おおぐま座(大熊座、Ursa Major)は、北天の星座で、トレミーの48星座の1つ。日本で北斗七星と呼ばれる7つの星が有名である。北斗七星は、さまざまな文明でひしゃくやスプーンに見立てられた(おおぐま座の一部としては、腰から尻尾にあたる)。特にミザール(ζ星)と、アルコル(g星)の二重星は有名で、古来、この2星を見分けられるかが、兵士の視力検査の基準にもなったという。β星とα星の間隔を約5倍すると、だいたいポラリス(現在の北極星)の位置になることから、世界的に旅人や航海者にもよく使われた。6つの2等星があるが、全て北斗七星に集中しているのも特色で、熊の胴体を構成する星は、全て3等星以下となっている。以下の北斗七星の7星のうち、δ星以外は全て2等星である。北斗七星以外にある有名な恒星としては以下の星がある。これら3つの天体は、小型望遠鏡でも見ることができる。この星座は銀緯が高いため、我々の銀河系の恒星や星間物質に邪魔されることが少なく、多くの銀河を見ることができる。10等より暗い銀河が50個ある。森のニンフにカリストーという活発な娘がいた。大神ゼウスがカリストーに恋をし、2人の間にアルカスという男の子が生まれた。これを知ったゼウスの妻の女神ヘーラーは大変に怒り、カリストーを毛深く声の低い、恐ろしい熊にしてしまい、ほめられていた口も顎にかわってしまった(一説にはカリストーは女神アルテミスの侍女でありながら純潔を破ったため、アルテミスが罰として熊に変えた)。やがてアルカスは立派な青年に成長した。ある日アルカスが獲物に向かって弓を引いた。相手は熊にされた自分の母親カリストーだった。これを見たゼウスは驚き、矢がカリストーを射殺す前に、2人とも天にあげて星座とした。母親カリストーがおおぐま座、息子アルカスがこぐま座で、母は慕うように息子の周囲を回転する。別の説によれば、2人へのヘーラーの怒りは天に昇ってもおさまらず、2人は永遠に地上に降りて休むことを許されず、ずっと沈むことがないようにされたという。これはギリシャ・ローマ地方では北斗七星が常に地平線上にあることから出来た逸話であるといわれている。
出典:wikipedia
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