常呂町(ところちょう)は、北海道網走支庁管内の常呂郡に存在した町で、2006年(平成18年)3月5日に北見市、留辺蘂町、端野町と新設合併し、北見市の一部となった(住所表記は北見市常呂町)。合併後も自治区が設けられ、一定の自治が認められる形となっている。町名の由来は、アイヌ語の「トー・コロ」(沼のある所)から。カーリングの町としても有名。常呂町は常呂郡の地域ではあるが、昔から網走市と佐呂間町の結び付きが強かった。そのため、常呂町はサロマ湖岸の佐呂間町・湧別町・上湧別町との枠組みで合併協議して合併を目指す予定だったが、これに当時の常呂町首脳は生活圏が遠軽町に変わることを恐れ反対し、北見市との協議に入った。また、当時の女満別町(現・大空町)も「網走市・女満別町・東藻琴村・美幌町・津別町・常呂町」の枠組みを発案したが、常呂町は不参加であった。その後、住民投票も賛成の声が反対を上回り北見市と合併することとなった。網走支庁中部に位置。北部はオホーツク海に接し、常呂川の河口を有する。西部はサロマ湖に隣接、南部は丘陵地帯。海岸に位置するが夏と冬の温度差は比較的多い。夏は32度、冬は-20度程度。冬季は流氷が接岸する。気象庁の細分では、天気予報および警報注意報は北見地方ではなく、網走西部地方となる。海岸部では漁業が発達、ホタテなどがとれる。丘陵部では農業(畑作)が発達。常呂町内を通っていた旧日本国有鉄道(国鉄)湧網線は1987年(昭和62年)3月20日に廃止された。町内には北見富丘駅、東富丘仮乗降場、北見共立駅、常呂駅が設置されていた。現在、常呂駅の跡地はバスターミナルになっている。下記の駅へバスが運行される。町内へは町営バスが運行されており、バスターミナルから栄浦(サロマ湖沿岸)までを巡回している。カーリングの町として知られ、冬季オリンピックに出場したカーリング選手には常呂町出身者が多い。近江谷好幸(長野)・杏菜(バンクーバー)親子、佐藤浩(長野)、敦賀信人(長野)、三村容子(長野)、加藤章子(長野、ソルトレイク)、船山弓枝(旧姓:林/ソルトレイク、トリノ、ソチ)、小笠原歩(旧姓:小野寺/ソルトレイク、トリノ、ソチ)、小仲美香(ソルトレイク)、本橋麻里(トリノ、バンクーバー)、吉田知那美(ソチ)、小野寺佳歩(ソチ)はいずれも常呂町出身。また2006年の女子日本選手権ではチーム常呂中学校がトリノ代表のチーム青森を破る殊勲を挙げ3位入賞、翌2007年の大会でも続けて3位に入賞するなど、合併後もカーリングにおいて常呂の存在感を示し続けている。2006年2月18日には、ソルトレイク五輪に出場した常呂町の女子高校生4人のカーリングチーム「シムソンズ」を題材にした映画「シムソンズ」(佐藤祐市監督・加藤ローサ、高橋真唯、星井七瀬、藤井美菜ほか)が日本全国で公開された。撮影は常呂で行われ、町をあげての協力となった。その他、燃えよヘビメタのバーバラ・アキタダ、落語家の橘家富蔵、吉本興業の芸人である桂花りん、北見市長の辻直孝も常呂町の出身である。
出典:wikipedia
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