土曜日(どようび)とは、金曜日と日曜日の間にある週の一日。曜日の起源を考えれば週の始まりである1日目になるが、週の始まりを日曜日と考えると7日目、週の始まりを月曜日と考えると6日目となる。名称は、七曜のひとつである土星の日にちなむ。、は、ドイツのヴェストファーレン地域でのと同じく、古代ローマの農耕神サターンから来ている。、、、などは、に起源があり、それはまた(安息日の意味)から出ている、中国語では「」もしくは「」という。古代バビロニアで生まれ、古代ギリシャ・エジプトで形成された曜日は、土曜日から始まることによって完成した。古代ではプラネタリーアワーという考えがあり、地上から見て角速度が遅い天体の順に、起点の時刻から一時間ずつ守護していると考えられていた。そこで週の最初の日の最初の時間を守護する星は、古代に知られていた惑星のうち一番角速度の遅い土星が当てはめられ、またその日全体を守護する星も土星となったため、一週間の最初の日が土曜日と決まったのである。ただし現在では日曜日や月曜日を一週間の始まりと考える人も多い。 ⇒曜日も参考のこと。かつて日本の官公庁や公立学校は午後だけが休日となっていて、これを「半ドン」と称していた。現在は、官公庁や公立学校、ほとんどの会社が週休二日制を採用し、土曜日は終日休みとなっている。ただし、日曜日と異なり、この日が国民の祝日になった場合でも、振替休日は設けられない。カレンダーでは平日と同様に黒色で表記したものもあるが、日曜日・国民の祝日と同様の赤色、または青色や灰や緑色などで表記することが多い。鉄道や路線バスのダイヤは、週休二日制が普及する1970年代以前は、土曜日は平日ダイヤで運行されていたが、週休二日制の普及により、都市圏では1980年代以降に主に夕方の運行本数の削減をする形で土曜専用のダイヤの新設を経て、1990年代以降休日ダイヤに統合された路線が多い。 鉄道では「土・休日ダイヤ」として休日扱いとしていることが多いが、現在でも能勢電鉄など路線によっては土曜日を独立のダイヤにしている場合もある。 バスでは休日扱いする場合のほかに、独立の土曜ダイヤが組まれる場合と、平日ダイヤから朝夕のバスを間引く場合がある。週休二日制が普及したとはいえ、私立の学校や病院・医院等では、土曜日に午前中だけの授業や診察を行なっているところもあり、通勤通学時の利便性を考慮している。銀行などの金融機関では、1983年7月までは全ての土曜日で、1989年1月までは特定の土曜日の午前中(9:00 - 12:00)に窓口営業を行っていた。 金融機関の営業土曜日にはATMは9:00 - 14:00の時間帯に稼動していた。その後に各金融機関で土曜日のATM稼働時間が延長されても、その名残で当初はこの時間帯( -14:00)は時間外手数料がかからなかった。現在は週休二日制の進展により「土曜日も休日である」として、自行カードでも終日時間外手数料がかかる金融機関が主流だが、まだ「土曜14時までは時間外手数料がかからない」金融機関も存在する。ユダヤ教では宗派によらず土曜日は安息日で、より正確には、日本でいう「金曜日」の日没から「土曜日」の日没までである(「深夜」を参照)。この日は働くことはもちろん、家事や出かけることなども禁じられる。ただし、現在では世俗的な生活をする人も多く、必ずしも守られてはいない。土曜日、安息日を指すヘブライ語「シャバト」()は土星や農耕神サトゥルヌスとは関係なく、「休む」という意味の動詞「シャヴァト」()に由来し、「安息日」を意味する。キリスト教でもギリシャ語に借用されて「サバト」といい、さらにイタリア語 Sabbato、スペイン語 Sabado など、ヨーロッパと西アジアの多くの言語で土曜日の語源となった。キリスト教には、もともと週末に信徒が集まる習慣として受け継がれた。主流派ではないが、日常の禁酒・禁煙に加えて、土曜日の安息を強調する教団(原宿のSDAなど)がいくつか存在し、教会・集会所に集まって礼拝する。福音書には、当時の宗教家は安息日の決まりを形式的に守らせることに五月蝿く、イエスの弟子の行儀が悪いことを挙げて咎めるのに対し、イエスが反駁する場面がある。
出典:wikipedia
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