上郡駅(かみごおりえき)は、兵庫県赤穂郡上郡町大持にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・智頭急行の駅である。JR西日本の山陽本線と、智頭急行の智頭線が接続する駅であり、後者は当駅が起点である。当駅を経由して鳥取方面へ向かう特急列車は当駅から智頭線に入るため、当駅で乗務員交代が行われる。山陽本線では兵庫県で最西端にあり、岡山県との県境にほど近い位置にある。京都・大阪方面からの新快速・快速列車の運行は当駅までである。そのため、アーバンネットワークの路線図も、当駅が「終点」扱いとなっている。近畿統括本部(神戸支社)が管轄する最西の駅であり、列車運用的にも、当駅が折り返し駅である。JRの駅は直営駅であり、相生駅の管理下に置かれているが、地区駅として駅長が配置されている。ICOCAは両会社ともサービスエリア外のため使えない。終戦後すぎには当駅発の定期長距離列車が存在していた。宮脇俊三の時刻表昭和史によると昭和20年9月号には当駅始発・青森行きの普通「507列車」の設定がされており、当駅を6時59分に出発して終着の青森駅には翌日の17時06分の到着(所要時間は34時間7分)であった。この列車は1950年(昭和25年)の急行日本海の列車番号に引き継がれている。なお、隣の三石駅との駅間距離12.8キロは山陽本線の駅間距離で最長である。地平駅舎の有人駅。みどりの窓口及び自動券売機はあるが自動改札機は非設置で、前述の通りICOCA等のカードは利用できないが、2014年よりICOCAが利用できる飲料の自動販売機が設置された。バリアフリー化工事の完成により、新しい跨線橋の運用を開始し、合わせてエレベーターの利用も始まっている。改札外に飲料の自動販売機があり、2番のりば・3番のりばホームには待合室と飲料の自動販売機がある。智頭急行線改札内にも飲料の自動販売機がある。また、トイレは、1番のりばホーム及び改札外に多機能トイレが設置されている。売店は改札外にあったが閉店した。智頭急行線駅舎内(改札外)には水洗式トイレがある。12両対応の2面4線のホームを持つ。1番線が上り本線、2番のりばが中線、3番のりばが下り本線という構成。山陽本線の貨物列車は、上りは1番のりば、下りは3番のりばを通過する。智頭急行線ホームは2・3番のりばホームの西側の切り欠き部にあり、智頭急行駅舎・中間改札で仕切られている。智頭急行線には独自の跨線橋がJR上郡駅舎の岡山寄りにありJR改札を通らずに利用できる。また、2番のりばは当駅で折り返しとなる新快速・普通列車と当駅でスイッチバックを行う特急「スーパーいなば」が使用する。智頭急行線の普通列車は智頭急行のホームを使用する。本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図の表記に従い、岡山方面を黄緑色ので表記しているが、2016年3月ダイヤ改正の時点の実際の旅客案内では運賃表を除いて、アルファベットなしの緑()で表記されている。通常、岡山・鳥取方面からの相生方面行きは1番線、折り返しの相生方面行きは2番線を使用するが、1番線からの当駅始発京都方面行き(西明石駅からは快速)ならびに岡山方面から2番線に入る姫路方面行きが、1日1本ずつ存在する(2014年3月改正ダイヤ時点)。3番のりばの隣にホームのない下り待避線(4番線)も敷設されていて、貨物列車の待機用などに使われている。その隣には留置線も敷設されていて、夜間滞泊に使われている。日中時間帯は1時間あたり2本(1本は当駅折り返し)が停車する。朝の当駅始発・深夜の当駅止まりで大阪・京都方面への「新快速」・「普通」列車(西明石駅から「快速」)が上り4本、下り3本設定されており、始発は5時12分(土曜・休日5時14分)、最終着は0時33分である。この方面で一番遠くは、米原駅経由で大阪近郊区間の北端である近江塩津行きの新快速も出る(土曜・休日朝6時44分発)が、当駅始発の8両は米原行きの編成である。ただし、それ以外の時間帯の大阪・京都方面の列車は赤穂線播州赤穂方面に出入りするため、当駅に乗り入れる姫路方面の列車は相生駅または姫路駅で折り返す列車が中心となっている。JR神戸線の大阪駅を発着する列車で最も遠い発着駅となっている。普通列車は、大原・智頭行きが大半であるが、当駅8時40分発は、因美線に乗り入れて鳥取駅まで運転される。鳥取駅から当駅まで運転される普通列車はない。兵庫県統計書によると、2014年度の1日平均乗車人員(JR西日本)は2,949人である。近年の1日平均乗車人員(JR西日本)は以下の通りである。1990年代中途までは弁当の販売があった。※両事業者の路線を直通する特急「スーパーはくと」「スーパーいなば」の隣の停車駅は列車記事を参照してほしい。
出典:wikipedia
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