奥中山高原駅(おくなかやまこうげんえき)は、岩手県二戸郡一戸町中山字大塚にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅である。2番線は待避線で旅客列車はそのまま発車するが、貨物列車の場合、駅構外は勾配のため有効長が短く、2番線には加速線があった。このため貨物列車は入線して特急列車を待避後、一旦後退してから出発していた。現行ダイヤでは列車待避を必要とする貨物列車はないため、このような運用は見られなくなった。二戸駅管理の簡易委託駅。駅舎には出札窓口があり、硬券入場券・乗車券が常備されている。2008年(平成20年)6月24日、犬(ヨークシャー・テリア)のマロン(雄・2001年(平成13年)8月19日 - 2009年(平成21年)8月29日)が名誉駅長に就任した。マロンは同駅の委託駅員に飼われていて、生後45日頃から飼い主と一緒に駅に出勤していた。和歌山電鐵貴志駅の「たま駅長」や会津鉄道芦ノ牧温泉駅の「ばす駅長」といった「動物駅長」が話題を呼ぶ中での就任となった。たまなどと同様の制帽に加え、マロンには特製の制服も支給されていた。また、マロンの顔写真入り携帯ストラップも当駅で販売されていたほか、2008年(平成20年)11月6日には写真集『駅長マロン』が全国発売されている《講談社刊、書店店頭およびネット販売のみの扱いで駅では販売せず》。更に、マロンをテーマにした菓子も「結カフェ」(二戸郡一戸町)により製造され、二戸駅などで販売されている。2009年(平成21年)春頃から体調を崩し同年8月29日、気管支炎のため、飼い主や近所の住人に看取られて9歳で死去した。駅舎内には、在りし日のマロン駅長に纏わる写真などが展示されている。マロン駅長の死から4年余り経過した2013年12月、「マロン」の飼い主でもあった当駅の委託駅員が「マロン」によく似たヨークシャー・テリア犬を見つけて引き取り、「マック」と名付けた。「マック」は、他界した「マロン」と同じくオスであり、引き取られた時点で4歳だった。「マロン」と比べて頭一つ分程度体が大きいものの、性格は「マロン」に似ているとのこと。前出の委託駅員に引き取られた「マック」は、以後、「マロン」の後継を目指して、委託駅員と共に駅での接客にあたるようになる。そして、2015年6月に開かれたIGRいわて銀河鉄道の株主総会に於いて、「マック」が“駅長見習い”中であることが報告されると共に、「駅長席に座っていられなかったのが、かなり座れるようになってきた」とその「マック」自身の成長ぶりも併せて報告された。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。