『ワールドヒーローズ』("WORLD HEROES")は、1992年から1995年までにADK(1作目はアルファ電子)がネオジオ向けに製作した対戦型格闘ゲーム。本項ではシリーズ全4作について説明する。本作の登場キャラクターは普通の格闘家でなく、服部半蔵やジャンヌ・ダルク、ラスプーチンなどの歴史上の人物や「著名なフィクションの登場人物」に類似したキャラクターであるのが特徴。1992年7月28日発売。格闘ゲームが大ブームで類似作品が多かった時期であり、『ワールドヒーローズ2』(以下『2』)以降にみられるような強烈な個性がこの時点ではまだ引き立っていない。使用可能キャラクターは全部で8人で、同キャラクター対戦は不可能。Aボタンはパンチ、Bボタンはキック、Cボタンは投げに使用する。Dボタンは使用しない。パンチ・キックについてはボタンを短く押すと弱攻撃、長く押すことで強攻撃となる。通常の対戦モードの他に「デスマッチモード」が存在する。このモードでは地雷、電流リング、壁一面のトゲ、オイルリングなど様々なトラップが用意されており、ダウンやバウンドした際に追加ダメージを受けたり、操作が困難になったりする。これにより、攻撃を仕掛けた側が思わぬダメージを喰らうことや不利な状況に立たされることもあった。髪切りマッチも存在し、負けたキャラクターは坊主頭にされてしまう過激な演出も存在したが、『2』では多少マイルドになっている。キャラクターのバランス調整が悪く、ジャンヌが必殺技の「フラッシュソード」を連発しただけでマッスルパワーは全ての戦略を封印された。そのため、対戦ダイヤグラムではまず存在しないとされていた「10:0」の数値がはじき出される事態が起こった。はめ技にはJ.カーンの「覇極道はめ」、ブロッケンの「しゃがみ弱パンチはめ」も存在する。初代のみにみられるその他の特徴としては、気絶した際とコンティニューの際に場外からの応援としてキャラクターの名前が連呼される演出が挙げられる。ADKに改名後の1993年4月28日発売。同キャラクター対戦が可能になり、個性的な6人の新キャラクターが加わった。また、Cボタンが挑発を兼ねるようになった。新システムとして「投げ返し」「跳ね返し」が追加され、他の格闘ゲームとは違う戦略が生み出された。CPUキャラクターはほぼ確実に投げ返しや跳ね返しを成功させるため、CPU戦の難易度が飛躍的に上昇した。「デスマッチモード」では床を移動する回転ノコギリなど新たなトラップに加え、1本で2人分の体力を表すシーソーゲージが採用された。対戦時にプレイヤーの意志が「ノーマルモード」と「デスマッチモード」で分かれた場合、コイントスにより決定する。1994年4月26日発売。前作のマイナーアップバージョンであり、続編でもある。前作のボスであったネオギガスとDIOは登場しない。「JET」の意味は『ストリートファイターII TURBO』へのオマージュであると言われている。ゲームルールが大きく変更された。前作まで存在したデスマッチモードは削除された。システム面では、「ダッシュ」や「バックステップ」などが追加され、スピード感が増した。一方で「投げ返し」などが削除された。その他の変更点1995年5月25日発売。シリーズ最終作。システム面が従来から大幅に変更された。キャラクターの名前もフルネームが設定され、ハンゾウやフウマなどは漢字で表示されるようになった。キャラクターごとのステージは一部を除いて設定されておらず、地球創世紀・ジュラ紀・氷河期・石器時代・巨石文明・中世暗黒時代・元禄時代・産業革命・世界大戦・現代まで様々な時代で戦う。ステージの具体的な地点は不明なものが多いが、巨石文明はピラミッド建設中のエジプト、元禄時代は江戸、産業革命はイギリス、現代は東京渋谷となっている。システム面の変更点裏技でキャラクターを超小型にすることが可能である。攻撃力が極端に低下する代わりに、勝利時の獲得スコアが桁違いに増加するため、一部のスコアラーを意識していた模様だが、ネオジオCD版では攻撃力が通常時と変わらないのでバランスが著しく崩れる。『ワールドヒーローズ』シリーズを題材にした漫画。
出典:wikipedia
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