高松自動車道(たかまつじどうしゃどう、TAKAMATSU EXPRESSWAY)は、徳島県鳴門市から香川県を経由して愛媛県四国中央市へ至る高速道路(高速自動車国道 + 一般国道自動車専用道路(A'))である。略称は高松道(たかまつどう、TAKAMATSU EXPWY)。国土開発幹線自動車道の路線名は、高知自動車道・松山自動車道の一部と併せて四国横断自動車道である。この高松道が神戸淡路鳴門自動車道(大鳴門橋・明石海峡大橋)と直結したことで京阪神方面への流れが大きく変わり、当路線を通過する高松-京阪神方面の高速バスは屈指のドル箱路線にまで成長している。※は高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路。高松西IC-さぬき三木ICは2002年3月12日に高松市都市計画道路指定を受け、都市計画道路三木高松線(路線番号 : 1・4・101)となった。鳴門ICから入ると、まずは大代古墳トンネルを通過する。このトンネルは古墳が見つかった関係で切通し案から変更された。鳴門ICから獅子の里三木BS付近までは対面通行の暫定2車線路であり、途中にアップダウンと高松道で最長の大坂トンネルがあるため、交通量が多いと渋滞が起こりやすい箇所でもある。ETCの休日特別割引により、高速料金の上限が1000円に抑えられた2009年3月28日以後、初めてのゴールデンウィークとなった5月3日には上り(高松から鳴門方向)の大坂トンネル付近で30kmもの渋滞が発生した。板野ICからは山間を走るようになり、大坂トンネルを通過した後香川県に入る。香川県に入ると瀬戸内海が見えるようになる。津田東ICからは事業名上は高松東道路と名前を変え、すぐ後に津田の松原SAがある。そこからの瀬戸内海の眺めは大変良い。津田トンネルを出ると、瀬戸内海を離れて行き山沿いを走るようになる。三木トンネルを抜け、4車線になり高松市に入るとそれまでとは一変し、都市高速道路のように高架を走るようになる。高松檀紙IC-高松西ICのクランクを抜けると高架区間は高松西で終わり、そこからは再び山間を走り、坂出JCTで坂出・岡山方面と分岐する。坂出JCTからは再び平地を走るようになり、豊浜SAに達する。豊浜SAを過ぎると再び山間を走るようになりトンネルが連続した後、愛媛県に入り川之江JCTで終点となる。本線は松山自動車道となり、高知自動車道・徳島自動車道方面は左へ分岐する。4車線道路としては交通密度が比較的低く、昼夜の交通量の差も激しい高松自動車道は逆走が多い路線でもあり、特に坂出ICでは2011年から2013年までの3年間で全国最多である5件の逆走が確認されている他、2件以上の逆走が確認されたインターチェンジが津田東IC(2件)、大野原IC(同)、豊浜SA(3件)の3施設存在している。津田東ICから木田郡三木町・高松市境までの区間は通常の高速道路(高速自動車国道)ではなく、「国道11号高松東道路」という一般国道のバイパス道路(高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路)として建設されている。そのため、高速道路部分との境界には「ここから高速道路」「ここから一般有料道路」の標識が設置され、この区間の最高速度は4車線化後も100km/hにはならず80km/hに設定される。また、建設費に税金(国2/3、香川県1/3)を充当する国土交通省の直轄事業と、日本道路公団(現西日本高速道路)が負担する有料道路事業が合併施行されているため、前後の高速道路部分とは連続しているにも関わらず(本線中には国道11号の路線番号案内標識や本線料金所なども一切無く、キロポストも連続している)開通時から個別採算制が適用されており、高速道路部分と比較して割高な料金体系になっている。ただし、この区間は4車線化後に通常の高速道路である高速自動車国道に編入され高松自動車道と一体化する。高松市以西の区間については、1987年(昭和62年)及び1992年(平成4年)の開通当初から4車線で供用されていたが、後に開通した高松市以東の区間については暫定2車線(対面通行)による開通となった。そして、1998年(平成10年)4月5日に明石海峡大橋が開通したことによって、香川県東部から京阪神方面への交通が、それまでの瀬戸大橋経由から明石大橋経由に大きくシフトし、また2002年(平成14年)7月21日に鳴門IC-板野ICが開通したことにより高松自動車道が神戸淡路鳴門自動車道に直接接続すると、香川県と京阪神を結ぶ高速バスも明石大橋経由に経路変更されるなど、高松自動車道の高松市以東は京阪神方面へのメインルートとしての性格を強めていった。ところが、高松市以東の区間は開通当初から暫定2車線供用であったため、対面通行が原因となった重大事故(正面衝突)が多発、また帰省ラッシュが発生するお盆や年末年始などの集中期には著しい渋滞が発生し、高速バスも定時性が確保できないなど、メインルートとしてその需要に応えきれない状態が続いた。また、4車線化の目安となる一日当たりの交通量1万台も全線で超えており、香川県など地元自治体は早期の4車線化を要望していた。そのような中、2009年(平成21年)4月27日に開催された第4回国土開発幹線自動車道建設会議で鳴門IC - 三木町・高松市境間の4車線化が盛り込まれた。しかし、その直後の同年8月30日、第45回衆議院議員総選挙により与党である自由民主党が敗れ、民主党へ政権交代したことにより、「コンクリートから人へ」というマニフェストに則る形で、建設費約680億円が見込まれる高松道の全線4車線化は凍結された。この時、香川県はすでに地方負担分を計上した補正予算を議決済みだった。その後、政府による検証の結果、高速道路料金の割引財源を転用して4車線化を整備する方針が示され、関連法案が国会に提出されたものの結局廃案となり、予算が確保できなくなった4車線化は再び不透明な状態となった。そして2012年(平成24年)4月6日、「渋滞は経済的損失が大きく、東日本大震災の教訓もある」という前田武志国土交通大臣の説明によってようやく凍結は解除され、施工と凍結で二転三転し、政治に振り回された形となった高松道4車線化はようやく決定された。凍結解除時点で4車線化事業を行う全線の用地取得はすべて完了しており、総事業費650億円、2019年3月末の完成を目指して全線4車線化の工事を進めている。鳴門IC-高松東ICにおける対面通行区間(開通時)2013年5月に板野IC-引田ICで着工。4車線化に伴い現在国道11号の自動車専用道路区間となっている津田東IC - 三木町・高松市境間について高松自動車道と位置付けることとされたため、将来的には高松自動車道に編入される予定である。なお現状でも標識では「高松自動車道」と案内されている。現在のキロポストは、鳴門-高松西が100+鳴門からの距離、高松西-川之江JCTが高松西からの距離となっている。坂出支線は500+坂出料金所からの距離である。売店は津田の松原SA、豊浜SA、府中湖PAに設置されている。24時間営業を行っているのは豊浜SAのみである。ガソリンスタンド、レストランは津田の松原SAと豊浜SAに設置されており、豊浜SAのガソリンスタンドを除いて24時間営業はしていない。なお、豊浜SA以外に四国の高速道路には24時間営業のガソリンスタンドは一切無い。※鳴門IC-さぬき三木IC間のトンネルは暫定2車線の対面通行であるため、上下線で1本のトンネルとなっている。鳴門西PA-板野IC、津田東IC-津田の松原SA、志度IC-志度BSは実質4車線化済み。また鳴門IC-鳴門JCTは合流のあとにすぐ分岐があるため6車線ある。4車線化完成後の最高速度は板野IC-大坂トンネルと津田東IC-高松東ICが80km/hでそれ以外は100km/hになる予定高松東道路区間と高速自動車国道を連続して走行する場合、高松東道路区間の15.6kmを除いた距離で高速自動車国道区間の料金を算定し、これに高松東道路の通行料金を加算する。高松東道路を全線利用した場合の通行料金は次の通り。津田東IC以西から流入、高松中央IC以西で流出(もしくはこの逆)した場合の高松東道路通行料金は、さぬき三木ICまでの料金に次の額を加算する。 なお、高松東道路区間が高速自動車国道に編入されても、津田東IC - 高松東IC間は別計算となることになっている。24時間交通量(台) 道路交通センサス交通量は全体的に西高東低となっているが、山となるのは瀬戸大橋に接続している坂出JCTである。四国地方における高速道路では最大の混雑路線であり、沿線最大都市高松市への玄関である高松西ICから坂出JCTの交通量2万7226台は、四国地方の高速道路で最多である。起点の鳴門ICから高松市までの対面通行区間の最高速度は70km/hであるが、実際の昼間12時間の平均旅行速度はそれを超えているほか、高松市内の4車線区間についても最高速度が80km/hであるにも関わらず、流れはそれを超えている。反面、最高速度が法定速度(100km/h)となる高松西IC以西では流れが90km/hに満たず、高松市内と同等の80km/h台で流れている。
出典:wikipedia
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