摂津本山駅(せっつもとやまえき)は、兵庫県神戸市東灘区岡本一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。吹田駅 - 須磨駅間で省線電車の運転が開始された1934年(昭和9年)7月20日に、塚本駅・立花駅・甲子園口駅・六甲道駅・元町駅の各駅が開設されたが、この摂津本山駅はそれに一足遅れる形で開設されたものである。当駅設置前の1920年(大正9年)7月16日には既に、阪神急行電鉄(のちの阪急電鉄)岡本駅がすぐ北側に開設されていた。当時この地域は、まだ神戸市に編入されず本山村となっていたが、電気運転計画の発表に伴い駅設置の請願を行ったものの、外されてしまった。そのため村では協議会を開いて1934年(昭和9年)3月15日に大阪鉄道局へ請願を実施、5月5日に用地買収に伴う補償を村が行うこと、4000坪の土地を提供することにより、開設が認められた。阪神・淡路大震災後には、阪急電鉄側が当駅から新快速停車駅の芦屋駅を経由して大阪方面へ向かう乗客の流れを阻止すべく、岡本駅に特急の停車を行うなどして対抗している。島式ホーム2面4線を持つ地上駅で橋上駅舎を有する。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。地上駅舎時代はエレベーター・エスカレータが設置されておらず、周辺住民からはバリアフリー化を求める声が挙がり、2008年9月には地元自治会・婦人会により約2万3千人分の署名が集められ、JR西日本と神戸市にバリアフリー化を要請した。これを受けて、JR西日本と神戸市は旧駅舎を解体し、橋上化した新駅舎を設置することを決定した。橋上化とともに、改札内とホームを結ぶエレベーターとエスカレータおよび線路をまたいで往来できる南北自由通路も整備された。工事は2010年に始まり、2013年11月24日より供用開始となった。JRの特定都区市内制度における「神戸市内」の駅である。アーバンネットワークエリアに属しておりICOCA及び提携ICカード利用可能駅である。直営駅(三ノ宮駅の被管理駅)。上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。1・4番線のホームは、かつては鉄柵と鎖で封鎖されていたが、人身事故防止のため2003年ごろに列車線の非常停車時に対応できる可動柵に強化された。日中時間帯は1時間あたり8本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は4分間隔で発車する。兵庫県統計書によると、2015年(平成27年)度の1日平均乗車人員は23,060人である。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。駅名は旧摂津国と武庫郡本山村にちなむ。本山駅が既に香川県に存在したため、令制国名の「摂津」をつけて区別したものである。当駅開業から約1年後の1937年1月1日に、宇部電気鉄道(現小野田線)の本山駅(後に長門本山駅に改称)が開業している。なお、旧国名としての「摂津」を冠した駅は、摂津富田駅(JR京都線)と当駅のみである。
出典:wikipedia
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