青海駅(おうみえき)は、新潟県糸魚川市大字青海にある、えちごトキめき鉄道・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。2005年(平成17年)3月に合併して廃止された旧青海町の中心部にある。島式ホーム2面4線を有する地上駅である。北から順に北口、1番のりば、2番のりば、3番のりば、4番のりば、南口の順に並んでいる。駅舎(橋上駅舎)はホームの親不知方の上空から北口にかけて設けられ、駅舎から南口と二つの島式ホームにそれぞれ橋がのびている。旅客列車は1・2番のりばに発着する。3・4番のりばは元々貨物専用であったため普段は使用されておらず、えちごトキめき鉄道への移管時点では架線が撤去されている(場内・出発信号機のみ稼動)。1968年(昭和43年)8月築の橋上駅舎の内部には、コンコースのほか独立した待合室がある。JR時代から引き続き糸魚川市が受託する簡易委託駅として、出札・改札業務を行っている。自動券売機が設置されているが、窓口営業時間内は使用停止となる。JR西日本時代は糸魚川地域鉄道部が管理し、出札口ではPOS端末による発券のほか、補充券による指定席券の発行が可能であった。一時期自動券売機が設置されていたが、運賃改定に伴い撤去されている。貨物駅としての機能もあるが、2008年(平成20年)3月以降は定期貨物列車の発着はない。JR貨物青海駅は、コンテナ貨物と臨時車扱貨物の取扱駅である。2008年(平成20年)3月のダイヤ改正までは、コンテナ貨物や車扱貨物を輸送するための貨物列車が発着していた。1963年度(昭和38年度)には1日平均5000トン、使用貨車数250両を数えた。青海オフレールステーション(略称、青海ORS)は、駅構内南方にありJR貨物青海駅に属するコンテナ集配基地である。12フィートのコンテナ貨物を取扱い、貨物列車代替のトラック便が富山貨物駅との間に1日4往復運行されている。2015年3月改正以前は黒井駅行きのトラック便も設定されていたが、同改正以降は富山貨物駅発着に集約されている。コンテナ輸送列車が設定されていた当時は、現在コンテナ基地となっている場所がコンテナホームとして使用されていた。コンテナ荷役線は1線あった。当駅から南西方向へ分岐し青海川に沿って南下する電気化学工業の専用鉄道がある。工場敷地内に敷設された全長8.6kmの当路線は製品の発送や原料の輸送に使用されており、青海駅 - 青海工場間の路線(通称・セメント線)、青海工場 - 原石鉱山間の路線(通称・原石線)、青海工場構内の路線(通称・工場線)の3路線から成る。セメント線は、工場で生産された苛性ソーダや液体塩素、セメントの運搬に使用され、原石線は同社の石灰石鉱山で採掘・粉砕された石灰石を工場へ運搬する際に使用される。前者については、2008年(平成20年)3月13日を最後に定期貨物列車は運行されていないが、しばらくは稀に臨時列車が運行されたり青海駅構内のJR分界点まで錆取り列車として機関車が回送されたこともあった。しかしそれも2009年3月で完全に廃止され、2009年4月から2010年3月にかけて線路は全て撤去された。後者は運行が継続されている。かつては、糸魚川方の貨車操車場から糸魚川方向へ北陸本線に沿って並走し電気化学工業青海工場田海製造所へ至る路線(通称・田海線)があり、主に化学品の発送が行われていた。更に以前は、操車場から南東方向へ分岐し田海川沿いに南下して明星セメント糸魚川工場田海鉱業所へ至る専用線も存在した。「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年1日の平均乗車人員は以下の通りである。北口を出て北の方向を見ると海が見える。この駅は海に大変近く、駅から海岸までの距離は300メートルに満たないほどである。北口駅前から海岸までの通りが青海の中心部で、銀行の支店などがある。糸魚川市役所青海事務所(旧青海町役場)へはこの駅から500メートルほどの道のりである。当駅の親不知方で北陸本線の線路は青海川を渡る。この川の上流ではヒスイの産出があり、青海川硬玉産地として国の天然記念物に指定されているが、北陸本線が渡るところはこの川の河口に近い場所である。糸魚川市コミュニティバス きらら玉ノ木線
出典:wikipedia
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