ガンダムダブルエックスは、テレビアニメ『機動新世紀ガンダムX』に登場する有人式人型ロボット兵器「モビルスーツ」(MS)の内の一機。通称は「DX」。新地球連邦軍の力の象徴として開発された新型ガンダムタイプMS。MS単機としては究極的な攻撃力を持つ。機体製造は諜報統括官アイムザット・カートラル主導の下、太平洋上に建設された人工島ゾンダーエプタ島にて行われた。その名の通り、第7次宇宙戦争当時最強のMSと謡われたガンダムX(GX)の強化発展機として開発されたが、フラッシュシステム起動に必要なニュータイプ(NT)を確保出来なかった事から、大戦当時宇宙革命軍のNT用MSフェブラルとの戦闘で中破し地球に落下したジャミル・ニートのGXを回収し、システム部分を移植され制作された(作中21話において建造中のフレーム姿を見せている他22話において中枢制御部を抜き出したジャミルのGXはDXの背後に転がされ、ツインサテライトキャノン発射形態の初登場時に両機はケーブルで繋がれていたので別個の機体である事が分かる。漫画版では一部の描写が省略されている為ジャミル機そのものを改造したかの様な表現になっている。)。前述の通り、ガンダムXから引き継いだのはシステム関連のみで機体自体は新造であり、最新技術により出力・装甲・機動性といった基本性能が飛躍的に向上、新連邦政府のMS開発技術の集大成ともいえる機体として完成した。オプション兵装を除く基本武装はライフル・ソード等、極めてオーソドックスな構成だが、そのどれもが当時最強クラスの強力な物を装備している。フラッシュシステムも移植されて搭載しているので、Gビットの指揮・連携能力も維持している。GX同様機体奪取等のトラブルを防止するため、起動には専用のGコントローラーを必要とする。しかし機体開発にGXのデータを使用したことから、専用のGコンだけでなくGX用の物でも起動が可能であったために、ガロードに奪取されることとなった。戦前の他のガンダムタイプ同様支援戦闘機Gファルコンとの合体機構を備えており、サテリコンとの接触後、彼等による修理と並行してその調整が行われた。ツインサテライトキャノンの絶大な戦略攻撃力もそうだが、MSとしての基本性能も当時としては最高水準であり、ガンダムアシュタロンのアトミックシザースに前腕を拘束されたままアーム部分を引き千切る程のパワーを見せた事もある。装甲も強靭で、標準的な実弾火器や打撃を受け付けず、特にビーム兵器に対して非常に強い耐性を誇った(劇中、ビーム兵器で本機の装甲部分に傷を付けたのはコルレルのビームナイフのみ)。サテライトキャノン同士の激突による大爆発に巻き込まれてもパイロットは無事であり、機体も原型を保っている。また、大気圏内でもガンダムエアマスターバースト(MS形態)に近いレベルの飛行能力を持つ。こちらでは劇中未使用の装備(1/100プラモデルのボーナスアイテム等)を記述する。これらの内G-ハンマーとビームジャベリンは第37話で反地球連邦組織基地内の格納庫の床に置かれているのが確認出来る。なお携行オプション装備はリアスカート部に専用のマウントラッチを取り付け携帯する。ゲーム作品では、ロケットランチャーガンとビームジャベリンが『ガンダムメモリーズ 〜戦いの記憶〜』に、G-ハンマーが『SDガンダム カプセルファイターオンライン』に、G-ハンマーとビームジャベリンが『機動戦士ガンダムEXVSシリーズ』にそれぞれ登場している。ゾンダーエプタ島で起動テスト後輸送中にバルチャー艦フリーデンのクルーガロード・ランに奪取され、以後彼の専用機としてフリーデンにおいて運用された。奪取時において、専用のGコントロール・ユニット及びGX用Gコントロール・ユニットはアイムザットが管理していたが、GX用Gコンはジャミルとティファに奪回され、それを受け取ったガロードによって起動に成功し機体の固定装備のみで奪取された(専用Gコンはアイムザット搭乗艦と共に消失した可能性が高い)。ガロードはDX奪取時に触れ合ったカトック・アルザミールの「過ちは繰り返すな」という遺言を深く心に刻み、大量破壊兵器たるサテライトキャノンは本当に必要な戦局以外は使おうとせず(劇中では4話6発のみ)、ライフル射撃主体の対MS戦闘機として運用した。ガロードが革命軍への亡命者を装って宇宙に向かった際には革命軍への交渉の決め手にもなった。ダリア作戦阻止以降はティファが同乗しており、D.O.M.E.へ向かう際には正式にサブシートを増設している。最終話にてガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクとガンダムアシュタロン・ハーミットクラブのサテライトランチャーとの撃ち合いで大破、宇宙空間に遺棄された。GXはリフレクターが展開して初めてXの字を形成するが、DXは頬部分に髭のような突起がついており、アンテナと合わせることで『X』の文字を形成する他、折りたたんだリフレクターと2基のサテライトキャノンの砲身でもう一つのXのシルエットを形成する。また、左右のリフレクターは展開すると横向きのW字になり、左右で合わせることで横向きの『XX』のシルエットとなる。カラーリングは白と黒(ミッドナイトブルー)を基調としており、GX直系の強化後継機ながら相当に意匠の異なる機体となった。Gファルコンがガンダムダブルエックスと合体した形態で、ダブルエックスをAパーツとBパーツで挟む(Bパーツ自体はDXのバックパックの接続コネクタに合体する)ようにして収納する。 収納形態と展開形態が存在し、収納状態はガンダムエアマスターのファイターモードのような戦闘機形態となる。合体前のダブルエックスから大幅に機動性・推力・火力が上昇し、ツインサテライトキャノンなどの武装も使用可能で戦闘機としては通常では有り得ないほど高性能の武装となり、MSとしては破格の機動性を確保することになり、非常に高次元の機体となる。本形態最大の特徴として、ツインサテライトキャノンを最大出力かつマイクロウェーブの受信無しの単独で発射可能となる。また、ダブルエックスを収納したままでの大気圏突入が可能。ただ、劇中では高機動を生かした収納形態による移動手段としての使用のみで合体形態で武装は一切使用していない。『スーパーロボット大戦シリーズ』のようなテレビゲーム作品や『ガンダムウォー』などのカードゲーム作品での合体形態の描写は、その媒体での創作といえる。ゲーム作品では展開形態をデフォルト形態とするケースが多いがテレビ本編での基本は収納形態であり、展開形態は地球帰還時にフロスト兄弟と対峙した時のみの登場で、しかもすぐ分離して戦闘している。前述の通り、本形態は設定上はツインサテライトキャノンの使用に月を必要としない(Gファルコンの増設エネルギーパックを利用する)。この増設エネルギーパック自体は本編未使用だがプラモ版より洗練されたデザインの設定画が存在するため、本来はアニメ本編に登場するものであった事が伺える。現在のところゲーム作品でEパックを使用してツインサテライトキャノンを発射するという設定を再現した作品は存在しない(ただしツインサテライトキャノンの砲身から通常出力のビームキャノン(ゲーム上ではツインサテライトビームと呼称)を発射するゲーム作品として『SDガンダム GGENERATION-F』がある)。前述の通り劇中では爆発する衛星からの退避や、戦場からの高速離脱など機動性を生かした移動手段としての使用のみのため直接の戦闘はしていない。またプラモの文字設定では増設Eパックを装着していないアニメ本編のGファルコンは不完全な状態である事が伺えアニメ本編で戦闘が出来なかった理由の補完がなされている。また現在の所なぜEパック周りの設定・描写、存在を削る(無視する)ようにみえる演出がなされている(特にSD体型で登場の『GGENERATION』シリーズ、『スーパーロボット大戦』シリーズ、『SDガンダム カプセルファイターオンライン』に顕著)かは不明である。本形態は各種媒体によって呼び方がいくつか存在する。『GGENERATION』シリーズではGファルコンDX。『スーパーロボット大戦』シリーズではガンダムダブルエックス+Gファルコン。他にはガンダムDX(Gファルコン)など。本記事ではGファルコンダブルエックス(GファルコンDX)としている。
出典:wikipedia
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