株式会社秋田銀行(あきたぎんこう、英称:"THE AKITA BANK, LTD.")は、秋田県秋田市に本店を置く地方銀行。略称はあきぎん。マックスバリュ東北(東証2部)、インスペック、UMNファーマ(東証マザーズ)とともに、秋田県内に本社を置く上場企業四社の一つ。また、秋田魁新報、JA秋田県本部などとともに秋田県を代表する企業でもある。1941年(昭和16年)、旧国立銀行を前身とする第四十八銀行を母体とした戦時統合により誕生した。県内店における看板表記は「あきぎん」としているが、県外店では「秋田銀行」とフル表記されている(これは島根県と鳥取県を中心に展開している山陰合同銀行(通称:ごうぎん)と同じケース)。県および秋田市を筆頭とした多数の自治体の指定金融機関を受託するなど、地域との関係は深い。また国内最速で人口減少が進む秋田県への対応策として、県内外の営業現場で得た移住・定住希望や空き家物件の情報を本部のデータベースに蓄積した上、自治体やNPOさらには、不動産会社と連携して移住・定住につなげて行きたいとしている。これに先駆けて14年6月から、空き家対策として低利の解体ローンの取り扱いも開始している他、同8月には、60歳代のシニアの移住を受け入れて介護関連産業の活性化や雇用を創出する街づくりを目指す「秋田プラチナタウン研究会」の設立もしている。青森銀行・岩手銀行との「AAIネット」や合同商談会を共催するなど連携も強化している。秋田銀行では、旧国立銀行を前身行とするほとんどの銀行同様、「創立」と「設立」とを使い分けている。なお、創立年は第四十八国立銀行を基準にしているが、創立記念日は旧秋田銀行を基準にしている。1941年(昭和16年)10月20日以前については、第四十八国立銀行、秋田銀行 (1896年-1941年)、湯沢銀行も参照。現在のシンボルマーク・行名書体は1985年(昭和60年)から採用されているが、この時からえんじ色が使われている。以前は○の中に「A」をモチーフにした行章が採用され、緑色を使用していた。なお、行章についてはシンボルマークが制定された今でも併用されている。秋田県外の店舗は、北海道(札幌支店・旭川支店)、青森県(青森支店・八戸支店・弘前支店)、岩手県(盛岡支店)、宮城県(仙台支店・仙台南支店・仙台泉中央支店)、福島県(福島支店・郡山支店・郡山北支店・郡山南支店・いわき支店)、新潟県(新潟支店)、東京都(東京支店)に展開している。近年、北都銀行が積極的に展開をしているインストアブランチ形態の店舗の出店はなされていない。一時期、秋田県内には、店舗統合や支店昇格などに伴って、有人出張所は存在しなかったが、現在は、北浦支店から降格となった「男鹿支店北浦出張所」が唯一の有人出張所となっている。また県外では、郡山支店日大工学部前出張所が移転に伴い、郡山南支店として支店昇格したため、有人出張所は設置されていない。山形支店は2000年(平成12年)2月18日、不採算を理由に業務を同行の仙台支店と山形銀行十日町支店に統廃合・分割継承して同県から撤退した。また、宇都宮支店も、翌年12月7日、同様の理由で同行の東京支店と東邦銀行宇都宮支店に統廃合・分割継承して栃木県からも撤退している。福島県には、福島支店、いわき支店のほか郡山市には有人店舗3か店(郡山支店・郡山北支店・郡山南支店)が開設されている。これは昭和金融恐慌後の郡山政財界からの要請に応え、旧秋田銀行が1931年(昭和6年)に郡山支店(福島支店も同年に開設)を開設した経緯を有するためである。また、秋田銀行は郡山市の老舗であるうすい百貨店が経営危機に瀕した際には、メインバンクとして地元の大東銀行とともに同社の債権放棄に応じた。仙台支店の入居する青葉通プラザは、清水地所・みずほ信託銀行などとの共同所有ビルである。2010年(平成22年)9月13日、仙台市若林区の河原町支店を太白区長町八丁目22番1号に建設される新店舗(スポーツクラブ ルネサンス仙台長町南の隣)へ移転させ、仙台南支店としてリニューアルした。従来同様のフルバンキング店舗だが土休日のATMの稼働が後に開始された。2015年10月21日には、市下3店目として泉区泉中央のビル1階に仙台泉中央支店を出店した。個人向け営業店とし、相談業務は土日祝日も行い、市北部や近隣市町村に居住する住民を対象に営業を展開したいとしている。2011年(平成23年)1月28日の営業を最後に釧路支店(預金額120億円 貸出額60億円)を廃止した。同店は、明治開拓時に秋田県(久保田藩)からの移住民が多かったことから釧路市に開設された経緯であったが、口座は350キロ離れた札幌支店へ移管(希望者には北海道銀行釧路支店への取引紹介を行うとしている)の上、廃止後1年間は北海道銀行釧路支店での払い戻し業務等の委託を行った後に同行とATMの相互無料開放を開始して、北海道全域での利便性を向上させている。札幌支店は石屋製菓との共同所有ビルである「秋銀札幌ビル」(中央区大通西4丁目6番地1)に入居していたが、新ビルである「札幌大通西4ビル」に建替えられた。同ビルは2013年4月に竣工し、札幌支店は2013年5月20日原位置に復帰した。東京支店は有楽ビル1階に入居する。県外店舗のうち、土休日にATMが稼動しているのは、仙台市内と郡山市内の計5支店に限られる。また郡山支店と福島支店以外の県外拠点は、すべて現法人となってからの開設である。キャラクターは、ASTRO BOY TETSUWAN ATOMである。鉄腕アトムが平成に入ってアニメ化されたのを機に、導入当初(1999年)のアトムからマイナーチェンジした。それ以前は、ウッディー・ウッドペッカーを採用していた。カードローン商品として、「あきぎん スマートネクスト」が提供されている。秋田銀行におけるオンラインシステムは事務処理、情報処理、顧客サービスのトータルバンキングシステムである全店オンラインシステムが東北の金融機関として初めて導入された1976年(昭和51年)7月に始まる。また、1978年(昭和53年)7月には年々進展するコンピューター化にあわせ総工費16億円を投じ事務センターが竣工となったほか、1980年(昭和55年)2月には創業百周年記念事業の一環として事務の効率化、省力化を図るべくホストコンピューターと営業店端末の全面更新からなる第二次オンラインシステムが導入された。さらに、1992年(平成4年)6月にはシステムの高度利用と事務処理能力の向上を目的とした勘定系、対外系、国際系など6つのシステムからなる第三次オンラインシステムが導入された。その後金融機関において、システムの開発負担や、災害リスクの軽減を図るため単独運用から共同運用へとパラダイムシフトする中、行内において検討を重ねた結果、2010年(平成22年)5月6日から基幹系システムは、勘定系をNTTデータ地銀共同センターへ移行した上、バンクアプレケーションは、BeSTAを導入。さらに2014年10月には営業店システムであるBeSTAlincが順次各店舗で稼働が開始されている。2015年2月には全営業店においてCRMシステム及びタブレット端末が導入されている。秋田銀行における法人向けインターネットバンキングは2005年(平成17年)10月17日に開始された。個人向けについては従前はモバイルバンキングとは別契約(対応はiモードのみ)であったが、統合後しばらくして完全有料化されていたが、現在は条件付きで月額利用料無料とされている。支店コードは次のようになっている。窓口での両替は50枚まで無料(受入または引渡で多い方を基準)となる。NTTデータ地銀共同センター移行前は、普通預金・貯蓄預金とも、2月・8月の第3日曜日の前々日である金曜日を決算日として翌土曜日で付与されていたが、移行後は、2月・8月の第3金曜日を決算日として翌日の土曜日に付与されることになる。事実上は付利日はこれまでと同一だが、これに伴って決算日にあたる日がカレンダーによってはこれまでより1週間ずれるケースもあるとしている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。