ガチャピン(生年不詳4月2日 - )は、フジテレビ系の子供番組『ひらけ!ポンキッキ』を初めとする様々なフジテレビ系番組において、主として着ぐるみの形で登場するキャラクター。設定上、南国生まれの恐竜の男の子で、年齢は永遠の5歳(かつては5年に1歳ずつ年をとるという設定だった)、身長は165cm、体重は80kgとされる。誕生日である4月2日は『ひらけ!ポンキッキ』の放送が開始された1973年4月2日に由来する(「正確な誕生日は不明だが、テレビで日本のお友達に初めて会った日を誕生日にしている」という設定)。全身緑色で丸い頭、半開きで眠そうな垂れ眼。口元からは前歯が2本飛び出している。背中には背鰭があり、お腹の部分だけが黄色とピンクの縞模様になっている。ムック(雪男の子供)とコンビを組む。日本ソフト映像倶楽部社長の片桐襄二が原案・デザインを担当(一説にはスタジオぬえがデザインしたともされる)。眠たげで穏やかなその表情は、同番組を制作した日本テレワークの野田昌宏社長をモデルとしている。ビートルズのポール・マッカートニーがモデルだという説もあった(相方のムックのモデルがジョン・レノンであるという説と合わせて、これは都市伝説と化しているが、根拠はない)。自己紹介の決まり文句は「ガチャガチャピンピン、ガチャピンで~す」。声優は、初期は矢沢邦江、2014年3月まで雨宮玖二子、同年4月以降は非公表。『ひらけ!ポンキッキ』放送初期では「船長(キャプテン)」が南の島から持ってきた卵から生まれたという設定で、のんびりとした内気な性格だった。その後、冒険心旺盛なスポーツマンという性格が前面に押し出されるようになり、番組内でスキー、ジムカーナならびにサーキット走行、ロッククライミング、ハンググライダー、スクーバダイビング、空手(極真空手初段)、体操、ボウリング、フィギュアスケート、果ては1998年8月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地より宇宙船ソユーズTM-28に搭乗し、ロシアの宇宙ステーションミールに到着、宇宙飛行まで行っている(地球環境問題に興味を持っており、宇宙飛行を決意したのもこれがきっかけと語る)。ただし2003年『ポンキッキーズ21』内で放送されたボウリングの試合でミスを連発し、ボウリングは苦手だと語っている。2008年11月17日には『Beポンキッキ』で共演のダンテ・カーヴァーと共にヒマラヤ山脈のヤラピーク登頂に成功した。これはソフトバンクのコマーシャルとしてフジテレビ限定で放送された。両手首に7個ずつあるエネルギーボールが勇気と力の源とされている。柳田理科雄は「エネルギーボール内に炭水化物が入っているのならば大きさ的には運動神経抜群の理由が分かる」と語っている。番組内の曲「2100ねん ガチャピンキッド」では地球の危機が迫った時の正義のヒーロー「ガチャピンキッド」に変身している。また、同じく正義のヒーロー・科学忍者隊ガッチャピンが登場している。ガチャピンとの関連は不明だが、本人曰くガッチャピンとは別人(友人)とのこと。フジテレビ『ガチャガチャポン!』では「友情出演」としてバーのマスター役でレギュラー出演し、キャラクターのガチャパン!からは「師匠」と呼ばれていた。2006年7月からフジテレビKIDSクラブ公式サイト内でブログを開始。本当はコメントへのレスをしたいのだが、手指の構造上、タイピング速度が非常に遅いため断念しているとのこと。書籍「ガチャピン日記」では一部のコメントの紹介と共にレスを返している。記事によると意外にも流行や新しい物に敏感のようである。パソコンはWindowsとMacintosh両方を使いこなし、2007年1月、マイクロソフトが発売した新しいOSソフトWindows Vistaにも興味があるらしく、発売日のブログには番組プロデューサーに自身のPCにも入れ替えて欲しいと要望案を書いている。またiPhoneは、ガチャピンの指では反応しないとのこと。また2009年7月1日からはTwitterも開始しており、日本語アカウントとしては最多のフォロワー数だったこともある。2012年4月より、ポンキッキシリーズ40周年記念事業の一環に、ガチャピンを実際の恐竜に当てはめ、そのルーツ(先祖)を研究した『ガチャピン創世記』が福井県立恐竜博物館の協力で企画された。背中の骨板や両肘のエネルギーボール(装甲)は剣竜類に似た特徴を持ち、骨格は鳥盤目に近い事から、分類は恐竜綱 鳥盤目 剣竜下目と定義された。またガチャピンの祖先達のイラストが創作され、グッズも販売されている。「たべちゃうぞ」はガチャピンのファーストシングルである(シングルでの歌手名の表記は「矢沢邦江(ガチャピン)」となっている)。1975年4月、B面は石川進の「パンダがなんだ」。『ひらけ!ポンキッキ』から市販された第1号のシングルである。品番はCX-101歌詞は一般から公募(岡本おさみが補作)し、作曲は吉田拓郎。「親の言う事を聞かない子は食べちゃうぞ」という内容で、本来は親から子への優しい視線をユーモラスに折り込んだ詞だが、やはり視聴者から「怖い」などといった反発や苦情が多く、わずか2週間で放送中止になった。その後もレコードへの収録はされており、1976年発売のLP『ホネホネ・ロック パタパタママ』(AP-4001)や1977年発売の2枚組LP『ひらけ!ポンキッキより うたのベストアルバム』(AT-4010〜11)などに収録された。しかし、フジテレビ系バラエティ番組『トリビアの泉』(2003年9月10日放送)で紹介された事で「ガチャピンが子供を食べようとする歌」として再び同曲が注目を浴びるようになった。だが、当時のアニメ映像では全く別の怪獣が出ていたため、厳密に言うとこの表現は適切ではない。ガチャピン本人も同番組で同曲が取り上げられたことを受けてコメントを求められた際は「記憶にありません」と発言している。2004年発売のCD『ガチャピン&ムックが選ぶポンキッキーズ・ベスト30』の1曲目に収録された。2014年4月26日、DVD-BOX『beポンキッキーズ40thアニバーサリーボックス』・DVD『ベストヒット ponkickies melody』の発売記念イベントにて、ガチャピンは一番印象深い曲について、「初めて一人で歌った歌だから」とこの曲を挙げ、「恥をかきながら、大汗をかきながら一生懸命歌ったのに、2週間で中止になって『世の中厳しいな』と思ったし、子ども心に傷ついたよ!でも『トリビアの泉』で紹介されて、話題になってまた歌えるようになって嬉しい。世の中捨てたもんじゃないなと思った」とこの曲をめぐる思い出を懐かしそうに語った。作曲者の吉田は同曲を2011年にラジオ番組『坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』(2011年11月28日放送)内で弾き語りでセルフカバーをしている。番組内で吉田は、同曲をガチャピンに提供したり、かつてMCを務めてたフジテレビ系音楽番組『LOVE LOVE あいしてる』(1996年10月5日放送)でゲストの安室奈美恵に自身をガチャピンに似ていると指摘されたことを挙げて、「僕とガチャピンは何かと縁がある」と発言している。また一部のカラオケ機種でも配信されている。ムックと共に、フジテレビをはじめ各局のテレビ番組・ラジオ番組、各種イベントなどにゲスト出演している。但し、在京テレビ局では日本テレビとテレビ朝日の出演は2011年現在ない。(CMに関しては日テレ、テレ朝共に流れており視聴することはできる。)
出典:wikipedia
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