リクルート事件の責任を取って竹下登首相が辞任し、前の竹下内閣改造内閣は退陣した。間近に主要国首脳会議(サミット)を控えて、早急に次期総理総裁を決めなければならない中、自由民主党の有力者が軒並みリクルート事件に絡んでいたため、身動きがとれなくなっていた。そこで、竹下内閣改造内閣の外務大臣で、リクルート事件と関係も薄い宇野宗佑が、急遽自民党総裁に抜擢されて首相に就任し、組まれたのが宇野内閣である。閣僚には、リクルート事件と関係の薄い人を優先的に登用することで、世論のイメージアップも図られた。しかし、就任間もない宇野首相自身に週刊誌報道による女性問題が発覚してしまう。この「首相の女性問題」に、先の「リクルート事件」、「消費税導入」の3点セットにより、同年7月に行われた第15回参議院議員通常選挙で、自由民主党は獲得議席数36議席と過半数を割り込み、結党以来の惨敗を喫した。この責任を取って参議院選挙投票日翌朝に宇野は退陣を表明。翌月には海部俊樹が後継総裁に選出され、宇野内閣は僅か在任期間69日間の短命内閣に終わった。この在任期間69日は東久邇宮内閣、第3次桂内閣(第1次と2次を合わせれば、今までの歴代内閣では最長である)、羽田内閣、石橋内閣に次ぐ史上5番目の短命である。また、第3次桂内閣を除いた戦後だと、4番目の短命内閣である(2015年1月現在)。この宇野宗佑内閣時代に起こったトピックスとしては、が挙げられる。前内閣の政務次官が9名留任した。
出典:wikipedia
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