北側1号出入口(北行きホーム)に下りエスカレーター、2号出入口(南行きホーム)に上りエスカレーターが、南側3号出入口(北行きホーム)と4号出入口(南行きホーム)にエレベーターが稼動中。建設当初の計画では、相対式ホームを備えた幅員12尺(現在の単位で3.6m)の高架駅の予定であった。昭和14年10月10日に設計変更され、現在の地下式ホームとなっている。当駅は、天王寺管区駅に所属しており、長居駅の被管理駅である。当駅の中百舌鳥寄りには引き上げ線が2本あり、かつては我孫子検車場と結んでいた出入庫線だったものの一部である。我孫子検車場は、御堂筋線車両だけでなく四つ橋線車両も合わせた大阪市交通局の一大主力車両基地であった。その後、四つ橋線の延伸に伴い新設の緑木検車場に一部業務を移管、中百舌鳥延伸時に新たな御堂筋線車両基地として中百舌鳥検車場が開設されたことで、我孫子検車場は閉鎖され、同時に出入口は封鎖された。現在もその名残りで、平日朝8・9時台と夕方17・19時台には、この引き上げ線を用いた当駅発着の折り返し列車が7往復設定されている。また昼間・夜間に留置される列車もある。それ以外の平日(8本)、および土休日の全て(5本)の我孫子始発列車は、中百舌鳥検車場から回送される。検車場跡地には、浅香中央公園・住吉スポーツセンター・大阪市立我孫子南中学校等の文教施設が建設されている。浅香中央公園には、30系の3011号車(最終出庫車)の車両番号プレート等の記念碑と銅像と車輪が立っている。2015年11月17日の1日乗降人員は33,856人(乗車人員:17,074人、降車人員:16,782人)である。周辺の駅と比較して乗降人員が多く、天王寺駅以南の御堂筋線の駅では中百舌鳥駅に次ぐ第2位である。隣駅である乗換駅の長居駅よりも多い。周辺は商店街・スーパーマーケットやマンションが立ち並び昼夜問わず人通りが多く、賑やかである。また、大学や高校が立地する関係で学生・生徒が多い。かつて住吉区の中心部は南海線住吉大社駅周辺であったが、当駅の開業以後は急速に発展し商業的中心となっている。2003年(平成15年)より年に一度、よさこい踊りを中心とした『あびんこ祭』を開催し地域発展に力を入れている。最寄りの停留所は、「地下鉄あびこ」となる。以下の路線が乗り入れており、大阪市交通局、北港観光バスにより運行されている。()内は駅番号を示す。
出典:wikipedia
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