『メイド・イン・ヘヴン』 (Made in Heaven) は、イギリスのロックバンド・クイーンが1995年に発表したアルバム。全世界で2000万枚以上を売り上げており、クイーンのスタジオ・アルバムとしては最大のヒット作となっている。フレディ・マーキュリーの死後に発売されたアルバム。1991年初頭、アルバム『イニュエンドゥ』の製作後、スイス、モントルーのクイーンが所有するマウンテンスタジオで4週間のセッションが行われ、数曲分の曲の断片が録音された。フレディの死去から4年後、ブライアン・メイとロジャー・テイラーのソロ活動を経て編集作業が行われた。セッション時に残された音源やデモに近い録音作品に、残ったメンバー3人がオーバーダビングして作られた。収録時間に足りない分は各メンバーのソロ作品や、それに近い位置付けの曲が収録された。サウンド的にはブライアンが主導権を握っている。条件付きのラストアルバムで、ほぼバラードや比較的ポップな曲が収められている。また紙ジャケット版は、朝焼けと夕焼けの2種類が存在する。他、この後に隠しトラックが2つある。☆印はこのアルバムで初披露した新曲、★印は既存発表曲のリメイク。「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」「レット・ミー・リヴ」「マザー・ラヴ」「ユー・ドント・フール・ミー」「ウインターズ・テイル」の5曲はこのアルバムが初お披露目。「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」は原型は1980年頃には出来ていたとされる。(2011年にアルバム「ザ・ゲーム」が再発された際のボーナストラックに1980年4月収録とされる当曲のデモトラックが"オリジナル・スポンテニアス・アイデア"として収録されている)「レット・ミー・リヴ」はアルバム『ザ・ワークス』に向けてのセッションでロッド・スチュワートと共に制作した曲。「マザー・ラヴ」はフレディの生前最後のボーカルトラックと言われる。フレディが最終コーラスまで録りきることができなかったため最終コーラスはブライアンが歌っている。「ウインターズ・テイル」はスイス・モントルーのフレディの別荘で書かれた、彼が単独で作曲した最後の曲。「メイド・イン・ヘヴン」「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」はフレディのソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ』から。演奏はメンバーが差し替え。「マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴド」はアルバム『ザ・ミラクル』時に録音された、シングル「スキャンダル」のカップリングとなった曲。このアルバム収録にあたりアレンジが変更された。「ヘヴン・フォー・エヴリワン」はロジャーのソロ・プロジェクト・バンドであるザ・クロスのアルバム収録曲で、ゲスト・ボーカルとしてフレディを起用したテイクのボーカル部分を使用。演奏はメンバーによって差し替えたもの。クロスのシングル・バージョンでは、ロジャーが歌っている。「トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー」はフレディ・マーキュリー追悼コンサートでお披露目され、後にブライアンのソロ・アルバムに収録された曲。このバージョンは、フレディのボーカル・バージョン。ジャケットの曲目一覧は11曲まで記載されており、12曲目、13曲目はない。12曲目は「イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)」の最後の4秒、Freddieが"Yeah"と歌う箇所を別トラック扱いとして分割したものである。13曲目は音楽というよりも音による天国の風景を表現したような作品。プロデューサーのデヴィッド・リチャーズの証言によると『イッツ・ア・ビューティフル・デイ』の編曲をしていて思いついた曲だという。最後はFreddieの"Fab !"という言葉で終わる。シングル「ヘヴン・フォー・エヴリワン」のプロモーションビデオは映画『月面旅行』の一部を引用し、更にメンバーが映像を重ねる編集を行い製作した。「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」のプロモーションビデオは、フレディのソロ版のビデオにブライアンとロジャーが1986年のウェンブリー・スタジアムでのライヴ映像をコラージュしている。その他、さまざまなTV番組でBGMとして使用される。
出典:wikipedia
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