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両毛線

両毛線(りょうもうせん)は、栃木県小山市の小山駅から群馬県前橋市の新前橋駅までを結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(幹線)である。運行上は、群馬県側では新前橋駅より上越線に乗り入れ高崎駅まで運転しているため、乗り入れ区間においても両毛線列車として案内されている。両毛地域と呼ばれる栃木県南西部から群馬県南東部に至る平野部の諸都市を結ぶ路線である。もともとこの地域で盛んに生産されていた生糸や、桐生織に代表される織物の輸送のために建設された路線であったが、現在では地元の通勤通学客の利用が中心となっている。沿線には中学・高校・大学・専門学校などが多く、朝夕は通学のための生徒・学生で混雑する。対東京輸送は東武鉄道が、各都市から東京都心の浅草駅に直通する特急をはじめとした優等列車を多く走らせて、この地域と東京を直結させているのに対し、両毛線は地域内輸送が中心で、ほとんどの列車が普通列車となっている。ただし前橋市にとっては、高崎駅を経て高崎線もしくは新幹線経由で都心へ向かう際の主要な公共交通機関となっている。沿線の主要な都市に立ち寄るように建設されたため、平野部を走る路線でありながら路線は大きく蛇行しているが、それでも沿線の都市間アクセスには利点がある。例えば足利 - 伊勢崎間は東武伊勢崎線、桐生 - 前橋間には上毛電気鉄道上毛線といった路線が(伊勢崎駅以外は同一の駅ではないが)両毛線よりも短い距離で並行している部分があるものの、東武伊勢崎線は太田で運行系統が分断されているため、直通運転が少ない時間帯では乗り換えを強いられるほか、上毛電気鉄道上毛線は、両毛線よりも駅数が多く所要時間も長くなり、かつ運賃も高額となっている。また、思川・渡良瀬川やその本流である利根川など、距離の割に大きな河川を横切ることが多い路線であることも特徴的である。全線が旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「東京近郊区間」、およびIC乗車カード「Suica」の首都圏エリアに含まれている。2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震の影響による発電所停止に伴い東京電力が実施した計画停電の第1から第5グループすべてにまたがるため、小山駅 - 伊勢崎駅間は運休していたが、3月31日に全線復旧した。ただし、計画停電が実施されなかった日でも運転は再開されなかった。小山駅のみ大宮支社、それ以外(思川駅 - 新前橋駅間)は高崎支社の管轄であり、小山駅起点2km地点(思川の鉄橋の手前)に支社境界がある。群馬の上毛野国と栃木の下毛野国を結ぶ両毛線は、都市と田園、北を足尾山地の山々、南を関東平野の田園風景と詩趣を呼び起こす沿線である。小山駅 - 富田駅間は市街地を除いて水田地帯の中を走り、富田駅 - 桐生駅間は概ね足尾山地の縁に沿って走っている。東北新幹線の高架下にある小山駅の両毛線ホームを出ると、まず結城街道の陸橋をくぐる。その後すぐに宇都宮線が右手に離れて分岐し、反対の左手側には北部電留線があり、また周辺の倉庫、工場への引込み線が引かれているのがわかる。国道4号の陸橋をくぐった直後の右手には小山ゆうえんちがあったが、今はショッピングモールおやまゆうえんハーヴェストウォークと小山温泉 思川となっている。高台にある市街地を過ぎると思川を渡る。思川を渡るとあたりは一気に田園地帯となり、その中を行くと思川駅に至る。さらに田園地帯が続き、住宅地が見えると高架区間に入り、東武日光線をくぐる。高架化以前の両毛線は栃木レザー工場の北側を走っていたが、栃木駅周辺の高架化に伴い、東武日光線に沿うように南側へ経路が大きく変更され、旧線跡地の一部は栃木県道31号栃木小山線となっている。巴波川を越えると、「小江戸」と呼ばれる栃木市の中心駅・栃木駅に到着する。蔵づくりの建物が立ち並ぶ中心部は、駅から北へ1kmほどの距離である。栃木駅では東武日光線・東武宇都宮線と接続する。栃木駅から大平下駅にかけて、太平山を望みながら東武日光線とやや離れたところを併走する。岩舟駅から佐野駅までは複線区間となっており、水田や岩船山・三毳山を望みながら進む。東北自動車道と交差し、住宅地をしばらく走ると佐野駅に着く。佐野駅では東武佐野線と接続する。佐野駅を出ると、秋山川を渡り、田園地帯が続き、旗川を渡って足利市に入る。富田駅付近では、南にあしかがフラワーパークを、北に栗田美術館を望める。富田駅・足利駅・山前駅・小俣駅にかけて東西に長く連なる足利市街地を通過する。小俣駅を過ぎ、桐生川を渡ると群馬県桐生市に入る。しばらく住宅地が続き、再び桐生川と接すると高架区間に入り、山々に囲まれた桐生市街地を一望できる。桐生市の目抜き通りである本町通りを越えると、「織都」と呼ばれる桐生市の中心駅・桐生駅に到着する。桐生駅 - 新前橋駅間は、北に赤城山を望みながら関東平野を走る。桐生駅を出ると、高架から切通しに変わり、南西方向に進路を取って渡良瀬川を渡る。わたらせ渓谷線を分岐し、さらに東武桐生線と交差する。桐生市街地を抜けると、桐生競艇場の最寄り駅である岩宿駅に着く。田園風景が広がる中、国定忠治の出身地として知られる伊勢崎市国定町にある国定駅を過ぎ、伊勢崎駅で東武伊勢崎線と接続する。伊勢崎駅を出ると北西に進路をとり、駒形駅に至る。駒形駅から前橋駅までは複線区間となっており、周辺には東前橋工業団地が広がる。1999年(平成11年)に前橋大島駅が開業している。前橋市街地が近づき高架区間に入ると、群馬県の県庁所在地である前橋市の中心駅・前橋駅に到着する。前橋駅は高架駅で、群馬県庁などを望むことができる。前橋駅を出て利根川を渡る際には、夜にライトアップされる平成大橋や、群馬大橋を見ることができる。高架区間を過ぎると、右側から上越線と吾妻線の線路がカーブして寄り添ってくる。その後新前橋駅へ到着し、上越線に直通する。線路名称上は小山駅が起点(東北本線の支線という扱い)であるが、小山駅に向かう列車が下りとして扱われる。また、桐生駅以西を走る全列車が新前橋駅から高崎駅まで上越線に乗り入れており、上越線内でも両毛線として案内される。利用者から増発の要望があるが、駅間距離の長い一部区間をのぞいて単線であるため列車の本数が増やせない。そのため、通勤・通学時間帯は相当混雑する。沿線自治体で結成され、桐生市に事務局がある両毛線整備促進期成同盟会が複線化などの要望活動を行っている。以前は冬季(11月15日 - 3月31日)には前橋大島駅 - 思川駅間で車内保温のため一部時間帯をのぞき、ドアは半自動扱い(ドアを開放後に手でドアを開ける)となっていたが、2011年6月からは東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う福島第一原子力発電所などの各発電所の停止による電力不足を受け、節電対策として全列車が全駅で通年半自動扱いになっている。1時間あたり朝の通勤・通学時間帯は2 - 3本、その他の時間帯は1 - 2本の運行で、全線の中で最も運転本数が少ない区間である。そのため通勤ラッシュの時間帯は前述の通り激しく混雑し、特に小山駅 - 栃木駅 - 佐野駅間の付近で顕著である。多くが高崎駅までの直通列車だが、早朝・夜間を中心に小山駅 - 桐生駅間の区間列車も設定されており、始発・最終以外は桐生駅で高崎駅発着の列車に接続している。また、2往復が小山駅で進行方向を変えて宇都宮線(東北本線)へ乗り入れ、宇都宮駅・黒磯駅まで運転されている。また、毎年ゴールデンウィーク中に富田駅近くのあしかがフラワーパークで大藤祭りが開催される関係で、上野・いわき・大宮発の臨時快速列車が桐生駅まで乗り入れたり、足利発小山行きの臨時普通列車が運行される。このほか、8月の小山花火大会や足利花火大会開催時には臨時普通列車が、隔年11月のとちぎ秋まつり開催時には東京方面からの臨時快速列車が運行される。また、沿線私立高校の入学試験が行われる日の混雑時間帯に、受験生向け臨時列車が運行されることもある。なお、この列車は時刻表には掲載されないことが多い。全列車が、新前橋駅から上越線に乗り入れ高崎駅発着となっている。小山駅からの直通列車のほか、桐生駅・伊勢崎駅・前橋駅で高崎方面に折り返す区間列車も設定されている。1時間あたり通勤・通学時間帯は4 - 6本、日中は2 - 4本の列車が設定されているが、約半数は伊勢崎駅・前橋駅での折り返し運転である。2009年3月14日のダイヤ改正で、前橋駅 - 高崎駅間では、10 - 16時台は原則的に1時間あたり3本でパターンダイヤ化されている。その関係で同区間では若干増発されたが、逆に前橋駅 - 伊勢崎・桐生方面の列車は若干減便された。一部の列車は新前橋駅で増結・切り離しが行われる。高崎発前橋行き区間列車で土曜・休日9時台の1本のみグリーン車連結のE233系3000番台の10両編成が使用される列車が設定されている。前橋花火大会の際の臨時便はE231系や211系の10両編成が使用される。私立高校入学試験・正田醤油スタジアム群馬で行われる高校総体の開会式の日の混雑時間帯には臨時列車が運行される。なお、新前橋駅 - 前橋駅間の利根川鉄橋は強風の影響を受けやすく、風速によっては徐行運転や運転見合わせとなる。この区間は単線区間であり、両毛線の中では運転本数・利用者とも最も多いため、遅れの影響力が大きい。JRは利用者数の増加が見込めないとして、多大な設備投資を要する橋の複線化には消極的であるが、群馬県商工会議所は東京有事の際に両毛線が代替輸送手段となり得るとして、複線化を訴えている。東京方面から来る高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ラインの列車が、高崎線の延長のような運行系統で上越線を経由し、県庁所在地である前橋駅まで乗り入れている。ただし、両毛線に乗り入れる区間は新前橋駅 - 前橋駅間の1駅間のみである。以前は桐生駅・伊勢崎駅 - 上野駅間を直通する列車もあったが、2004年10月16日のダイヤ改正で消滅した。線内で唯一の定期優等列車である特急「あかぎ」は、上野駅・新宿駅と前橋駅との間を結んでいる。普通・快速列車としては、上野駅発着の列車が多く運行されているほか、高崎線から池袋駅・新宿駅・横浜駅などを経由して東海道線の平塚駅・国府津駅・小田原駅までの長距離列車(湘南新宿ライン)も早朝に上り3本が、高崎線から上野駅・東京駅・横浜駅などを経由して東海道線の熱海駅・JR東海区間の沼津駅までの長距離列車(上野東京ライン)も設定されている。かつては平日夜間にも下り1本が設定されていたが、2014年3月15日のダイヤ改正をもって廃止された。また、高崎線上野発の下り初電前の朝5時台(高崎発は6時台)に籠原発前橋行きの列車が1往復設定されている。2015年3月14日までは22時台に前橋発籠原行き(高崎駅で時間調整:23時過ぎ発)があったが、翌14日の改正で高崎行きに見直された。高崎線内では両毛線直通列車の案内はまちまちで、「高崎線」・「両毛線 高崎線(または高崎)回り」・「高崎線 両毛線直通」・「高崎・両毛線」などと案内されている。ダイヤが乱れた場合、高崎駅 - 前橋駅間および新前橋駅 - 前橋駅間で区間運休となることがある。また、朝の時間帯の上り普通列車、および夕・夜間帯の下り普通列車が大幅に遅れている場合、特急「あかぎ」が前橋駅 - 高崎駅間でグリーン車をのぞき、特急券なしで乗車できるときがある(上越線の井野駅と高崎問屋町駅は通常通り通過)。ただし、駅員による案内がある場合に限られる。1996年ごろに一時期、定期列車として快速が設定されていた。朝の通勤時間帯下り桐生駅→小山駅間で、途中の停車駅は足利駅・佐野駅・栃木駅であった。主に栃木県南の都市から東北新幹線を利用する通勤通学客の利便を考慮しての運行であった。上りも夜に小山駅→桐生駅間で運行されていた。利用率が芳しくなかったのか、数か月で廃止された。1998年ごろまでは、常磐線の茨城県水戸方面より水戸線経由で小山駅から両毛線に乗り入れ桐生駅まで直通する列車があった。この列車は水戸線と常磐線が交流電化であることから勝田電車区所属の交直流電車403・415系が使用された。下り水戸方面行きは高校生の帰宅時間帯に走っていた。また、高校の完全週5日制が始まるまでは、定期試験期間や土曜日に、足利駅・富田駅・佐野駅などを利用する高校生の帰宅列車として、小山発足利行き→折り返し足利発小山行きの列車が運行されていた。上野方面から直通の急行列車が運転されていたこともある。上野駅から高崎駅経由で、前橋駅・桐生駅・小山駅まで運転した「あかぎ」・「はるな」が、上野駅から小山駅経由で桐生駅・高崎駅まで運転した「わたらせ」があった。なお、高崎経由の列車については、「あかぎ」の沿革を参照のこと。小山経由の「わたらせ」については「とちぎ」を参照のこと以下に示す車両はすべて電車である。1985年ごろは115系・165系が多数使用され、本来は湘南色のエリアであるが、1985年3月14日改正で中央東線から転入してきたスカ色の115系が一部混在したこともある。2004年10月のダイヤ改正までは、高崎 - 桐生間に限って185系を使用していた列車が存在した。E231系、E233系、651系、185系は前橋 - 新前橋間のみ。ただし定期回送列車として駒形まで乗り入れる。両毛線は歴史的に、両毛地区の生糸や、桐生織をはじめとする絹織物の輸送を目的として両毛鉄道(りょうもうてつどう)が建設した小山 - 前橋間と、日本鉄道が現在の高崎線の延長として建設した前橋 - 新前橋間に分かれる。1884年に開業した前橋駅(内藤分停車場)は現在位置とは異なる利根川の右岸におかれ、1889年11月に両毛鉄道の前橋駅が左岸側に開業すると日本鉄道も利根川を渡って両毛鉄道の前橋駅に乗入れ、両鉄道が接続した。現在も新前橋 - 前橋間が高崎線とほぼ一体の運転系統を形成しているのも、この経緯によるものである。1897年には、日本鉄道は両毛鉄道を合併したが、1906年には鉄道国有法施行により日本鉄道が国有化された。1909年の線路名称設定時に両区間は統合され、小山 - 高崎間が両毛線とされた。1931年に上越線が全通すると、新前橋 - 高崎間が上越線にも属する二重戸籍区間となったが、1957年に同区間が両毛線から分離され、二重戸籍は解消した。1951年からは気動車による運転が開始され、新駅が数多く設置されたが、1968年の全線電化に前後して休止(後に廃止)されている。現在でもかつて駅が設置されていた区間では駅間が長いことが実感できる。便宜上、新前橋側の全列車が乗り入れる上越線新前橋駅 - 高崎駅間も合わせて記載する。※井野駅は、1957年に新前橋 - 高崎間が戸籍(線路名称)上で両毛線から分離されたと同時に開業、高崎問屋町駅は2004年の開業であるため、いずれも両毛線の駅として営業していたことはない。なお井野駅は1944年から1957年まで井野信号場として開設されていた。() 内は小山駅からのキロ程JR東日本:各駅の乗車人員より

出典:wikipedia

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