新横浜駅(しんよこはまえき)は、神奈川県横浜市港北区篠原町および新横浜二丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・東日本旅客鉄道(JR東日本)・横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の駅である。港町・横浜市の新幹線における玄関口となる駅である。東海道新幹線開業時、在来線である横浜線との交点に当駅が設けられた。当時、当駅周辺は一面の田園地帯であり、横浜線は単線で列車本数も少なく、新幹線も各駅停車の「こだま」しか停車しなかった。しかし、開業後の当駅周辺の発展は目覚ましく、徐々に速達列車の「ひかり」の停車本数が増え、横浜線も複線化されて列車本数が増加し、1985年には地下鉄の駅も延伸開業して横浜市中心部へのアクセスが向上し、さらに1992年3月14日に新登場した最速達列車「のぞみ」の停車本数の増加など、主要駅としての地位は次第に高まり、2008年3月15日からは新幹線の全営業列車が当駅に停車するようになった。駅名の新横浜は地名にも採用されている。また、当駅周辺地区(新横浜地区)は、横浜市における都心(ツインコア)の一つである新横浜都心に指定されており、多くのオフィスビル・ホテルが建ち並ぶほか、横浜アリーナや横浜国際総合競技場(日産スタジアム)からも近い。横浜市の代表駅・横浜駅までは、JR横浜線は快速が3駅、各駅停車が4駅、横浜市営地下鉄は快速がノンストップとなる1駅、普通が5駅である。JR横浜線は、日中時間帯に運行される快速については全列車が横浜駅方面へ直通しているが、各駅停車は朝夕を中心に東神奈川駅で京浜東北線への乗り換えが必要な場合が多い。JR東海の東海道新幹線、JR東日本の横浜線、横浜市営地下鉄のブルーライン(3号線)の3路線が乗り入れている。このうち地下鉄の駅には「B25」の駅番号が付与されている。JR東海・JR東日本の駅は、特定都区市内制度における「横浜市内」に属する。また、東海道新幹線の駅の営業キロは横浜駅を準用している。このため、当駅から東海道新幹線を利用した場合、横浜駅から在来線(東海道本線)に乗車したものと同じキロ数で計算される。新横浜駅の構想は、戦前の弾丸列車計画にさかのぼる。この計画では、横浜における停車駅として「新横浜駅」を横浜線との交点に設ける構想だった。具体的には東急東横線との連絡を図るため、菊名駅付近とする案が最有力だったと言われる。そもそも当駅周辺は鶴見川と鳥山川の合流する河川敷で、鶴見川が蛇行しながらV字型に流れていたため大雨による洪水が大変に多かった。そのため横浜市内ながら水田以外の利用が難しく、かつては広大な田園地帯が残っていた。ラーメン博物館・横浜アリーナ・プリンスホテル・横浜国際総合競技場・労災病院などの施設は駅舎もふくめ、駅開業前まではすべて水田であった。1964年の新横浜駅開業でその田園南部に駅舎が出現したが、開業後しばらく駅前には広大な水田や空き地が広がっていた。新幹線開業当初は、「ひかり」が4時間で東京 - 大阪間を結ぶために停車駅を1 - 2駅に絞る必要があったため、「こだま」しか停車しなかった。しかし、「こだま」しか停車しない東海道新幹線の駅は熱海駅や三島駅のような例外を除き、中央に2本の通過線、両脇に2本以上の待避線を持った構造の物が普通だったのに対し、新横浜駅は当初から「ひかり」の停車駅になることを見込んで名古屋駅や京都駅と同様の島式ホーム2面4線構造で建設されていた。その後、1970年代に入りコンピュータの性能の向上により複雑なパターンのダイヤも組みやすくなったことと、横浜市民や横浜政財界からの強い要望に応える形で、1976年になってようやく「ひかり」が停車するようになった。その後は年々停車本数が増え、1992年3月14日以降は「のぞみ」も停車開始、開業から40年以上が経過した2008年3月15日より全列車が停車するようになった。また、横浜線快速停車駅を決定する際にも当駅は当初通過される予定だった。しかし、快速が新幹線の乗客に利便性をもたらさないデメリットや、新幹線の停車駅なのに快速が通過するのはおかしいという意見により、停車することとなった。横浜線と横浜市営地下鉄は駅の横浜寄りでほぼ直角に交差している。東海道新幹線は両線と斜めに交差している。1987年の国鉄分割民営化以来駅舎はJR東海の所有・管理であるが、業務については1990年代よりJR東日本線ホームと篠原口出改札業務・券売機がJR東日本の担当に移行した。JR全線きっぷうりば(他社「みどりの窓口」とほぼ同様の業務を行っているが、マークや名称を使用していない)はJR東海が営業する窓口のみとなっている。東海道新幹線は島式ホーム2面4線を有する高架駅である。以前は、主本線である2・3番線を200km/h以上で通過する列車があったため、ホームには熱海駅と同形式で開閉時にメロディが流れる可動式安全柵(ホームドア)が設置されている。また、可動式安全柵(ホームドア)の老朽化(1985年設置)およびホーム幅の拡大を理由・目的に2番線(上り)及び3番線(下り)の可動式安全柵の取替が行われ、2番線(上り)は2010年3月末に完成し、3番線(下り)は2010年7月末に取替完了した。なお、1番線(上り)・4番線(下り)は通過する列車がないため転落防止柵のみ設置されている。新幹線ホームは、一部相互発着という手法で列車を入線・出発させている。、平日の9時までに当駅を発車する上りの「のぞみ」と「ひかり」に限り、新幹線通勤者で車内が混み合うのを避けるため、新幹線定期券や自由席特急券で普通車指定席の空席に座ることができる特例措置を採っている。また、朝6時台には当駅始発で広島行きの「ひかり」(N700系で運転)が1本ある(6時00分発)。2008年3月ダイヤ改正以前は新大阪駅発着の一部の「のぞみ」と「ひかり」が通過していた(2001年から2010年のJRダイヤ改正#2008年(平成20年)参照)。このほか、かつては、主本線の2・3番線を「のぞみ」「ひかり」が、待避線(副本線)の1・4番線を「こだま」が使用することを基本としていたが、現在は列車種別と発着番線の間に法則性はない。横浜線は島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。土休日に運転されている特急「はまかいじ」を含め、すべての営業列車が停車する。のりばの番号は東海道新幹線・横浜線の続き番号となっている。北側から以下の通りである。(出典:JR東日本:駅構内図)島式ホーム1面2線を有する地下駅である。ホームは地下2階にある。副名称は「ビックカメラ新横浜店前」。新羽方面にY字型引き上げ線があり、早朝に当駅発着の列車もある。2007年4月21日にホームドアの使用を開始した。駅長所在駅。新横浜管区駅として新羽 - 片倉町間を管理している。上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。1993年3月18日の当駅 - あざみ野駅間の延伸開業までは、1番線は乗車専用、2番線は降車専用となり、電留線を引き上げ線として使用していた。前述のように2014年7月10日 13時03分発の電車より、発車メロディが横浜F・マリノスの応援歌「We are F・Marinos」に変更された。1番線はサビ部分、2番線は歌い出し部分が流れる。改札口は地下1階に2か所。定期券発売所・行政サービスコーナーは地下1階。トイレはそれぞれの改札を入ったところにある。エレベーターはホームと地下1階改札構内を結ぶものと、地上と地下1階改札構外を結ぶものがある。また、ホームにはもう1台、ホームと地下1階の事務室内を結ぶエレベーターがあり、利用する際には乗場前にあるインターホンで係員を呼び出して利用する必要がある。近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り。近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。徒歩5分程度のところに、大規模催事場である横浜アリーナがある。また、2002年FIFAワールドカップ会場の一つだった横浜国際総合競技場(日産スタジアム)への乗降駅でもあるが、横浜線の西隣の小机駅の方が至近である。駅ビルであるキュービックプラザ新横浜がある。地上19階・地下4階建てで、2008年3月26日にオープンした。ホテルアソシア新横浜(2008年4月1日オープン)をはじめ、高島屋やビックカメラなどが入居している。北口のある1階と改札のある2階との間には1フロア分の段差があるため、階段および上下両方向のエスカレーターとエレベーターがある。北口と新幹線改札の間は以前は以下のような状態だった。北口と横浜線改札の間は以前は以下のような状態だった。トイレは1階で、以前あった北口のみどりの窓口奥付近に仮設されている。品川・東京へ専用の券売機が2階新幹線改札口前のみどりの窓口内に設置されている。北口とは対照的に、オフィスや商業施設は非常に少ない。住宅地や空き地が広がる他、新幹線のホームからはキャベツ畑を見ることもできる。篠原口と篠原口改札と間には高低差があるため、階段およびエレベーターがある。北口との間を結ぶ地下通路がある。横浜線の北口改札が1階から乗換改札口のフロアに移動する工事を行った際には、北口在来線改札を封鎖したために、横浜線ホームと北口側を移動する際に、篠原口と地下通路を利用するように案内があった。新横浜駅北口(地下鉄出口4)にあるバスターミナル新横浜駅に、横浜市交通局(横浜市営バス)・神奈川中央交通・相鉄バス・川崎鶴見臨港バス・京浜急行バス・横浜京急バス・東急バスが乗り入れる。バスターミナルは、1 - 5番乗り場・6番降り場で1つの島、7 - 9番乗り場・10番降り場で1つの島、合計2つの島からなる。ただし、6・10番は降車専用で、発車するバスはない。島同士の連絡には横断歩道や階段・エレベーターがある。しかし、1 - 5番乗り場・6番降り場側の歩道橋を結ぶエレベーターは大雨で被災し、2014年3月現在故障中のため利用できない。この他、IKEA港北行きシャトルバスがバスターミナル外の路上から、横浜ラポール行き福祉送迎バスが1・2番乗り場隣の専用ポールから発車する。相鉄と東急との相互直通運転を行うための連絡線であり、環状2号の真下に横浜市営地下鉄ブルーラインと交差するように駅が設置される予定である。完成すると当駅を経由して相鉄線二俣川方面と東急目黒線・東横線日吉方面が乗り換えなしで結ばれ、東京都心方面・県央方面との間の利便性が向上する。完成は2022年以降で、駅構造は2面3線で建設が進められており、中線を使用して当駅始発東急線方面への列車設定や、輸送障害発生時における相鉄・東急双方への折り返し列車の設定ができるようにする計画である。また、新横浜駅第5出入口が同直通線の整備(駅新設工事)に支障をきたすため、隣の空き地への移設工事を行っている。当駅が相鉄・東急両社の接続点(共同使用駅)となり、西谷駅方面が相鉄、日吉駅方面が東急となり、それぞれの運賃が適用される予定である。このため、東急方面から利用する場合は横浜線(菊名駅乗り換え)を介する必要が無くなり、建設に関連する特別加算運賃が適用されなければ運賃面で現在より安くなる可能性が高い。
出典:wikipedia
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