大地はジャストシステムが開発・販売していた、大型のDTPシステム。すでに販売終了している。印刷業界向けに 大地Pro、オフィス向けに 大地Office の2系統が発売されたが、出力環境の違いでみると3システムがある。キャッチフレーズは"SuperDTP"で、WYSIWYGの編集環境で組版を行い、イメージセッタやレーザープリンター出力をおこなうことができ、それを版下として印刷工程に回すことができた。接続できるプリンターは専用インターフェースのもののみで、ジャストシステムのロゴと型番がつけられている。ソフトウェアとしてはMS-DOS上で動作するプログラムで、NECのPC-9801などをベースに、専用のボードなどを組み込んだシステムとして販売されていた。同社のワープロソフトの大地対応版の一太郎DTP、図形描画ソフトの大地対応版の花子DTPも搭載され、それらで作成したデータを大地に取り込んでレイアウトすることができた。PostScript が未発達な発売当初には、いずれ必要になれば PostScript にも対応させる構想も見受けられたが、実現することはなかった。Pro System90 ではイメージセッタに応じて、リョービイマジクスの高解像度フォント(本明朝M、本明朝B、ゴシックM、ゴシックB)または日本活字工業の高解像度フォント(日活明朝体、日活明朝体B、日活ゴシック体、日活ゴシック体B、日活正楷書体)が付属した。Pro System70/30 ではリョービイマジクスの基本フォント(本明朝M、本明朝B、ゴシックM、ゴシックB)、Office では自社ブランドのJS明朝、JSゴシックなどが付属した。オプション書体として、リョービイマジクス書体(本明朝、ゴシック、シリウス、ナウ)、日本活字工業書体(明朝体、ゴシック体、正楷書体、教科書体、丸ゴシック体)、ライノタイプの欧文書体などを扱うことができた。オプションで写研出力用のSAPLSファイルコンバータ、リョービイマジクスREONET出力用のDP350ファイルコンバータも存在し、写研やリョービイマジクスの出力機を使うことで高精細出力にも対応していた。のちにWindowsで動作するアプリケーションとして大地IIが作られた(価格は5万8千円)。これは、大地のデータを読み込めるという程度の互換性を持っていたが、「DTPソフト」という視点で見ると互換性は低かった。
出典:wikipedia
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