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仮面ライダーアマゾン

『仮面ライダーアマゾン』(かめんライダーアマゾン)は、1974年(昭和49年)10月19日から1975年(昭和50年)3月29日まで、NET系列で毎週土曜19時30分から20時00分に放送された、毎日放送・東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。「仮面ライダーシリーズ」第4作として放送された。スマートで流麗だった前作『仮面ライダーX』の不振を受けて、ライダーシリーズ新番組の企画書には「『仮面ライダー』はその原点である『野獣性』に立ち戻り」と記された。以降もシリーズ新作のたびに意識される「原点回帰」という概念が明言されたのは、このときが初めてである。だがここで言う「原点」とは、第1作『仮面ライダー』の第1話をさらにさかのぼり、立川文庫や『少年倶楽部』のような戦前の児童向けマスコミが内包していた世界観を志向している。原作者の石森章太郎は、映画『未来惑星ザルドス』に触発されて原始的な仮面ライダーを提案し、また当時高い人気を誇っていた「ドラゴン」の異名を持つブルース・リーのイメージも取り入れられ、仮称『ドラゴンライダー』の構想が練られた。その内容は拳法の達人「リュウ」が旅をしながら敵を倒していくというものだったが、前述したもうひとつの要素「原始的な世界観」とうまくなじまないため、ターザンのようなスタイルへと変更された。主題歌にはこの初期案の名残があり、歌詞の表現はアマゾンライダーよりもドラゴンライダーのイメージであると平山亨は語っている。その後、企画書が起こされた時点ではすでに『仮面ライダーアマゾン』という正式名称が確定していた。あまり試行錯誤せずにこれほど早く番組の題名が決まるのは珍しいことであった。前半の敵組織ゲドンは1クールという短さで退場しているが、これは中途の変更ではなく、当初から予定されていたことである。クランクインは8月末を予定していたが9月9日にずれ込んだ。本作品の遅れに伴い、『仮面ライダーX』は当初の全33話の予定から2話分延長され、全35話となった。「噛みつき」や「引っ掻き」といった野性味あふれる攻撃、切り裂かれ血しぶきを上げながら散っていく怪人など、シリーズでは異色の存在。主役ライダーのメインの必殺技が、歴代ライダーで初めてキック技ではないのも特色である。生後まもなく南米アマゾンの奥地で遭難し、野獣の中で育ったがゆえに言葉もわからず、文明も理解できないまま日本に一人で放り出され、周囲の誤解に遭いながらも、ゲドンと孤独な戦いを続ける主人公の「仮面ライダーアマゾン」こと野生児アマゾンの悲哀を描いたハードなドラマも魅力だった。悪の組織ゲドンが尖兵とする獣人は、動物や昆虫の特性を直截的に取り込んだ造形であり、人よりも獣の要素が色濃い。この理由は、擬闘の高橋一俊のアクションがマンネリ化したと懸念した東映生田撮影所初代所長・内田有作が、アクションの質を変えるため意図的に動きにくい着ぐるみを作成するよう指示を出したからである。話を聞かされた高橋はショックを受けたという。ゲドンの獣人は食料となる人間を片っ端から誘拐してはその生き血を抜き取って殺していき、その人間の死体を食肉として保存する。しかし、その怪奇性とヒーローの孤独を中心に据えた作品展開が仇となって子供たちに敬遠されてしまい、当初は好調だった視聴率が徐々に低迷してきたため、 第6話でモグラ獣人がアマゾンの仲間になってから大きな方向転換を余儀なくされ、低年齢向けの作風へと変化して視聴率の回復が図られた。視聴率回復のための強化策は次の3点である。低年齢向けを目指した路線変更は、第14話でガランダー帝国が登場してからさらに加速していくこととなる。古代インカ帝国の秘宝と、その秘密のカギであるギギの腕輪をアマゾンから奪うことを作戦の中心に据えたゲドンとは異なり、ガランダー帝国はインカの秘宝よりも世界征服作戦を優先させた。帝国は、従来の悪の組織ではあまり例のない規模の都市破壊をはじめとする大掛かりな作戦を次々と行っていき、それを阻止していくアマゾンの活躍を、ダイナミックかつテンポよく描いていった。前作から引き続いて立花藤兵衛が登場しており、設定上は前3作品と繋がっているが、歴代ライダーが客演することはなかった。平山亨プロデューサーと内田有作の対談で「アマゾンは今までと違ってまったくのゼロからスタートした作品なので先代ライダーを登場させにくい」「なるべく次の展開までとっておくつもりだったので、スタートしてしばらくははまだ必要ないと思っていたら、打ち切りが決まったから」と語られた。後楽園ゆうえんちのショーでは『危うし6人ライダー』のタイトルで歴代ライダーと共闘していた。毎日新聞社系列の毎日放送と朝日新聞社系列のNETは、「腸捻転」と呼ばれていた資本系列に対して捻れていたネットワーク体系の解消を目的として、制作局である毎日放送が1975年春(3月31日)からTBS系列に参入することとなり、それに伴って『仮面ライダーアマゾン』は全24話で終了した。2013年現在、仮面ライダーシリーズでは最短話数の作品となっている。これは不人気による打ち切りではなく初めから決まっていたことであり、毎日放送側が用意した第1話放映日の読売新聞記事でも「全二十四話」と告知されている。だがこのことは現場スタッフには知らされていなかったらしく、平山亨と内田有作、阿部征司といった主要スタッフは口をそろえて「途中で番組終了を聞かされた」と述べている。本作をもって1964年9月開始の『バッグス・バニー・ショー』(第3期)以来、10年半続いた土曜夜7時30分の毎日放送制作枠は撤廃となった。主人公・アマゾンのインパクトあふれるキャラクター性は大きな人気を集め、初回放送時の視聴率は前作『仮面ライダーX』終盤から回復したが、その後数字は低下を続けた。2004年のインタビューで内田有作は「今ね、『アマゾン』は再評価されている感じはあるね。あの当時はそれこそクソミソや」と述懐している。生まれて間もなく、両親とともにアマゾンで遭難した日本人・山本大介は、自分が日本人とは知らずにアマゾンのジャングルで野生児アマゾンとして育った。ある日、古代インカ帝国の秘宝「ギギの腕輪」を狙う十面鬼ゴルゴス率いるゲドンが、反乱を起こした。古代インカ一族の長老・バゴーはギギの腕輪を守るため、アマゾンにギギの腕輪を古代インカ帝国に伝わる秘術によって移植し、仮面ライダーアマゾンに改造した。そして、彼に自己催眠をかけて日本に向かわせた。ゴルゴスもまた、アマゾンのギギの腕輪を狙って日本に向かう。ここに、アマゾンとギギの腕輪をねらうゲドンとの戦いが始まった。しかし、アマゾンにとって日本は故郷といえども未知の異郷も同然である。そんな彼も、岡村まさひこ少年やその姉・りつ子、かつて仮面ライダーXまでの仮面ライダーとともに悪の組織と戦った立花藤兵衛、ゲドンを裏切ったモグラ獣人といった仲間に支えられていく。十面鬼は第2の離反者・獣人ヘビトンボがアマゾンと共闘したこともあって倒され、ゲドンは壊滅する。しかしヘビトンボはより強大な組織・ガランダー帝国の尖兵だった。十面鬼が所持していたもうひとつのインカの秘宝「ガガの腕輪」は帝国の支配者・ゼロ大帝の手に渡り、アマゾンの戦いはなおも続く。激しさを増すガランダー帝国の攻撃にモグラ獣人が命を落としたものの、アマゾンはゼロ大帝を追い詰める。大帝の逆襲によってアマゾンは窮地に陥るが、ギギとガガ、2つの腕輪が合わさることで生まれた力で勝利する。アマゾンはまさひこたちに別れを告げ、南米行きの船で日本を発つのだった。十面鬼ゴルゴス率いる秘密結社。アマゾンが所持する「ギギの腕輪」を狙って、南米から日本にやってきた。ゲドンとは古代インカの言語で「偉大な闇の帝国」を意味する。従来の組織に比べて首領〜大幹部〜怪人〜戦闘員のヒエラルキーが明確でなく、十面鬼が絶対的な存在である以外は、獣人とジューシャは対等であるように描写されている。シンボルマークは「カラス」を模しているが、獣人には着用させていないため、劇中で登場することは少なかった。動物や昆虫を強化して人間並みの知能を持たせた獣人(例外あり、後述)、戦闘員である赤ジューシャ(従者)を操り、アマゾンの持つギギの腕輪を狙う。獣人は改造手術によって生まれる個体と、十面鬼の呪文で誕生する個体が存在する。数々の獣人を率いてアマゾンに挑むも、獣人たちはことごとく倒されていき、獣人ヘビトンボの裏切りとアマゾンの活躍によって十面鬼ゴルゴスが倒され、ゲドンは壊滅する。しかし、その裏でゲドンを遥かに凌ぐ組織が密かに動き出していた。ゲドンの作戦を行なう怪人たち。トゲアリ獣人のように、これまでの悪の組織同様に人間に改造手術を施したものもいるが、基本は改造した動物や昆虫に人間の知能を与えた、一種の生物兵器である。従来の怪人よりも動物のフォルムを忠実に受け継いでおり、パワーも高い。従来の怪人のようなベルトは巻いていない。人間社会については、作戦遂行に必要な最低限の事柄のみを学習、または刷り込まれて誕生するらしい。また、洗脳処置を施していないため、モグラ獣人や獣人ヘビトンボのように組織を裏切る者もいた。ゲドン壊滅末期から暗躍していた謎の組織。支配者の下にゼロ大帝がいて、ゼロ大帝が「獣人」と戦闘員である黒ジューシャを率いている。ガガの腕輪を手に入れるが、ギギの腕輪に固執していたゲドンの方針を否定し、日本征服を第一の目的として作戦を行なう。企画初期の設定メモでは、東ヨーロッパのポーランド付近に存在すると記述している。ゲドンの獣人を参考にして製造された獣人たち。パルチア王朝の技術で改良が加えられているため、知能と能力はゲドンの獣人を上回っている。ゲンゴロウ獣人のように人間に化ける獣人もいた。山本大介(アマゾン)の怒りが頂点に達し「アー・マー・ゾーン!」と叫ぶことで変身した姿。第1話、来日直後の彼の戦いを目撃したマサヒコから「仮面ライダー」の称号を贈られ「アマゾンライダー」とも呼ばれる。外見はマダラオオトカゲをモチーフとしており、機械式の改造人間ではなく爬虫類の機能を備えた生体改造人間。体色は迷彩色を基調としている。主人公・アマゾン役の岡崎徹は、オーディションではなく渡邊亮徳の意向で選ばれた。岡崎は撮影に際してのオートバイ訓練で「今までのライダー俳優の中でも抜群」と評されるほど運動に長けていたが、初秋から冬にかけての撮影期間を半裸で過ごさなければならない設定には「寒かった」「背中にウブ毛は生えてきちゃうし、どうなるかと思った」と辟易気味だった。また、後述の松田には助けられ、とにかくかわいい子という印象の彼の方が役者として一枚も二枚も上手だったことを、後年のBD-BOX発売時のインタビューで述懐している。まさひこ役の松田洋治は、すでに天才子役と評されて活躍中だった撮影当時、小学1年生で俳優として仕事中という気持ちと、一視聴者としてほかの子供たちより先に内容などを知る優越感の間を、行ったり来たりしていたという。平山亨は、半裸なのは「3、4話くらいまで」として途中からスーツを着せるという約束を岡崎としていたが、毎日放送映画部部長・庄野至が「そのまんまいきましょう」と半裸を推したことから続行となり、岡崎は後の『仮面ライダーストロンガー』打ち上げ時に「私は平山プロデューサーにダマされました」と皮肉った。もっとも岡崎としては冗談のつもりで言ったので、30年ほど経った後に再会した平山から約束の不履行を謝られたときは、その心遣いに感動したと述べている。※参考文献:『仮面ライダー大図鑑(4)』(バンダイ・1992年)、『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』アマゾンのスーツアクターは、のちにスーパー戦隊シリーズで長年にわたってレッド戦士として活躍する新堀和男が初の主役ヒーローを務めている。その後、路線変更により中屋敷鉄也と中村文弥に交代した。本作品のメインスタッフは、1974年9月17日に放送終了した『イナズマンF』制作メンバーがほぼそのまま移行してきている。とりわけ主監督の塚田正熙と助監督の長石多可男の存在は大きく、『イナズマンF』の硬質な世界観を継承している感がある。第1話から第4話の脚本を担当した大門勲は長石多可男・平山公夫・平山亨の共同ペンネームである。『宇宙船』Vol.30(1986年6月号)36頁のインタビューでの長石のコメントによれば、1話は長石、2話を平山公夫、3・4話を平山亨がメインで執筆したとのこと。平山は、長石を起用した理由について「彼が『仮面ライダー』を一番理解していると思ったから」と述べている。NET系土曜夜7時30分の仮面ライダーシリーズのスポンサーとして参加していた大正製薬は、本作を最後にNET系土曜夜7時30分枠のスポンサーから離れた。前作『X』終了間際の1974年10月に大正製薬から温感貼り薬「カプシプラスト」が新発売され、前作および本作のスポンサーとして「カプシプラスト」のCMが流れた。オープニングとエンディング同様、作・編曲はすべて菊池俊輔。これまでのシリーズ同様、正副主題歌、挿入歌も含めて10曲以上制作されたが、特筆すべき点として本作で初めて小林昭二が歌う立花藤兵衛のテーマ「俺は立花藤兵ヱだ」が制作された。しかし、本作では使用されず、次作『仮面ライダーストロンガー』で初使用となった。キャストや活躍については、それぞれのキャラクターを参照。発売元はバンダイナムコゲームス(バンダイレーベル、バンプレストレーベル)による。2012年5月から8月まで、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」にて配信が行われたほか、2015年10月から12月まで再配信が行われた。実際の客演作品については、#他媒体展開や各客演情報を参照。

出典:wikipedia

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