秩父地方(ちちぶちほう)とは、秩父山地に囲まれた埼玉県の地方である。同県の最西部に位置し、概ね秩父市と秩父郡の地域である。埼玉県を横断する荒川の上流部であり、秩父盆地が広がる。秩父市中心部などには、荒川の浸食作用による河岸段丘がみられる。秩父山地に四方を囲まれており、東京都・山梨県・長野県・群馬県に接している。地域での主な交通手段としては、道路は国道140号彩甲斐街道・国道140号寄居皆野有料道路・国道299号など、鉄道は秩父鉄道秩父本線、西武鉄道西武秩父線である。古代、良質の馬産地、銅産地であり、知々夫国造が置かれたり、また坂東八平氏のうちの秩父氏を輩出するなど、昔から開けていた地域である。なお、秩父地方に関わる日本史上の事件として、以下のものが挙げられる。諸説あり、国造知知夫彦命由来説、秩父に多いイチョウの木の古語「チチノキ」起因説、鍾乳洞の鍾乳石の別名乳石(ちちいし)由来説、アイヌ語「チチブ(冷やかな清水の意)」説、「千千峰(峰が多いの意)」説、父母を意味する「ちちぼ」説、など。秩父地方は中央高地式気候の特徴を持つ。盆地及び山地であるため、一日のうちの寒暖の差、冬と夏の気温差が非常に大きく、他の埼玉県の地域とは異なる気候である。冬の寒さは埼玉県の他の地域と比較しても厳しくしばしば雪となり、秩父市にある気象台で10cm以上の積雪を記録することもある。また、夏の気温はかなり高く埼玉県の他地域と同様猛暑日も見られるが、湿度が低く、熱帯夜になることもほとんどないためすごしやすい。天気予報においても「埼玉県南部、埼玉県北部、秩父地方」として独立で紹介されることが多い。また、秩父市中心部の荒川東岸において、午前中に荒川から武甲山に向かって吹く風を川風(かわかぜ)、午後に武甲山から荒川に向かって吹く風を山風(やまかぜ)という。行政的な管轄では「秩父県税事務所」や「秩父県土整備事務所」など、この地方を管轄する県の出先機関は秩父市にある。ただし、東秩父村においては税務行政(税務署・県税事務所)を除く国や県の機関の所轄は東松山市及び比企郡に所在する機関が管轄している。秩父地方には神社仏閣が多く、祭礼の回数も多い。年間400以上あると言われている。盆地であるため日照時間が少なく色白美人が多い。秩父美人として知られる。
出典:wikipedia
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