『スーパーマリオランド』(Super Mario Land)は、任天堂がゲームボーイで発売した横スクロールアクションゲーム。販売本数約419万本で、ゲームボーイソフト史上売り上げNo.2(1位は『テトリス』の424万本)。初代ゲームボーイ発売時のローンチタイトルでもある。後のマリオシリーズにも登場するキャラクター「デイジー」の初登場作品である。また、『スーパーマリオランド2 6つの金貨』『スーパーマリオランド3 ワリオランド』へと続くシリーズの名称でもある。シリーズ全体についてはマリオランドの項目を参照。このゲームは基本的に横スクロールアクションゲームであり、全体的なシステムは『スーパーマリオブラザーズ』に似ている。プレイヤーはマリオを操作し、待ち受ける敵を倒しあるいは避け、右へ右へと進んでいき(『スーパーマリオブラザーズ1』・『2』同様、左へスクロールを戻すことは不可能)、各エリアのゴールにたどり着くのが目的である。ゴール地点には上下2つの入り口があり、上のゴールに入った場合にはボーナスステージ(マリオの残り人数が増えるなど)に挑戦できる。上のゴールへ行くには落ちるブロックを踏み台にしたり、ゴール以前の区間から上層部を進む方法など様々でかなりのテクニックが必要な場所もある。各ワールドは3つのエリアに分かれている。3つ目のエリアには各ワールドのボスが待っている。シューティングゲームの様式になっているステージもある。3つ目のエリアのクリア条件は、ボスを倒したかどうかに関係なく、奥にあるスイッチを踏むことである。また、クリア時に必ずボーナスステージに挑戦可能。ただし最終ステージのみスイッチがなく、ボスを倒すとそのままラスボスであるタタンガ戦に突入する。他のマリオシリーズのアクションゲームと比較して珍しい点として、甲羅を蹴るなどの敵を使ったアクションが一切ないことが挙げられる。エリアが計12しかないこともあり、ワープして近道(短縮)をする要素もない。ゲームボーイ初期(これに関してはローンチタイトル)でもあり、当時の技術では再現できなかったことがうかがえる。高得点を稼ぐとゲームオーバーになった時にコンティニューできるのも特徴。10万点ごとにコンティニュー回数が1回追加され、タイトル画面でキノコのカーソルを動かして「CONTINUE」を選べばそのステージから再開できる。ワールド2-3と4-3は強制スクロールのシューティングステージとなっており、乗り物に乗って進むことになる。通常時との違いは以下の通り。乗り物の名前は以下の通り。どちらも操作方法やゲーム内の仕様に関しては共通。画面ずらし等のバグ技が多数発見されているが、中でも有名なのが、2-3と4-3のシューティングステージで、マリオが左端から右端へ移ってしまうバグである。これを使うと、通常では入れない壁の内側に入ったり、ボスを倒さずに扉の裏側へ行くことができてしまう。タタンガを倒すとタイトル画面のキノコがマリオに変わり、裏面に進める。ステージ構成は変わらないが敵と障害物の数が多くなる。ボス戦ではタマオーが2匹に増える以外は通常と同じである。裏面をクリアするとタイトル画面でステージセレクトが可能になる。選択できるのは裏面のみで、表面に戻ることはできない。ピラプト王国・ミューダ王国・イーストン王国・チャイ王国から成るサラサ・ランドと呼ばれる世界があった。ある日、サラサ・ランドを征服する事を企む宇宙怪人タタンガが空から現れた。タタンガは各王国の住民たちに宇宙催眠をかけ、思うがままに操り、あっという間にサラサ・ランドを乗っ取ってしまった。さらにサラサ・ランドの姫デイジー姫も連れ去ってしまった。このことを知ったマリオはデイジー姫が捕らえられているというチャイ王国を目指す。無敵状態でも倒せない障害物。 ゲーム誌「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.72点(満30点)となっている。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ゲームボーイ オールカタログ」では、「このゲームには、今までのシリーズにはなかった、マリオのシューティング面が入っているぞ。それだけでなく、マリオの残り数が増えるボーナスステージも新しく加わっている。各ワールドのボスも、クッパではなく、オリジナルのボスになっているぞ。もちろん、水辺を進む面、地下を通る面、隠しコインのある面など、今までのシリーズにあった面も、豊富に取り込まれている。液晶画面のことを考えて作られているので敵やトラップはやや簡単になっている」と紹介されている。ワールド1-3,3-2,3-3のBGMは『大乱闘スマッシュブラザーズX』に採用された。『コミックボンボン』で、本作のコミカライズ版が本山一城によって連載されているが、ゲームには出てこないピーチ姫、メカクリボー、ナンチャン道士、ナンキンくん、ミンメイ、スーちゃんなども登場する。なおスーパーマリオランド本編に関しては第1巻のみで終了し、第2巻ではテトリス、第3巻では三大スポーツ(ゴルフ、ベースボール、テニス)、第4巻ではクイックスとソーラーストライカーを扱っている。
出典:wikipedia
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