海老津駅(えびつえき)は、福岡県遠賀郡岡垣町海老津駅前にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。岡垣町唯一の駅である。日中に数本、福岡方面発海老津行が設定されている。かつては全ての快速(初代)が停車していたが、特別快速との統廃合時に快速停車駅から外された。一時期は全ての快速が通過していたが、現在は朝8:30以前と、夕方18:30以降に当駅を通る快速が停車している。自動放送は簡易詳細型で「●番乗り場に●時●分発、●●列車●●行きの到着です。危険ですから、黄色い線の内側でお待ちください。」という形式である。金比羅山の中腹にあり、初代の駅舎と駅前広場は市街地から13mの高さがあった。この初代駅舎は、駅前広場が約600m²と狭くてバスが乗り入れられず、バス停が離れていた。ため、広場や国道からの取り付け道路の拡張整備を行うことになり、1988年(昭和63年)12月6日から新駅舎と新駅前広場と取り付け道路の供用が開始された。新駅舎は鉄骨平屋建てで、改良整備の際に駅前広場の拡張部分の嵩上げを約7mとしたため、約6m掘り下げられた位置に建設された。しかし、駅のプラットホームは従来のままであったことから、駅舎とホームを地下道で連絡することになった。(かつては跨線橋であった。)JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口が設置されている。駅前ロータリーに西鉄バス波津線と岡垣町コミュニティバス(通称ふれあい)が発着する無人の停留所が設置されている。駅の建て替えにより駅への車の乗り入れができるようになったため駅前に停留所が設けられた。かつては当駅の約400m北側、県道287号線沿いにあった海老津バスセンターよりバスが発着していた。海老津バスセンターの跡は「海老津」停留所となり待合室や折返場が残る。現在の停留所からは天神、黒崎行きの急行バスも発着していたが現在は廃止されている。開業時の地名(遠賀郡岡垣村字海老津)が由来。「海老津」の「海老」は「曲がりくねった台地」、「津」は「港」を意味し、この地が曲線系の台地に設けられた川港の町であった事を表している。「岡垣町」の前身であった「岡垣村」は1907年に「岡県(おかがた)村」と「矢矧(やはぎ)村」が合併して出来た村だが、「矢矧村」は村の名前を残せなかったため、当時の遠賀郡長は「矢矧村」側の住民に配慮するためにあえて駅名を「岡垣」にはせずに「矢矧村」の中心地だった「海老津」を駅名にしたと言う。遠賀郡合併案が提出された時には海老津駅を西遠賀駅に改名する案もあったという。開業初日の利用者は3人であったが、昭和30年代には毎年対前年比で約10%の利用者増加が続き、1964年(昭和39年)度には一日平均乗降人員約6,200人と増加した。
出典:wikipedia
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