ブレス・コントローラ("Breath Controller")は、息の圧力をセンサで検出し、シンセサイザーにその情報を送信することで、管楽器のような抑揚感に溢れる演奏を可能にするシンセサイザーの周辺機器である。ブレス・コントローラを接続したシンセサイザーがMIDIインターフェースを持つ場合は、MIDI信号の一種であるコントロールチェンジを出力することができる。管楽器系・擦弦楽器系・コーラス系など持続性のある音色をキーボードで演奏する際にブレス・コントローラを使用すれば、使用しない場合に比べて格段のリアリティを得ることができる。減衰系の音色でブレス・コントローラを用いることは一般的に行われないが、アイデア次第で特異な効果を得ることも期待できる。息を用いて抑揚を豊かにする管楽器型のシンセサイザーとしてウインドシンセサイザーがある。この二者はしばしば混同されるが、以下の違いがある。シーケンサーを用いて曲を制作する際、あらかじめ入力したパートにブレス・コントローラを用いれば、打ち込み特有の平板な印象を効果的に払拭することが可能となる。ただしブレス・コントローラにより発生する息の圧力変化の情報は、MIDIデータの情報量としては比較的多量であるため、記憶容量に限りのあるハードシーケンサーやシーケンスソフトを用いる際はデータを適宜間引く等の工夫をする場合もある。以上はキーボード型のシンセサイザーに接続して利用するタイプの製品。いずれも独自規格の接続インタフェースを持つ。MIDIインタフェースを持つブレスコントローラーは2008年3月時点で存在しない。x335iは、EWIと同様にマウスピースを噛むことでLFOの1サイクルを出力し、ビブラート効果を得ることが可能である。その他にカーツウェル、カシオといったメーカーからも過去に同種の製品が発売されていた。シンタックス(ギターシンセ)に接続するホース型のタイプも存在した。2008年3月現在、日本で入手可能なブレス・コントローラはヤマハのBC3のみである。
出典:wikipedia
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