いるか座(海豚座、Delphinus)は、天の川の近くにある星座で、トレミーの48星座の1つ。最も明るい星でも4等星と暗い星座ではあるが、星々が密集しているため見つけやすい。α星とβ星の固有名 スアロキン ("Sualocin") とロタネブ ("Rotanev") は、1814年にパレルモ天文台台長のジュゼッペ・ピアッツィが出版した恒星図で初めて使われた。これは、当時助手を務めていたニッコロ・カチャトーレ()の名前をラテン語化した "Nicolaus Venator" を逆から読んだものである。これらの4つの4等星で形作られるひし形を、欧米圏では旧約聖書のヨブ記の主人公にちなんで「ヨブの棺 (Job's Coffin) 」と呼ぶ。偽エラトステネスは、ポセイドンの妻になることを拒んで逃げたアムピトリーテーを探し出して連れ戻ったイルカを記念したもの、としている。ヒュギーヌスやオウィディウスは、紀元前7世紀の詩人にまつわる話を伝えている。アリオンがシチリア島や南イタリアの音楽会から故郷に帰る際、彼の持つ報酬に目がくらんだ船員がアリオンを殺害しようとした。アリオンは死ぬ前に琴を弾かせて欲しいと願い、船員たちはこれを許した。アリオンが弾き始めると、どこからともなくイルカの群れがやってきて、曲を鑑賞した。アリオンが身を投げると、イルカがその背にアリオンを乗せて故郷に連れ帰った。イルカはその功績が称えられ星座になったとされる。
出典:wikipedia
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