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巨泉×前武ゲバゲバ90分!

『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』(きょせん・まえたけゲバゲバきゅうじゅっぷん)は、1969年10月7日から1970年3月31日、および1970年10月6日から1971年3月30日まで日本テレビ系列局で放送されていた日本テレビ製作のバラエティ番組である。放送作家出身者である大橋巨泉と前田武彦の掛け合いで進行する生放送パートと、事前収録したショートコントのパートで構成。録画撮影によるナンセンスなショートコントを、アイキャッチで挟んで矢継ぎ早に繋いでいく演出手法を採っていた。番組自体は、当時アメリカNBCで放送されていたコント番組『』をモデルにしている。ハナ肇の「アッと驚く為五郎」や巨泉の「うーしししし」は流行語にもなった。毎回150本とも言われた多くのショートコントを繋いでいくという演出手法は、「大人はコマーシャルの時間になるとトイレに行くが、子供は逆にコマーシャルの時にテレビの前に来る。なら本編はコマーシャルのような流れにすればいい」と言う考えによるものだった。予算をふんだんに掛け、制作時間をたっぷり取り、収録中に一度でもNGを出したネタは二度と収録しないといった、豪華な造りであった。放送作家陣が作り上げるネタの台本は、ディレクターの一人である齋藤太朗によれば「通常の番組の台本がB5版のところ、『ゲバゲバ』の台本はB4版で3センチぐらいの厚さだった」という。当然ボツになったネタも膨大な量に上り、齋藤は「1回分のボツ原稿を積み上げると1メートルぐらいになった」と語っている。進行は台本に完全に忠実でアドリブは一切許されず、一見雑談に見えるような所でも全て台本どおり展開されていた。前田武彦が一言二言アドリブを入れただけで「台本どおりにやれ」と怒鳴られた程であったという。ただし、藤村俊二は当時を振り返った際に、台本を譜面に例えた上で「僕らはそこで、いかにアドリブで演奏するか、という作業が面白かった」と語っており、実際には出演者のアドリブによる演技も多々行われていた部分もあった。基本的に1回の収録には丸二日間を費やしていたが、1日の収録では約100本のギャグを収録し、セットチェンジや照明の直し・リハーサルを含めると1本録るのに約7分かかる計算であったため、休憩を考慮に入れずNGが全く無かったとしても最低で11時間半はかかるという長丁場であった。後に大橋巨泉は日経BPのインタビュー記事(2006年1月27日付)で「ゲバゲバでもアドリブを言っていいのは僕と前田(武彦)さんと欽ちゃん(萩本欽一)だけだったんです」と語っている。プロデューサーの井原高忠はあまりの手間のかかりように「あんな番組はバカバカしくて俺達が若返らない限り誰もやろうとする奴はいないだろう」と後に述べている。ディレクターの齋藤も当時の井原の様子を「サブコン(副調整室)でブドウ糖を打ちながら、酸素ボンベを脇において、酸素を吸いながらやってた」「(スタッフへの指示のため)とにかくしゃべり続けてないといけないから、酸欠になっちゃうのだ」と回想しているところからも、その過酷さがうかがえる。3回目となる1969年10月21日放送分では、生放送部分に新宿駅前で全学連がデモ行進する模様(10.21国際反戦デー闘争 (1969年))を挿入し、スタジオの巨泉・前武と小田急百貨店屋上からリポートする久保晴生(当時日本テレビアナウンサー)との掛け合いも放送された。この番組の後、『ゲバゲバ一座のちょんまげ90分!』というタイトルに変更し、内容を時代劇風にアレンジした番組が作られている。さらに、1982年3月30日にリバイバル作品『ゲバゲバ90分!+30』が製作された。また、この間の1976年4月29日には、日本の当時のアイドル歌手・野口五郎と、アメリカの操り人形「マペット」による特別版『輝け!五郎・マペット ゲバゲバ90分!』が、同局の『木曜スペシャル』で放送された。この番組はナイターオフ編成の番組で、プロ野球ナイター中継がある時期には放送されなかった。その間は代わりに、ギャグの部分だけを選り抜いた再放送番組『巨泉×前武ゲバゲバ30分!』(1970年4月 - 1970年9月、日曜 14:00 - 14:30)と『巨泉×前武ゲバゲバ60分!』(1971年4月 - 1971年9月、日曜 12:15 - 13:15)が日曜の昼下がりに放送されていた。双方ともタイトルに「巨泉×前武」を冠しているが、大橋巨泉と前田武彦による司会パートは無い。このうち『ゲバゲバ60分!』は、神奈川県横浜市にある放送ライブラリーで1本分が公開されている。「ゲバゲバ」は小林信彦が命名。「ゲバゲバ」の「ゲバ」は、当時の学生運動などで国家権力に対する実力闘争を表す言葉として多用されたゲバルト(独:、暴力)に由来する。当時既に低予算・タレント任せの安易な企画で粗製濫造されていたテレビバラエティ番組に対する警鐘として「ゲバルト」を用いた。小松方正、宍戸錠、常田富士男、藤村俊二、萩本欽一、坂上二郎、大辻伺郎、熊倉一雄、朝丘雪路、松岡きっこ、小川知子、岡崎友紀(第2期のみ)、うつみみどり(現・うつみ宮土理)(第1期のみ)、吉田日出子(第1期のみ)、野川由美子、宮本信子、沖山秀子(第1期のみ)、小山ルミ、キャロライン洋子(第2期のみ)、ジュディ・オング(第1期のみ)、太田淑子(第1期のみ)、七海水帆子、野呂圭介(第1期のみ)、石崎恵美子(第1期のみ)、左卜全(詳細不明)、ハナ肇アイキャッチなどのこの番組で流れるアニメーションは木下蓮三とスタジオロータスが制作(スタジオロータス設立前に木下が所属していた虫プロダクションも制作に関わっている)。主に登場したのは「ゲバゲバおじさん」と呼ばれるキャラクターだが、関係者の話によると、ゲバゲバおじさんのモデルは木下本人であるという。その後、木下蓮三とスタジオロータスは後に『カリキュラマシーン』などのアニメーションも制作した。アイキャッチで「ゲバゲバおじさん」がアカンベーをする時のサウンド・ロゴ「ゲバゲバ“ピィーッ”」の「ピィー」は、アポロ11号の交信音(“Go Ahead”の信号)からとっている。後にNTTドコモのPHS「ドラえホン」のCMでパロディ化された(当時ドラえもんでドラえもん役をやっていた大山のぶ代自身が声をあてた)。宮川泰の作曲した印象的な行進曲調のオープニングテーマは、1998年にバップより『ゲバゲバ90分!!ミュージックファイル』としてCD化された。また、CMやテレビ番組のBGMに使われていることもある。長年にわたって当時のVTRがあまり残っていないとされてきたが、日本テレビが東京都千代田区麹町の旧社屋から東京都港区汐留の現社屋「日テレタワー」への移転作業で倉庫を整理していたところ、本番組の旧式ビデオテープが発掘された。これを受けて日本テレビの技術スタッフが映像の修復作業を試み(修復を担当したのは現在でも旧型機材を保有する有限会社レトロエンタープライズ)、再生に成功。2009年4月22日には、この時に得られた映像を集めたDVD-BOX『巨泉×前武 ゲバゲバ90分!傑作選 DVD-BOX』が前述のバップから発売された。またこれに先立ち、同年4月19日(日曜) 14:00 - 15:00 に日本テレビで『あの伝説のお笑い番組がよみがえる!巨泉×前武のゲバゲバ90分!』というスペシャル番組が放送された。司会進行役を務めたのは中山秀征と夏目三久(当時日本テレビアナウンサー)で、他にアンジャッシュと大島麻衣が出演した。

出典:wikipedia

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