慶應義塾普通部(けいおうぎじゅく ふつうぶ、)は、神奈川県横浜市港北区日吉本町一丁目にある、私立中学校。慶應義塾の一貫教育校の一つであり、男子校という特色を持つ(同じく系列の中学校である中等部、湘南藤沢中等部は共学校)。生徒は、学力・面接・体育よりなる入学試験に合格した者と、系列小学校の幼稚舎から入学する者より構成される(慶應義塾は、内部推薦で最終的に大学まで進学が可能な、いわゆる「エスカレーター式」を採用している)。公式には1898年 (1858年、1868年、1890年、1899年とする解釈も存在)山崎 一郎 (2012年4月1日 -)森上和哲(2016年4月1日 -)普通部という名称は1890年(明治23年)、慶應義塾に大学部を設置する際に従来の課程を普通部と命名したことに由来する。戦後の学制改革の際、普通部は新制の中学校と高等学校とに分かれたが、その際に普通部の名称はそのまま新制中学校へ受け継がれた。「『普通部』という名称は新制高等学校の普通科と紛らわしい」という理由で、当時の文部省からの認可が遅れたという逸話が残っている。なお、名前に「中」が含まれない唯一の中学校である。1年生のみ、24人学級×10クラス、2・3年はクラス替えなしの40人×6クラスである。選択授業(3年のみ)や理科に独自のカリキュラム(ほぼ毎週出る理科実験レポートやフィールドノート等)が組まれているのが特徴。特に、ほぼ毎週提出が義務付けられているⅠ(物理・化学)・Ⅱ(生物・地学)という2つの実験レポート作成は、日本の一般的な理科教育に比べ、早期から参考資料を基に実験結果を考察するという本格的な書類作成を行わせている。普通部では留年(再修)制度(1回まで可能)が定められており、生徒は最高で4年間在学することになる。成績評価の平均がC未満になると留年候補生となり、例年は1学年で4、5人程度が留年する。慶應義塾普通部を卒業した者の90%が慶應義塾高等学校に進学するものの、慶應義塾志木高等学校、慶應義塾湘南藤沢高等部及び慶應義塾ニューヨーク学院への進学もできる。ちなみに、2008年度の慶應義塾高等学校の第1学年の生徒は、慶應義塾普通部または慶應義塾中等部を卒業した者が375人、国立大学教育学部附属中学校(高等学校を併設するものを除く)、公立中学校または他の私立中学校(高等学校を併設しないものに限る)を卒業した者が343人であり、慶應義塾が設置する中学校を卒業した内部進学の生徒の数と、公立中学校などを卒業した外部進学の生徒の数が拮抗している。横浜市港北区日吉本町にあるが、慶應義塾大学の日吉キャンパスや慶應義塾高等学校とは東急東横線日吉駅をはさんで反対側にある。日吉駅と本校を結ぶ道は「普通部通り」と名付けられている。新校舎(本館)と仮設校舎を中心に、特別教室棟や、体育館、小体育館、中庭、グラウンド、第二グラウンド、テニスコート(人工芝4面)、弓道場などの施設を持つ。黒の詰襟学生服と、着用自由な制帽。なお、制帽を着用する生徒は本当にごく僅かである。夏季はワイシャツとズボン(黒とグレーの2色を選択可)。オプションにセーターやベストがある。旧制時代、中学校では珍しく半ズボンを制服として定めていた(1・2年生だけが対象)時期があった。現在は全学年とも長ズボンである。
出典:wikipedia
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