福山駅(ふくやまえき)は、広島県福山市三之丸町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。福山市の中心駅であり、駅のすぐ北側には福山城があり、ホームからもその姿を眺められる。新幹線は「のぞみ」や「さくら」が停車するほか、陸路では駅南北口より長距離高速バスが多数設定されており、広島県東部と岡山県井笠地方を結ぶ広域都市圏のターミナル駅である。また、西瀬戸自動車道を経由し、芸予諸島の島々や愛媛県松山市・今治市行きの高速バスも発着しているため、本州から四国への乗換え駅としての機能も持っている。山陽新幹線と、在来線における当駅の所属線である山陽本線、当駅を起点とする福塩線が乗り入れている。井原鉄道井原線の列車は神辺駅から福塩線経由で朝夕3本乗り入れている。JR貨物は山陽本線のみ第二種鉄道事業免許を有している。山陽新幹線は東京駅発着の「のぞみ」、新大阪駅発着の「さくら」と「こだま」(一部岡山駅発着)が1時間あたり1本ずつ設定され、朝夕は「ひかり」も停車する。東海道・山陽新幹線相互直通の「ひかり」はすべての定期列車が停車する。九州新幹線の「さくら」は上り1本と臨時を除き全て停車する。当駅から上り東京方面と下り博多・熊本・鹿児島中央方面へは直接アクセス可能。山陽本線の岡山駅 - 当駅間の快速「サンライナー」の始発・終着駅である。在来線はICOCAの利用エリアに含まれている。なお2016年春より、新たに自動発車案内システムと当駅を起点に、当駅-岡山駅間、当駅-三原駅間、当駅-府中駅間にそれぞれ別の路線記号とラインカラーが導入された。福山駅は山陽鉄道の駅として、1891年(明治24年)に福山城の三の丸南側を東西に横断するように建てられた。そのため現在まで城から最も近い駅と呼ばれているが、正確には城内そのものである。現在のコンコースが二の丸正門である鉄御門及びその外枡形のあった場所である。1935年(昭和10年)には、駅北側の両備福山駅から北に延びていた両備軽便鉄道が国有・準軌化に伴い、西から迂回する形で福山駅に引き込まれた。また、これに関連する駅施設拡幅により、二の丸南側も削られ現在の福塩線は二の丸櫛形櫓・鉄砲櫓跡に敷設されている。当駅は、1891年に福山城の三の丸や内堀・外堀の一部を埋め立てた跡にできた。1975年の山陽新幹線開通にあわせて在来線の高架工事と、その上に新幹線高架設置工事を行ったため、重層式の3層構造高架駅となった。3階が新幹線ホーム、2階が山陽本線・福塩線(井原鉄道直通含む)ホーム、1階は駅ビル・コンコース・自由通路となっている。この3層構造の高架は駅構造を複雑化し、新幹線から在来線への乗換えには一度1階まで降りなければならないが、乗換えのためのエスカレーターが完備されている。新幹線開通時には階段を利用した乗換え口があったが、新尾道駅開業時に廃止になった。しかし金光教への臨時列車設定などの際は階段途中で新幹線下りと3・4番線、新幹線上りと5・6番線に直接接続できる臨時通路が設置されることがある。福山城と市街地に挟まれているため、駅をこれ以上拡張する余地はほとんどない。直営駅であり、山陽本線の新倉敷駅 - 糸崎駅間の各駅、福塩線の当駅 - 府中駅間の各駅と、山陽新幹線単独駅である新尾道駅を管轄するせとうち地域鉄道部が構内に置かれている。当駅はその中の管理駅として大門駅 - 当駅と福塩線(府中駅に当駅助役相当の地区駅長配置)を管轄している。新幹線改札は2005年に、在来線改札は2007年5月に自動改札化され、同年9月1日からはICOCAのサービスを開始した。バリアフリー対策として2007年3月に新幹線ホームへ、2008年3月には山陽本線ホームへのエレベーターが利用開始され、同年10月12日から福塩線ホームにも使用開始された。また当駅は利用客が多いにも関わらず改札口が一カ所しかないため、2008年に自動改札機の増設工事を行った。駅ビルのサントークは高架橋の耐震補強工事により2007年7月より一旦閉店され、同年11月1日より「さんすて福山(サンステーションテラス福山)」として再オープンした。2014年(平成26年)3月28日にはさんすて福山の増築工事が完了し、駅南口のイメージが開業以来大きく変化した。。また、合わせて山陽本線ホームにある待ち合いベンチが増え、多くの利用客が使用できるようになった。新幹線は、16両編成対応(ホーム長410m)の相対式ホーム2面2線(内側に上下通過線2線を挟む)を有する高架ホームである。構内は博多方向に向かって右方向に半径3,500mの曲線を描いている。在来線は2階に島式ホーム3面6線を持ち、基本的に1面ずつ山陽本線下り、山陽本線上り、福塩線と割り当てられている。3番のりばは当駅始発の列車の折り返し(上り列車は福山新幹線保線区の近くで下り線に転線して逆線運転)や工臨・トワイライトエクスプレスを使用したツアーや長時間待避の下り普通列車などの停車などに使われ、4番のりばは三原・広島方面の下り列車、5番のりばは笠岡・倉敷・岡山方面の上り列車、6番のりばは快速サンライナーや当駅始発の普通列車が入線して折り返し(下り列車は当駅の東400mで上り線に転線して逆線運転)運転を行う他、長時間待避の普通列車の停車に使われる。かつては金光教の団体列車なども入線した。福塩線は7・8番のりばを使用するが、上り方向で山陽本線上り本線と接続している。山陽本線と福塩線を直通する普通列車や、早朝の当駅始発列車は7番のりばを使用する。かつては当駅の東福山側に分岐点、両渡り線があったが3・4番のりばから上り本線へのポイントは現在、撤去されているため、上り方向からの折り返しは6・7番のりばで行っている。在来線ホームでは季節ごとに変化する接近メロディーが導入されている。メロディーは全のりば共通である。また、上記メロディーが鳴り終わった後は、JR西日本標準メロディーが続けて流れる。(2012年5月現在)2016年頃からJR貨物の車扱貨物取扱駅として扱われている。不定期列車ではあるが、東福山駅との間でレール輸送の高速貨物列車が当駅まで運行されている。など多数主な駅弁は以下の通り。1日平均の乗車人員は以下の通りである。中四国地方では広島駅・岡山駅に続く第3位。福山城がすぐ側にそびえ立つ。福山城の敷地内にはふくやま草戸千軒ミュージアムやふくやま美術館などが存在する。南口は古くから福山市中心部の一部として開けており、福山市役所など行政機関、広島銀行を始めとして多くの金融機関が出店している他、天満屋福山店などの商業施設も立地している。1961年に建設された福山繊維ビルが、老朽化により再開発事業が行われ、アイネスフクヤマが2011年2月に完成した。中国バス「薮路住宅前」バス停下車、徒歩数分の山陽自動車道千田バスストップからは鳥取行き(日本交通 (鳥取)・日ノ丸自動車)の高速バス(メリーバード号)が発着していたが、山陽自動車道から中国自動車道への経路変更により、千田バスストップを経由しなくなった。(ただし、福山駅を経由する高速バスのうち、因島・松山・広島空港・広島・福岡(博多)行きは発着している。)1914年(大正3年)7月21日 に開業した両備軽便鉄道の始発駅。福山城東外堀を埋め立てた地に設置され、現在はコンビニエンスストアや駐車場などになっている。駅舎は平屋建て北側には車庫が建てられている。1935年(昭和10年)、福塩線の新線切り替えにより、福山駅に統合、廃止された。そのため、当時の面影は残っていない。
出典:wikipedia
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