南北線(なんぼくせん)は宮城県仙台市泉区の泉中央駅から太白区の富沢駅を結ぶ仙台市交通局の地下鉄路線。ラインカラーは緑。路線記号は事業名称は、仙塩広域都市計画 都市高速鉄道第1号 仙台市高速鉄道南北線。事業延長は15.56km(地下式11.65km)。開業当初から全列車が4両編成で、ワンマン運転が行われている。他線と線路が繋がっていない独立した路線であり、直通運転はない。仙台市地下鉄南北線は、仙台市泉区の泉中央副都心にある泉中央駅から、北仙台、仙台市都心部、長町副都心を通って、仙台市太白区の富沢に至る路線である。路線の大部分は地下線だが、両端では高架線あるいは地上線となっている。地形との関係については仙台の地形の項目を参照。1960年代以降の高度経済成長で仙台市郊外も住宅建設が急増していった。隣接する泉市(現在の仙台市泉区)における宅地開発はより加速度を増しており、増え続ける住宅団地に交通網が追い付かない状況だった。特に県道仙台泉線の渋滞は酷く、自動車だけではなくバスも需要が逼迫しており、これらの緩和には地下鉄が必要との仙台市の審議会の勧告を受けて1981年に着工された。都心流入のバスを減らすために、一部の駅にバスプールを併設し、バス・地下鉄乗り継ぎを促すバス系統と運賃体系が整備・運用されている。泉中央駅のように地下鉄とバスの乗り継ぎが一般化した駅もある一方で、北仙台駅のように一部の路線を除きバスプールに乗り入れずに都心に直通する例も見られる。この他、地下鉄のみで都心に通勤・通学する人達の需要に応えた形で、沿線のマンション建設が活発化した。開業時期は丁度バブル景気期であったため、都心の地価が高騰しており、地下鉄によって泉中央に業務機能が分散して地価上昇を抑える助けとなり、泉中央の都市化が進んだ。開業前の仙台市による利用者数予測では、開業時点で一日当たり22.5万人、開業20年目の2007年には33万人となる計画だった。実際には、開業初年度は一日平均11万人で、その後は増加傾向で推移したものの、1995年の16.7万人をピークに微減傾向となった。近年は再び増加し、現在の一日平均乗車人員は16.6万人(年間約6,047万人。2013年度実績)となっている。全列車が、泉中央駅 - 富沢駅間を通しで運転される。運行間隔は、平日日中と土休日(早朝と深夜を除く)が7分半間隔、平日朝ラッシュ時が3-5分間隔、平日夕ラッシュ時が5分半間隔となっている。なお終電は通常、仙台駅発車時刻が富沢行・泉中央行ともに23:59であるが、金曜日と金曜が祝日となる場合の木曜日に限り、富沢行・泉中央行24:11発の列車が運転される。これは、その日には東京駅発東北新幹線の臨時列車「やまびこ249号」(仙台駅23:52着)が運行されるため、これに連絡するためである(なお、通常の東北新幹線の下り最終列車「やまびこ223号」(仙台駅23:48着)には、通常の地下鉄線最終列車が連絡している)。全駅とも宮城県仙台市に所在。かつては仙台鉄道が通り、現在は仙台のベッドタウンとなっている富谷市や大和町からは、国道4号等の幹線道路が慢性的渋滞に悩まされるようになったことから泉中央以北への延伸の要望がある。富谷市は、南北線の延伸、ライトレール (LRT) の導入、路線バスの強化のいずれかを想定し、泉中央駅 - 大沢 - 大清水 - 大和町吉岡の各地区を結ぶ公共交通機関の導入を検討している。
出典:wikipedia
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