住吉駅(すみよしえき)は、兵庫県神戸市東灘区住吉本町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・神戸新交通の駅である。駅番号は神戸新交通はR01。JR西日本の東海道本線と、神戸新交通の六甲アイランド線(愛称「六甲ライナー」)の2路線が乗り入れている。六甲アイランド線は当駅が始発駅である。JR西日本の駅はアーバンネットワークエリア内であり、東海道本線は「JR神戸線」の路線愛称設定区間に含まれている。また特定都区市内制度における「神戸市内」エリアに属している。JR西日本の駅はICOCA、神戸新交通の駅はPiTaPa(スルッとKANSAI協議会)および各種「スルッとKANSAI」対応カードの利用エリアに含まれている。駅が設けられる頃、この辺りは酒造地帯であったことから「"汽車の煙のすすで酒が腐る"」といった一種の鉄道忌避運動があったと伝える。しかし、村長が村民に説得を行った結果、村の中に線路は通され、神戸駅 - 大阪駅間鉄道開業の20日後に駅は設けられた。開業当時の駅舎は、英国風の赤煉瓦を用いた駅舎であった。駅開設当初は、駅南方には人家も多かったが北側には何もないという状況であった。しかし、駅の開設によって急速に発展し、住宅地が造成されるようになった。その後、1892年には駅設置に反対していた酒造家が、今度は貨物の積み下ろしに便利なよう南西側に移設して欲しいといった請願を行った。この結果、1912年に南よりの現在地に駅は移された。1934年7月20日に吹田駅 - 須磨駅間で電気運転が開始されたが、当初は当駅に電車が停車せず、9月20日になってようやく電車の停車駅になった。島式ホーム2面4線(12両編成対応)を持つ地上駅であり、橋上駅舎を有している。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。構内には自動体外式除細動器 (AED)が1台設置されている。駅スタンプは、改札外のみどりの窓口に設置されている。JRの乗車券・定期券などで、券面の駅名が「(東)住吉」と表記されることがあるが、これは熊本県にある住吉駅(三角線)との区別のためである。(東)は東海道本線の東を指す。直営駅(三ノ宮駅傘下の地区駅で駅長配置)。日中時間帯は1時間あたり快速が4本、普通が8本停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は外側快速が8分間隔、普通が4分間隔で発車する。島式ホームを1面2線を持つ高架駅である。駅番号はR01である。JR住吉駅改札口とは、両線の切符売り場などを挟んでほぼ真横に位置しており、短い時間での乗換えが可能である。自動体外式除細動器 (AED) が1台設置されている。高架下の駐輪場(JR住吉駅4番線南側)には、当駅の歴史のパネルが展示されている。日中時間帯は1時間あたり10本が発車する。朝夕は本数が多くなる。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により、盛り土式ホームの大阪寄りが倒壊し、神戸新交通の駅舎との接触で駅本屋外壁が破損するなどの被害を受けたが、橋上駅舎やホームの一部は使用可能な状態であった。震災発生と同時に、当駅を含む区間は運転見合わせとなった。2月8日に、芦屋 - 当駅間の内側線が運転を再開し、当駅は一時的に大阪方面からの終端駅となった。代替バスや阪急御影駅(同年2月13日復旧)との乗換駅ともなり、大幅な混雑が予想されることから、崩壊した大阪寄りホームの代替として仮設ホームを神戸寄りに延伸するとともに外側線上にホーム幅の拡張を行った。さらに、降車専用の改札口を上下ホームにそれぞれ設けることで混雑緩和を図った。線路設備面では、もともと折り返し設備のない当駅が終端駅となったため、駅大阪寄りにJR難波駅地下化工事で使用するものを流用したシーサスクロッシングを挿入することとなった。混雑防止の点から乗降客分離が望ましいが、当駅神戸寄りは9‰の勾配となっていることや六甲道駅付近の高架橋被災の点から引き上げ線を設置する余裕がなかったためである。当駅までの復旧により、各駅停車は当駅で折り返し運転を行った。同月14日に尼崎 - 芦屋間の外側線復旧以後は、当駅で各駅停車と新快速が折り返し運転を行うようになり、原則として2番のりばで各駅停車が、3番のりばで新快速が折り返す運用とした。同年4月1日、最後まで不通となっていた灘 - 当駅間が運転を再開した。2番線側橋桁が落下し、当駅東側の橋脚も傾斜するなどの被害を受けた。「データで見るJR西日本」によると、2015年度の1日平均乗車人員は35,663人で、これはJR西日本の駅の中では第19位であり、神戸市内のJR西日本の駅では三ノ宮・神戸・元町の都心部の駅に次いで第4位である。「神戸市統計書」(神戸市企画調整局総合計画課・編)及び「兵庫県統計書」によると、1日あたり乗車人員は以下の通りである。阪神電鉄にも同じ名前の住吉駅があるが、約850m離れている。JR住吉駅周辺には東灘区総合庁舎や、阪神・淡路大震災以後の都市再開発事業により商業ビル等が並び、東灘区の中心市街地として発展している。2002年7月2日午前10時45分頃、当該駅ホームにて、約100km/hで通過中の新快速電車から赤い服を着た若い男がホームに飛び降り、その勢いからホーム端の鉄製フェンスに激突するも、何事も無かったように歩いて立ち去るという、単なる危険行為以上の不可解な事件が発生した。問題の男は車両間の連結面にしがみついていて、そこから飛び降りたとおぼしい。男が歩き去る姿は現場で複数の利用客が目撃しており、新快速電車の乗客にも連結面にしがみつく男の姿を車内から目撃した者があった。更に男の激突したフェンスは衝撃を受け損傷を被っていたことから、男が住吉駅で列車飛び降りの挙に出たことは事実と見られている。兵庫県警は鉄道営業法違反で、改札から駅外に去ったらしい男の行方を探したが、2011年時点に至るまで男の消息は不明である。人間が100km/h走行する列車にしがみついていて飛び降りた場合、その瞬間には列車の速度に近い慣性が身体に働いており、フェンスへの激突は通常であれば瞬間的な減速を伴って、飛び降りた者の身体に著しいダメージを与えることになる。そのような衝撃を受けた男が、即座に立ち上がって無事に歩き去ったという目撃情報は、通常ならあり得ないような事態であり、男の消息不明も伴って、奇怪な未解決事件となっている。
出典:wikipedia
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