『アルスラーン戦記』(アルスラーンせんき)は、田中芳樹による日本の大河ファンタジー小説。作中の各名称は基本的にペルシア語となっているが、ルシタニアに征服されたパルスを奪還するまでを描いた第一部(1 - 7巻)と、ミスルやチュルクといった隣国やかつてパルスを震撼させた蛇王ザッハークとその眷属たちとの戦いを描いた第二部(8巻 - )で構成され、全16巻(第1部7巻、第2部9巻)となる予定。1986年に1巻が発売されて以降、1992年に発売された9巻までは年間1 - 2巻のペースで順調に刊行されていたものの、10巻は1999年、11巻は2005年の発売となり、6 - 7年の期間が空いた。それ以降は1 - 2年に1巻のペースで刊行されていたが、2008年に13巻、2014年に14巻とまたスローペースに戻っている。1 - 10巻は角川書店の角川文庫より発売されていたが、現在は品切れ・重版未定(事実上の絶版)となっており、その分は光文社のカッパ・ノベルスから2巻1冊の新装版として刊行されている。11巻以降はカッパ・ノベルスから1巻1冊で刊行され、光文社文庫からも第1部に当たる7巻までが刊行されている。著者である田中芳樹は、あとがきなどで「貴種流離譚を反転させて物語の発想とした」ことを語っている。下記に、小説の巻ごとにあらすじを記載する。 (カッコ内は、原作小説の巻数、荒川弘の漫画版コミックスの巻数とする)松竹配給で、2度劇場版が作られている。パンフレットによれば、1年1作ずつの構想であったが、角川書店の分裂騒動などもあり、頓挫した。以下OVAにて4作が続いた。2015年4月より、下記の荒川弘版の漫画を原作として、テレビアニメ『アルスラーン戦記』がMBS・TBS系列日曜17:00枠にて放送された。全25話。基本的に2Dでの作画だが、戦争シーンの兵士モブや武器は3DCGによるトゥーンレンダリング描写を用いている。当初より漫画を追い越す予定で制作され、11話以降はアニメスタッフが荒川弘版をイメージして脚本・構成している。漫画に未登場の主要キャラクターは荒川が連載に先駆けてベースとなるデザインを提供した。第1期は原作小説の文庫1巻から4巻までの内容である。2016年7月より、第2期『アルスラーン戦記 風塵乱舞』(アルスラーンせんき ふうじんらんぶ)が、原作小説の文庫5巻・6巻の内容を基に、MBS・TBS系列日曜17:00枠にて放送された。全8話。荒川弘はまだ原作小説2巻相当を連載中のためキャラクターデザイン原案と監修を担当し、夏服の衣装は小木曽伸吾がデザインした。また、スピンオフ短編『企業戦士アルスラーン』(きぎょうせんしアルスラーン)がYouTubeにて配信された。3期については未定だが、「皆さんが盛り上がってくだされば、すぐ3期が決まるかと思います!」(上江洲誠)、「荒川先生の原作ありきの作品なんで、最後のところは荒川先生の終わり方と同じように我々もしたいですし、そういう意味でいつお目にかけられるのかまだ全然わからないのですが、それでもやっぱり王都奪還はしたいですね。」(阿部記之)、「物語を最後まで描き切ってほしいなという気持ちは、僕も浪川さんと同じです。(中略)原作が完結したあかつきには、そこまでアニメ化されたらうれしいです。」(小林裕介)などの発言がある。(出典:)(出典:)YouTubeで公開の短編Webアニメ。第2期第2巻の映像特典として未公開話を含む全6話を収録。第2期公式サイトで期間限定配信の朗読劇。全4話。2016年7月17日に全話配信終了。また2016年7月9日には「『アルスラーン戦記 風塵乱舞』朗読劇&先行上映会イベント」が開催されている。カドカワカセットブックとして、1988年から順次発売された。第一部はアニメより前に製作が開始されたため、担当声優が一部異なっている。第一部の主な声優は以下のとおり。『銀河英雄伝説』の朗読の制作を行っている株式会社アールアールジェイより、朗読サイト「kikubon(キクボン)」にて『アルスラーン戦記』の朗読が発表されている。読み手は下山吉光であり、田中芳樹公認の朗読作品として発表されている。第15巻の「戦旗不倒」は最新刊刊行後2週間で作品が公開された。2016年6月時点で、外伝として発表されている「東方巡歴」まで全ての既刊本全てをオーディオブック化している。読み手は銀河英雄伝説と同じ下山吉光による独唱で行われている。中村地里の作画で『ASUKAファンタジーDX』(角川書店)にて連載された。第一部が単行本全13巻で発行されている。4巻以降は小説1冊をコミックス2冊にまとめることに変更された。荒川弘の作画で『別冊少年マガジン』(講談社)2013年8月号より連載中。田中は以前から荒川作品の読者であったが、荒川は仕事の依頼がくるまで田中作品に目を通したことがなかった。しかし何故か「荒川はアルスラーンの大ファンである」という噂があり、講談社編集者がその噂を鵜呑みにしたままコミカライズ企画を荒川に持ちかけたという、奇妙な縁で連載が始まった。原作の世界観や人物像などはそのままに、重要人物の登場を早めるなどの改変が施され、残酷な描写を含みながらも掲載誌に合わせて少年漫画らしい作風になっており、アルスラーンの年齢相応の少年らしさが強調されている。第一話に関しては完全オリジナルの前日譚となっている。田中は特に指示を出さずに「続きを楽しみにしているんです。だから、事前にチェックするなんてもったいない。あんまり面白いから、この漫画をノベライズしたいくらいですね(笑)」と、総て荒川に委ねている。キャラクターデザインはカッパ・ノベルス版の装画担当者・丹野忍のイラストがベースとなっている部分が多い。例としては、ダリューンの筋肉が浮き出たような意匠の鎧やポニーテール状に高く結い上げた髪、ファランギースの露出度の高い衣装や前髪をつくらずに長い髪の分け目を額の中央から流している姿など。前述のとおり、テレビアニメ版の絵は荒川が作画する講談社版をベースに作られている。単行本の売上は既刊3巻で累計200万部を超えている。2015年10月17日、タカラトミーよりボードゲーム『アルスラーン戦記 ボードゲーム 盤上演義』が発売された。ゲームデザインはホビージャパンの景山太郎が担当した。キャラクター(各種固有能力あり)・イベント(正負どちらかの事象に関わる効果)・パルス(味方軍への指示に関わる効果。イベントカードの効果発動前に割込可能)の各カードを操り進行して行き、敵部隊コマが五個存在するマスを4つ未満でそれぞれの勝利条件を満たすと勝ち。プロモーションの一環として出演声優4人(小林・浪川・安元・花江)がstage3をプレイしており、その動画(全4章・youtube動画)を公式サイトで見ることが出来る。
出典:wikipedia
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